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2012年2月23日(木)

『車輪の国、向日葵の少女』読者投稿企画のコメントを掲載! ファンが未プレイユーザーに伝えたいオススメポイントとは?

文:ごえモン

『車輪の国、向日葵の少女』

 どうも、“2次元世界の美少女に恋をしてはいけない義務”を負ったら、間違いなく1日で強制収容所送りのごえモンです。これが“3次元世界”だったらまったく問題ないんですがね。きっと100年たっても大丈夫!

 さて、これまで電撃オンラインでは、5pb.から発売されるPSP用ソフト『車輪の国、向日葵の少女(以下、車輪の国)』を盛り上げる特別企画を展開してきました。

 そんな『車輪の国』もいよいよ本日2月23日に発売ということで、ついに特別企画第1弾で募集していた読者投稿企画のコメントを掲載しようと思います。本日発売だけどまだ購入を迷っている、名作名作と言われているけど、イマイチ信用できない……。そんな人は、先達たちの愛ある声を聞いて背中を押されてみるといいですよ!

●『車輪の国』未プレイユーザーに伝えたいオススメポイントは?

 少女たちの葛藤がリアルを通り越して生々しいほどに描かれている点が好きです。あらすじにしてしまえば美少女ゲームにありがちなトラウマを乗り越える話にすぎないかもしれません。ですが、その過程に至るまでの登場人物の心情や、文中に散りばめられた伏線が他作品と一線を画すところではないでしょうか。(Archimedesさん)

 エンターテインメント要素をふんだんに盛り込んだ作品。独特な世界観を描いているが、気がつけばあっという間にその世界に引き込まれる。1つ山を乗り越えても、直後に新しい山にぶつかるといった、手に汗握る緊張感の連続。そして主人公の強さと、それ以上に強いヒロインたちの人間ドラマは必見です。最後には衝撃的な展開があるが、それはぜひプレイしてみて体験してほしい。(海老2さん)

 美少女ゲームという語り口で終わらせるには実に、実に惜しい作品。美少女ゲームに新しい可能性をもたらした最高傑作です。世界観、キャラクター、ストーリーの方向性、これらすべてがよどみなく一貫性を保っていて非常にわかりやすいので、どなたでもプレイしやすいと思います。とはいえテーマは重厚で、非常にやり甲斐のある作品です。間違いなくいい意味で裏切られる作品ですね。騙されたと思ってプレイしてみてください。絶対におもしろさに気づくはずです。(とくとかわいい仲間たちさん)

 るーすぼーいさんの描いた『車輪の国』はなんてことのない伏線からいきなりアッ!!と驚く超展開で最後には感動し涙する作品です。車輪の歯車に組み込まれていく理不尽な世の中に抗い、立ち止まり、進む主人公とヒロインにぜひ注目してください。「何が正しいのだろうか」プレイし終わった後ぜひ考えてみてください。(特別高等人さん)

 女の子にもぜひ、オススメしたい良ゲーです! 深く、全体を見据えて考えられた、ハラハラ、ドキドキ……そして、心にすっと染み入る展開を、多くの方に味わっていただきたいです。キャラデザも大好きです!(miya☆さん)

 なんといっても、法月先生の存在感が圧倒的です。常に主人公の上を行き、やり方はどうあれ世の中の厳しさを教える姿はまさしくもう1人の主人公といえます。ギャルゲーだからと避けてはもったいないです。罪とは何か? 義務とは何か? 家族とは何か? を教えてくれます。最後にはヒロインよりも目立ってしょうがない法月先生と主人公の知略を尽くした頭脳戦は見ものです。(地球はまーるいのださん)

 このゲームのおもしろいところは、個性豊かなキャラクターが持つ心の闇、葛藤がユーザーが思った通りに解決しないことです。いい意味で裏切ってくれます。「どうせ助かるんだろう」と思っても助からなかったり、救われなかったり。しかし最後は……と思っても、その最後に辿り着くまでがもどかしく、まさかと思う展開が待ち受けています。これこそシナリオが見せるツンデレといった形でしょうか。圧倒的な現実、覆せない法の中で懸命に生きる若人たちを秀逸に描いた今作は至高の物語といっても過言ではありません。(とっつぁんさん)

 一字一句を見逃せないところです。というのも、いろいろな話が伏線になっていて最後までどうなるかわからないからですね。初めてプレイされる方は多かれ少なかれあっと言わされてしまう、そんなゲームです。(NASTYさん)

 様々な罪を背負ったヒロインたちとの出会い、それを更生させるために奮闘する主人公の活躍! 主人公を監督する教官との駆け引きなど、序盤から少しずつ散りばめられた伏線の数々。さらにその伏線が回収された時の驚きや感動がラストに凝縮されています。プレイしてみるとドップリと重厚な世界観に引き込まれると思います。(Shishiさん)

 最初から複線がいろいろなところにうまく張り巡らされており、普通にプレイしていては気づかないところ。少なくとも私は気づきませんでした。そして最後に複線が一気に回収されて爽快。そして泣ける。特に2章はボロ泣きします。(日向灯里さん)

 “この物語はフィクションです” ですが、間違いなくこの作品にはリアルがあります。(ふみたけさん)

 主人公が住む国には“義務”を負った被更生人と、それらを更生、監視を目的とした特別高等人がいます。主人公は特別高等人を目指しており、最終試験の地で被更生人たちと出会い、それらの“義務”を解いていく物語です。私がやった時の感想は「見事にだまされた!」ですね、だまされない人いるんでしょうかね? 絶対いないと思いますw 難易度は低めで、一本道なので気軽にプレイできますし、コンプリートが楽ですので笑えて泣けて萌えて燃える『車輪の国』をプレイしてもらって絶対アンタに感動してもらいます^^(奏凌さん)

