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2012年3月9日(金)

開発者の本音がチラチラり!? 『ぎゃる☆がん』のサントラCD補完盤も発表されたインティ・クリエイツのファンイベントレポ

文:電撃オンライン

 2月22日に東京のAKIBA STUDIO ROCKET GATEで開催された、イベント“インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”の模様をお届けする。

“インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”

 “インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”は、ゲームソフトを開発するインティ・クリエイツによる無料ファンイベント。PS3用ソフト『ぎゃる☆がん』の発売日前日に開催された。イベントでは、開発スタッフによるトークライブをはじめ、ミニライブやゲストを呼んでのトークセッション、ゲーム大会などが行われた。声優の内村史子さんや、音楽制作家のヨナオケイシさん、作編曲家・佐野広明さんなどがゲストとして登場したこのイベントをレポートする。

“インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”

 イベントの司会進行は、同社のサウンドプロデューサー・山田一法さんと、『ぎゃる☆がん』で火吹晶を演じた内村さんが担当。山田さんは、昨年まではCDリリースを記念したイベントだったが、今年はCDを発売していないためファンイベントになったと説明。続いて内村さんが来場者にどこから来たのかを尋ねたところ、近い人は歩いて5分の場所に住んでいて、もっとも遠い人はなんと北海道から来ていた。

●『ぎゃる☆がん』開発者トークライブ

 トークセッションには、プロダクトマネージャーの成田悟さん、ディレクター&キャラクターデザインを担当した伊東大典さん、パートディレクターの三木祥太郎さんの3人が登壇。伊東さんが『ぎゃる☆がん』の神であると名乗り上げれば、三木さんは「そんな伊東さんのワガママを具現化する、見習い天使です」とコメントし、会場を笑わせた。

“インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”
▲左から三木さん、伊東さん、成田さん。

 伊東さんが参考にしたのは、“ゾンビを倒すガンSTG”の2作目。下水からゾンビが飛び出してくるシーンを見て、「女の子がラブレターを持って、飛び出してきたらおもしろい!」と考えたことが、開発のきっかけだという。そこから、女の子がムラムラ、もとい、ワラワラ出てくる本作が誕生したことを明かした。

“インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”

 女の子が上下左右から飛び出してくるのには、エイム(照準)を散らす狙いがあると語る三木さん。「木の上から女の子の飛び降りてくる演出にOKが出たことで、ゲームの幅が広がりました」と開発初期のエピソードを明かした。試作の段階では、体育館の上に女の子が並ぶシーンもあったという。伊東さんは、「(体育館に登るほど)恋する女の子はすごいんです!」と笑いながら語っていた。

“インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”

 登場する女の子の設定にもこだわっている『ぎゃる☆がん』。例えば、美術室には美術部の女の子がいるし、グラウンドを見回せば体育着を着た女の子が走っている。彼女たちには足の速さの設定もあり、水島七恵は校内で一番足が速く、その横にいる楠美穂は一番遅い。2人が走っているのを放置しておくと、最終的にはトラック半周の差がつくと、『ぎゃる☆がん』豆知識も披露された。

 女の子のプロフィールは、神である伊東さんがすべて決めているとのこと。ゲーム中では“ドキドキモード”で昇天させることによりプロフィールが開放されていくが、身長は記載されていない。この理由は、同じ弱点でも身長で狙いが微妙に変わるという、ゲーム性にかかわるためだという。ちなみに、一般女子で一番小さいのは、1年B組の村雨つづみだ。この身長は予約特典のクリアしおりにも反映されているので、他のプレイヤーが持っているシオリと比べてみてはいかがだろうか?

“インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”
▲屋上には栗林怜奈先生の姿が。栗林先生は女の子からの恋愛相談を受けるため、見上げるとその姿を確認できる。

 三木さんが「僕ら開発スタッフの思いが詰まっているので、ぜひ手にとっていただきたいです」と話すと、伊東さんは「『ぎゃる☆がん』は決して恥ずかしいゲームではありません! 硬派なガンSTGゲームなので、店頭で大きな声で「『ぎゃる☆がん』下さい!」とオーダーしてください」とアピールした。

●『ぼくらのキングダム』1周年記念オーバービュー

 続いて登場したのは、モバゲーにて展開中のソーシャルゲーム『ぼくらのキングダム』を手掛けた田村行政プロデューサー。『ぼくらのキングダム』のサービスインから1年が経過し、現在では会員数15万人を突破したという。「イラストが好評で、そこから遊ぶ人も少なくないです」と語っていた。

“インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012” “インティ・クリエイツ・ファンフェスタ2012”
▲同社のイラストレーターが、多数参加している『ぼくらのキングダム』。ユーザーからの支持も高いようだ。

 ゲームは、ボロボロになった王国を100人で直していくという内容。冒険に出て入手した発展素材を使うことで、各施設が発展して国が大きくなっていく。プレイヤーの行動が、自分だけでなく他の99人のためにもなるのが大きな特徴だ。

 オリジナルタイトルということや、ユーザーからの好評が高いということを受けて、「弊社の看板タイトルになるくらい頑張りたい」と熱弁する田村さん。春くらいには新たな展開を行うようなので、その前に試しに入国してみてはいかがだろうか?

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(C)INTI CREATES CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED. (C)INTI CREATES CO., LTD./Alchemist

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データ

▼『ぎゃる☆がん オリジナルサウンドトラック ぎゃる☆がんドキドキサウンド全部入り! 補完盤』
■品番:INTIR-022
■販売:インティ・クリエイツ
■発売日:2012年3月8日
■価格:1,500円(税込)
 
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▼『ぎゃる☆がん オリジナルサウンドトラック ぎゃる☆がんドキドキサウンド全部入り!』
■品番:INTIR-019+020
■販売:インティ・クリエイツ
■発売日:2011年1月27日
■価格:3,800円(税込)
 
■『ぎゃる☆がん オリジナルサウンドトラック ぎゃる☆がんドキドキサウンド全部入り!』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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