News

2012年3月1日(木)

ブシロード木谷社長が仕掛ける新作TCGなどのメディア展開! 新日本プロレス戦略発表会という名のリングに潜入

文:電撃オンライン

 続いては、TVアニメ『タイガーマスク』の再放送について。「これはちょっと僕の趣味が入っています」と前置きをしたうえで、これを発表した木谷社長。現在、新日本プロレスのリングでは4代目となるタイガーマスク選手が活躍中ですが、そのデビューのきっかけとなったのが、コミック・アニメで展開した『タイガーマスク』です。この『タイガーマスク』の再放送が、4月6日よりTOKYO MXにてスタート。この再放送の狙いについて木谷社長は「単純に私が見たいというのもあるんですが(笑)。もっと世間に“今、プロレスって流行り始めてるんじゃない? 乗っておかなきゃいけないトレンド?”と思ってもらうためです。そう思ってもらうために、バラエティやアニメなど、いろんな放送媒体・形式で世間に情報提供をしていきたい。その1つなんです」と報道陣に伝えました。

新日本プロレス戦略発表会
▲懐かしのアニメ『タイガーマスク』。木谷社長は「エンディングとか覚えていますか? 今のアニメでは絶対にないような寂しいエンディングなんですよ」と、思い入れを話してくれました。

 この『タイガーマスク』の再放送をはじめ、ブシロード提供枠で放送される『カードファイト!!ヴァンガード』の新作CMが初お披露目に。タレントのDAIGOさんが『ヴァンガード』を覚え、極めていくというストーリーが展開しているこのCMシリーズ。新作の第7弾CMでは、「対戦しませんか?」と肩を叩かれたDAIGOさんが振り向くと、そこには自分と同じ顔をした黒服の男性が! “BLACK DAIGO”と名乗る彼の両脇には、用心棒の真壁刀義選手と中邑真輔選手の姿が……。そして始まるDAIGO vs BLACK DAIGOの戦い。この戦いの先に待つものとは……といった内容になっていました。

新日本プロレス戦略発表会 新日本プロレス戦略発表会 新日本プロレス戦略発表会
▲ついにあのCMの続きが公開! BLACK DAIGOと用心棒・中邑選手、真壁選手の登場には、DAIGOさんもこの表情。橘田さんも登場しますよ。

 会場には、用心棒役としてCMに出演した真壁選手も登場し、制作秘話などを話してくれました。暴走キングコングとしてリング上で活躍している真壁選手が、「DAIGO君? 腰低いしさぁ、スゲーイイヤツだったよね。俺、ビックリしちゃったよ。撮影入ってさ、俺らもリングでスゲー暴れるじゃん。ソレに関してはカメラとかも慣れてるはずなんだけどさ、決まったことをヤレっていうのはスゴイ緊張してさ。でも、いいよね! 俺のさ、表情がさすがだよね」と語ると、木谷社長からは「いや、いかにも悪役って顔ですよ!」と思わず本音がポロリ。すると真壁選手は「アァン!? 俺の顔どう見てもベビーフェイス(善玉)だろ!」とスゴみ、会場の笑いを誘いました。

新日本プロレス戦略発表会 新日本プロレス戦略発表会
▲乱暴な言葉遣いながらも、ベビーフェイスならではの人のよさが垣間見える真壁選手。必殺のキングコング・ニードロップで、多くのライバルを破ってきました。▲小気味いいやりとりで会場をわかせた2人。真壁選手は「木谷ちゃんとさ、1時間、2時間ぐらい話したじゃん。そん時にさ、この人スゲープロレス知ってんなって思ったんだよね。この人さすがだなって気持ちが芽生えたよね」と、木谷社長を持ち上げたかと思えば「あとで控え室でまた落とすから大丈夫」と続けました。

新日本プロレス戦略発表会
▲真壁選手の印象を聞かれた三森さんと橘田さん。橘田さんは「私は一緒にCMに出演させていただいたんですけど、真壁選手、優しい方でした!」、三森さんは「今日はじめてお会いしたんですけど、ホントに……悪役って感じで(笑)。すごいカッコよかったです!」と話してくれました。これには暴走キングコングもニヤリ!?▲CM発表のラストには、真壁選手が入場時に持ってきたチェーンで木谷社長を拉致。舞台袖に連れて行かれた木谷社長の運命は……!?

 続いての発表は、新日本プロレスの選手のフィギュアについて。ここで木谷社長にゲストとして呼び込まれたのは、グッドスマイルカンパニーの安藝貴範社長。安藝社長は、ブシロードの新日本プロレス子会社化が発表された直後、木谷社長から「フィギュア化よろしく!」との電話をもらったそうです。

新日本プロレス戦略発表会
▲「重い! ビックリした!」と、真壁選手のチェーンを巻いて登場した安藝社長。3人の迫力に、「これは……ちゃんと作らないと、僕がエライ目にあいそうですね!」と気を引き締めるコメントをしていました。

 さらに会場には、フィギュア化が予定されている永田裕志選手、天山広吉選手、小島聡選手の3人が登場。選手それぞれについても詳しい木谷社長が、安藝社長に1人ずつ特徴を紹介していきました。天山選手は「頭の大きさ、小さめに作ってもらえませんか?」とリクエストをしていましたが、安藝社長は「実在の方をフィギュア化するときは、デフォルメをするとより似るんですよね。だから、頭の大きい方は、より大きく……。あ、形の取りやすいお顔をしていらっしゃいますね」と切り返し、これには天山選手も「真四角だけはやめてください!」と苦笑い。さらに小島選手からは「声が出るようにしてほしいですね。ボタンを押すと“いっちゃうぞ!バカヤロー!”って(笑)」というリクエストも飛び出し、安藝社長を悩ませていました。

新日本プロレス戦略発表会
▲“ブルージャスティス(青義)”の異名を持つ永田選手。試合中に神が降りると、腕固めを極めながら白目になり、会場からは大歓声が!

新日本プロレス戦略発表会
▲角の付いたマスクで入場する“猛牛”天山選手。小島選手とのタッグチーム、通称“テンコジ”で何度もタッグベルトを巻き、防衛してきました。

新日本プロレス戦略発表会
▲甘いマスクで女性にも人気の小島選手。フィニッシュに使っているダイビング・エルボー・ドロップ前の「いっちゃうぞ!バカヤロー!」の掛け声はあまりにも有名ですね。

 発売時期などについて名言はされませんでしたが、「来年の1月4日(の東京ドーム大会)では売りたいですね」と話す木谷社長に、「それなら大丈夫そうです」と安藝社長は笑顔で返答。選手たちの厳しい監修をくぐり抜けた、素晴らしいデキのフィギュアがお目見えすることに期待しましょう。

 以上が、2次商品展開を中心に絞り込んだ本日の発表内容でした。発表会では、この他にも新日本プロレスの営業戦略などが伝えられたので、次ページにまとめてみました。もう少々お付き合いください。

→“ミルキィ”と新日人気選手が1枚の写真に!(3ページ目へ)

関連サイト