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2012年3月17日(土)

【Spot the 電撃文庫】痛快なロボットアクション『オズのダイヤ使い』の作者・末羽瑛先生のインタビューをお届け!

文:電撃オンライン

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■ 打ち合わせで口走った言葉とは? ■

――本作の執筆中に起こった印象的なエピソードはありますか?

 打ち合わせは毎回電話で行うのですが、毎回長くなります。ずっと「あーでもない、こーでもない」とやっていると、夜が明けるころにはテンションがおかしくなってきます。

 朝5時くらいのことでしょうか。私は唐突に「ラスボスは『ドラゴンボール』の悟空でいきましょうよ!」と口走りました。……自分でも何を言ったのか、何を言いたかったのかもわかりません。編集さんの「いやいやいやいや! 何言ってるんですか!」という全力阻止の声が忘れられません。

――小説を書く時に、特にこだわっているところは?

 以前も書きましたが、「わかりやすさ」は大事にしています。また、地の分を読んだとき、テンポよく読み進められるような書き方を心がけています。

――アイデアを出したり集中力を高めたりするためにやっていることは?

 執筆中はコーヒーを飲むことが多いです。最近はスティックコーヒーを買いだめして使っています。手軽ですし、味のバリエーションが豊富なので便利なのですが……コーヒーメーカーの出番が減ってきています。面倒くさくて豆も挽かない体たらく。

――高校生くらいのころに影響を受けた人物・作品は?

 本作に関連付けて西部劇を挙げますと、『クイック&デッド』と『荒野の七人』です。

――現在注目している作家や作品を教えてください。

 挙げ切れないですが……今は本作を書くにあたってロボットものの小説やアニメを中心に見ています。

――今熱中しているものはなんですか?

 インテリアや部屋いじりが好きです。最近は落ち着いてきましたが、1年ほど前は家具をいじりすぎて毎週模様替えをやっていました。自作家具もやってみたいです。

――ゲームで熱中しているものはありますか?

 やりたいゲームは山ほどあるのですが、執筆中はなかなかまとまった時間が取れないので、すぐに終わるタイトルばっかりやっています。この作品を書いていた時は、『ぷよぷよ』で気分転換をしていました。しかし熱くなりすぎて「8連鎖をお見舞いするまでは止めねぇっ!」とか言い出すので、結局時間がかかっています。……お察しの通り、『ぷよぷよ』はあまり上手ではないのです。

――現在、電撃オンラインで展開中の読者参加型企画について聞かせてください。

 これは読者の皆様からアイデアやイラストを募集する……という企画です。優秀賞に選ばせていただいたアイデアをぜひこの作品に盛り込ませていただけたらと思います。私はとにかく、皆様と一緒に作品を作れることがうれしいです。私や本作イラストレーターのTeaさんと一緒に『オズのダイヤ使い』の世界に色を付けていきましょう! 私は、執筆で皆様のアイデアを生かせるよう努力していきますので、皆様、ふるってのご参加お待ちしております。

――それでは最後に、電撃オンライン読者へコメントをお願いいたします。

 本作は、タフな男が仲間やロボットと一緒に広い世界を旅するお話です。そこに興味を持っていただけたら、ぜひ手に取ってみてください。ロマンは大事にしてあります。そして読んでみて何かアイデアを思いつきましたら、ぜひ読者参加型企画に挑戦してみてください。皆様のアイデアが、この世界で動くかもしれません。

(C)2012 ASCII MEDIA WORKS
表紙イラスト/Tea

データ

▼『オズのダイヤ使い』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年3月10日
■価格:662円(税込)
 
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