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2012年2月10日(金)

ひとりごとを言うのが癖になるかもしれない……ドラマチックACT『バイナリー ドメイン』プレイレポート

文:電撃オンライン

 どうも、ライターの黒船Mk-II(マークツー)です。先日、2月16日発売のPS3/Xbox 360用ACT『バイナリー ドメイン』の体験版が配信開始となりましたが、皆さんはもうプレイされたでしょうか?

『バイナリー ドメイン』

 『バイナリー ドメイン』は、『龍が如く』シリーズの総合監督・名越稔洋さん率いる“龍が如くスタジオ”が手掛けるサードパーソン・シューターです。ロボットとの熱い銃撃戦が繰り広げられる本作の特徴の1つに、“音声認識システム”というのがあります。黒船Mk-IIは昔、ドリームキャストの『シーマン~禁断のペット~』というマイクによる音声入力で謎生物を育てていくゲームをプレイしていたところ、画面に向かってブツブツ言っている姿を親に見られ、ものすごく心配されたことがありまして……。それ以来、マイクを使ったゲームには軽いトラウマがあるんですよねぇ。

 そんな話を電撃オンラインスタッフのまり蔵にしたところ、「だったらそのトラウマを解消してやんよ!」と言われ、本作のファーストインプレッションをお届けすることになりましたよ!? ……なんか根本的なところで人選ミスがありませんか?

■今年、日本は水没するようです

 そんなこんなで、とりあえずゲームスタート。本作の舞台は2080年の東京。特殊部隊“ラストクルー”に所属するダン・マーシャル軍曹として、条約で禁止されている人間そっくりのロボット“ホロウチルドレン”を開発した天田博士の身柄を拘束するため、日本に潜入することになります。

 なんでも、地球温暖化による海面上昇が深刻化していて、天田博士を含む富裕層は海面から遠く離れた“上層都市”に住んでいるとのこと。しかし日本政府への通告なしで潜入しているため、直接向かうことはできません。そんなわけで、貧困層が住む下層スラムで日本人協力者の助けを借りることに。

『バイナリー ドメイン』 『バイナリー ドメイン』
▲2012年、世界的にの海面の上昇が深刻化。危険を避けるため新たに建造された上層都市に住む富裕層と、かろうじて水没をまぬがれた地域に残った貧困層の二極化が進んでいるとのこと。……あれ、2012年って今年じゃん!

 本作では、時代は違えど実在の東京の街が多数登場します。正直なところ、黒船Mk-IIは渋谷やお台場といったオシャレプレイスには、縁がありません。そんな自分でさえ、「この場所、なんか見たことある」と思うくらいですから、その再現性は高いと思います。画像を掲載するので、よく行かれる人はこちらを見て、ぜひその再現度を確認していただければと。

『バイナリー ドメイン』 『バイナリー ドメイン』
▲そんなわけで、上層都市に向かう途中で通ったレインボーブリッジとスペイン坂の画像です。ゲーム内では貧民層の人々が住んでいるとあって、かなりスラムっぽい感じになっています。

■ダン、うしろ! うしろ!

 かつて下層スラムの住民が上層都市に対して武装蜂起したことがあり、それ以来下層スラムには、対レジスタンス用の治安維持ロボットが徘徊(はいかい)しているとのこと。まずは、コイツらを排除しながら進むことになります。

 今回は、照準を自動で補正してくれる“エイムアシスト”が使えるEASYモードを選択したこともあり、ゲーム自体はサクサクと進行。とはいっても、敵はロボット。頑丈な上に腕や足が1、2本吹っ飛んでも平気で反撃してきます。それどころか下半身が吹っ飛んでも手を使って移動しながら攻撃してくるんですよ! 映画などではおなじみの「倒したと思った敵が生きていて後ろから……ギャー!」というアレです。実際、黒船Mk-IIもよく後ろから撃たれて死にかけました。

『バイナリー ドメイン』 『バイナリー ドメイン』
『バイナリー ドメイン』 『バイナリー ドメイン』
▲巨大ロボットはもちろん、通常の敵ロボットも攻撃を受けると装甲がはがれていきます。壊れかけたメカ萌えの黒船Mk-II的には、かなりうれしい演出です。

 ここで個人的に推しておきたいのが、エイムアシストの絶妙なさじ加減。ある程度の方向は合わせてくれるのですが、自分で微調整する必要があり、自分で狙って当てている感じがするため、「もう少し慣れてきたらアシストなしでプレイしてみようかな」という気持ちにさせてくれます。

→次のページでは、気になる“ボイスコマンド”について紹介!(2ページ目へ)

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