News

2012年4月6日(金)

PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』が6月28日に発売! 未知の結末を形成し新たに創造された“怒りの日”が再び流出に至る

文:ごえモン

 lightから、6月28日にPSP用AVG『Dies irae ~Amantes amentes~(ディエス・イレ ~アマンテース アーメンテース~)』が発売される。価格は通常版が7,140円、初回限定版が9,240円(税込)。

PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』

 本作は、美少女ゲームブランド・lightから2009年12月に発売された『Dies irae ~Acta est Fabula~(アクタ・エスト・ファーブラ)』のPSP移植作。現代日本を舞台に、主人公・藤井蓮とナチスドイツの闇が生んだ超人たち“聖槍十三騎士団”の激しい戦いが描かれる学園伝奇バトルオペラアドベンチャーだ。多くのユーザーから支持されたPC版のシリーズ累計販売本数(※)は、55,000本以上を記録している。

PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』 PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』 PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』
PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』 PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』 PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』

 シナリオは、PCの美少女ゲーム『PARADISE LOST』『Dear My Friend』『神咒神威神楽』などを手掛けた正田崇さんが、原画は『タペストリー ‐you will meet yourself‐』『神咒神威神楽』のGユウスケさんが、音楽を与猶啓至さんがそれぞれ担当している。

 シリーズ初の家庭用移植作となる『Dies irae ~Amantes amentes~』では、これまで発表されたサイドストーリーすべてに大幅な加筆を行い、新たに収録。正田さんが手掛ける完全新規のシナリオ、Gユウスケさんによる完全新規のグラフィックが追加される。さらに、PC版で描かれなかったエンディングがつづられ、物語はさらなる“未知”に到達するという。初回限定版には、84ページの“A4 ビジュアルファンブック”が付属。なお、すでに本作の全年齢PC版の発売が決定している。

 第1報となる今回の記事では、PSP版の新規要素やストーリー、キャラクターを紹介する。なお電撃オンラインでは、発売まで『Dies irae ~Amantes amentes~』を特集していくので、ぜひチェックしてほしい。

※……『Dies irae』シリーズは、これまで『Dies irae ~Also sprach Zarathustra~(アルゾ・シュプラーハ・ツァラトゥストラ)』(2007年12月)、攻略ヒロインの綾瀬香純とマリィのシナリオが大幅に加筆修正された『Dies irae Also sprach Zarathustra ~die Wiederkunft~(ディエ・ヴィーダークンフト)』(2009年7月)、新キャラクターの追加や氷室玲愛&櫻井螢のルートを収録した完全版『Dies irae ~Acta est Fabula~』の3本が発売されている。『Acta est Fabula』は、毎年もっとも優れた美少女ゲームを表彰する“萌えゲーアワード2010”で、ユーザー支持賞、シナリオ賞、BGM賞、グラフィック賞、キャラクターデザイン賞の2月期ランキング1位に選ばれている。

●『Dies irae ~Amantes amentes~』ストーリー

PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』

 1945年、5月1日……ドイツ。
 陥落するベルリンにあって、ある儀式を行っている者たちがいた。彼らにとって戦争に敗北することなど些事(さじ)であり、むしろそれによって生じるおびただしい犠牲者たちを、儀式の触媒として生贄に捧げようとしていた。
 その試みが成功したのか失敗したのか、誰にもわからない。
 彼らは終戦後、行方をくらまし、生きているのか死んでいるのか、そもそもそんな者たちが本当に存在したのか、やはり誰もわからないまま、噂だけが広がっていく。

 聖槍十三騎士団――時代の闇が生んだ超人たち。

 彼らはいずれ戻ってくる。そのとき世界は破滅する。ゆえに、再来を許してはならない――と。

 そして61年の歳月が流れた。彼らを知っている者たちは、その大半が死んでしまい、皆が彼らを忘れていた。しかし――。

 2006年……日本。
 諏訪原(すわはら)市の学園に通う藤井蓮(ふじいれん)は、とある事件を境に親友・遊佐司狼(ゆさしろう)と決裂し、殺し合いじみた喧嘩の果てに2カ月間の入院生活を余儀なくされていた。

 季節は秋から冬に――クリスマスを間近に控えた12月。

 半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。失ったものは戻らない。ならせめて、今この手にあるものを大切に……と。

 だが、それすらも崩れ去る。

 夜毎見る断頭台の夢。人の首を狩る殺人犯。それを追う黒衣の“騎士”たち。

 常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。その異常は2カ月前の比ではなく、今まで積み上げてきたすべてのものを粉砕する暴力的なまでの非日常。

 変わらなければ、生きられない。
 生き残らないと、戻れない。

 加速度的に狂っていく世界の中、蓮は独り、日常と非日常の境界線を踏み越える。

 何も大層なことを望んでいるわけじゃない。正義や大義を振りかざしたいわけでもない。ただ、還りたいだけ。つまらない、退屈だけど平凡で暖かかったあのころに。

 悲壮な決意を期する胸に、司狼の声が木霊する。

 この街に住んでいたら、遅かれ早かれどいつもこいつも気が狂う――と。

 聖槍十三騎士団との戦い
 狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き
 その果てに、蓮はいったい何を見るのか……。

PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』 PSP『Dies irae ~Amantes amentes~』

→PSP版には、マリィENDアフターや玲愛ENDアフターなどが追加!(2ページ目)

(C) 2012 light All Rights Reserved.

1 2 3

データ

▼『Dies irae ~Amantes amentes~(ディエス・イレ ~アマンテース アーメンテース~)』
■メーカー:light
■対応機種:PC
■ジャンル:AVG
■発売日:未定
■希望小売価格:未定

関連サイト