 このゲームのシナリオライターの方は非常に伏線をはるのがうまいと思いますね。あからさまではなく、そつなく入れてきます。なので楽しみ方としては、ここが後に何か関係してくるのかな? と考えるのも1つの楽しみ方なのかなと思います。それから、まあ電撃オンラインさんも“衝撃”という二文字をだされていますが、初めてこのゲームをプレイする方は少なからず“衝撃”を受けると思いますね。非常にお勧めのゲームです。これ以上は完全にネタバレしてしまうのでこの辺りで。(くろいつさん)

 法月のとっつぁんの名言や魅力あふれる各ヒロイン、また世界設定などどれをとっても最高のゲームだと思います。BGM、ボーカル曲ともに高レベルなのも見逃せません。ボイスもばっちりキャラにはまっていて、特に法月のとっつぁんはCVを前提に作ったのかと思わせられます(笑)。(とのさん)

 日本によく似た世界の設定だが、ルールがすごく厳しい世界なので、かなりシリアスな物語になっているが、要所要所では笑えるところや小ネタが挟まれていてすんなり読めておもしろい。(FUMI.comさん)

 本作は主人公とヒロイン、そしてサブキャラクターすべてが個性的で日常の会話の掛け合いがとてもおもしろおかしく楽しいです。しかし、その日常もヒロインたちの背負う義務や環境のシリアスな部分をより引き立て、主人公とヒロインたちの感情がより深く伝わってきます。魅力的なキャラクターたちが送る最高の人間ドラマだと思います。(いざさん)

 泣きゲーは最近多いですが、この作品はただ泣けるだけでなくていろいろと考えさせられます。最初から最後までこのストーリーやキャラクターに深く観入してしまい、時間を忘れてプレイしてしまいました。激しいアクションやRPGもいいですが、柔らかくて暖かい気持ちになりたいのならこのゲームをプレイすべきだと思います。(ぴろりさん)

 名作だ!! ということでプレイしてみたところ、どんどん引き込まれていって気が付いたら朝の6:00とかザラでした(笑)。なんといっても巧妙に作られたシナリオがすごい!! 最後は斜めからぶった切られてしまい「やられた!!」と思いました。この作品の一番の魅力はシナリオもさることながら、少女たちの強さです。作品名の『車輪の国』はヘルマン・ヘッセの『車輪の下で』からもじっているのでしょうが、田舎社会の不条理な規律や義務に置かれながらも、向日葵のように燦然(さんぜん)とまっすぐ太陽に向かって咲いて、強く生きる少女たちに涙しました。この暗い時代でも希望があること、そして「本当の強さとは何か?」を考えさせられます。 (ゆうきさん)

 イラストがかわいいとかストーリー展開が秀逸とか主人公が魅力的(無個性でない)とかいろいろあるのですが、もっともお勧めするのは“登場人物が人間臭い”点です。かわいいだけのお人形ではなく、それぞれとても個人的な葛藤を抱え、ともすればただのワガママとしかとれないような言動……。時にはイラっとすることさえあります。でも、その悩み方や態度が本当の人間臭く、だからこそこちらの感情も揺り動かされるのだと思います。(しぉりんぐさん)

 やはり、オススメする点として世界観が大きいです。ファンタジーや時代モノとはまた違う路線で特別高等人や罪のありかたがなかなか印象的で、まずそこが大きいです。罪人がメインキャラの大半ですが、基本は学園アドベンチャーモノのように明るい展開で、ところどころに出てくる主人公の立場からの試練という、対照的なものが絶妙に折り重なっている点がおもしろい理由だと思います。有葉さんが描くキャラクター自体も魅力の1つだと思います(笑)。(三流めがねさん)

 シナリオはるーすぼーい氏が手掛けており、癖のない文章で楽しむことができ、ゲームの内容としては泣きゲー要素が強い作品だと思います。またストーリーを盛り上げるために必須の音楽も秀逸で、とても奥行き深いものになっています。このゲームで特にオススメするポイントは、伏線のうまさや物語の構成が非常に完成されており、ストーリー重視の方も楽しめる作品であり、グラフィックも特に問題のないレベルで完成しているところです。(ほろ酔い猫さん)

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 「ネタバレは極力避けて!」という難しい縛りがある中、皆さん熱いコメントを書いてくださいました! 本当にありがとございます。レビューで僕が語り忘れたことなどがしっかり入っていたので、今後はレビューじゃなくて読者投稿企画でいいんじゃないかとさえ思えましたよ。

 アンケートでも、多くの方から“いろいろな移植作品で同じ企画を実施してほしい”とご意見いただきましたので、機会があれば良作&名作のコンシューマ移植作で実施していきたいですね。ちなみに、アンケートにはその他にも“5pb.にコンシューマ移植してほしい美少女ゲーム”という質問も用意していました。さすがに『車輪の国』ファンが多く集まっただけに、るーすぼーいさんがシナリオを担当しているヒューマンドラマアドベンチャー第2弾『G線上の魔王』と答えた人が8割ほどでした。『G線上の魔王』が票を集めたからといってどうにかなるとは限りませんが、皆さんからご投稿いただいたご要望については、ごえモンが責任を持って5pb.にお伝えしますよ! 僕も、また取り調べ室のシーンで泣きたいですからね(笑)。

 約2週間と短期ではありましたが、『車輪の国』特集企画にお付き合いいただきましてありがとうございました。ゲームは本日発売ですので、この特集という名の布教活動で少しでも『車輪の国』に興味を持った人は、ぜひお手に取ってプレイしてみてください! ではでは、またどこかでお会いしましょう~。(ごえモン)

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(※若干のネタバレを含むコメントも掲載されています)

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