2012年4月7日(土)
3月31日に千葉・幕張メッセで開催されたイベント“アニメ コンテンツ エキスポ 2012”内で行われた、7月より放送開始予定のTVアニメ『境界線上のホライゾン II』ステージイベントの模様をお届けしていく。
本作は、アスキー・メディアワークスから刊行されている川上稔さん原作(イラスト:さとやすさん)の同名小説をアニメ化したもの。中世の日本と世界各国が分割して支配する地域“極東”が舞台となっており、川上さんならではの緻密(ちみつ)な設定に裏打ちされた壮大な世界観が特徴となっている。
御広敷・銀二役の白石稔さんが司会を務めたこのステージでは、葵・トーリ役の福山潤さんと葵・喜美役の斎藤千和さん、そしてサプライズゲストとしてホライゾン・アリアダスト役の茅原実里さんが登壇。7月から始まる『境界線上のホライゾン II』の放送に向けて、新たに出演するキャストなどの情報を交えながらトークをしていった。このステージで公開された情報については、3月31日の記事を参照のこと。
▲白石さん | ▲福山さん | ▲斎藤さん | ▲茅原さん |
まず最初に公開されたのは、第2期のキービジュアル。福山さんいわく、『スター・ウォーズ』を超えたというほど迫力あるビジュアルなのだが、中央にいる全裸のトーリを見た観客からは福山さんへの疑問の声とともに大きな笑いが起こっていた。
▲笑いが起きていた第2期のキービジュアル。確かに下の3割くらいをのぞくととてもカッコいいのだが……。 |
続いてすでに始まっている第2期のアフレコについて話が及ぶと、茅原さんと福山さんからトーリはほとんどのシーンで裸であること、服を着ているシーンは10カットくらいしかまだ見ていないことなどが明かされた。さらに福山さんが「手が震えるくらいの緊張感で、アドリブが一切入れられません!」と言うと、壇上の3人が一斉にツッコミ! どうやら第1期と同じくアドリブを入れまくっているようだ。
福山さんは笑いに変えていたが、現場の緊張感が非常に高いことは斎藤さんの発言から伺うことができた。斎藤さんによると、第2期では新たに登場するキャラクターたちがとても多く、そのぶん出演者ごとのセリフが減っているとのこと。そのぶん“1つのセリフにかける集中力”が上がっているという。
▲第2期のアフレコで難しかったところを聞かれた福山さん「僕とトーリは似通ったところがまったくないんで大変です(笑)」と話すと、あきれた様子で白石さんがツッコミを入れていた。 |
そんな中、茅原さんは逆にリラックスしてアフレコに参加していると話してくれた。第1期では、福山さん演じるトーリたちとは逆に、ホライゾンは個性を表に出さない演技が多く1人きりになりがちでさみしかったのだとか。熱気ある収録スタジオの雰囲気を、むしろ楽しんでいるようだ。
告知を挟んで第2期のPVが上映されると、イベントは終了の時間に。最後は福山さんたち3人が会場に訪れたファンへのメッセージとともに第2期への意気込みを語り、大きな拍手の中でステージは幕を下ろした。福山さんたちのコメントは以下の通り。
●斎藤さん
第2期では、さらに出演陣の勢いが増していて、私自身驚くくらいです。アフレコは順調に進んでいます。キャストもみんな倒れそうになりながら魂を込めて演じています。ものすごいものがお見せできると思うので、楽しみにしていてください!
●茅原さん
今日ここに来ることができて、とてもうれしかったです。第2期のアフレコを楽しみにしていましたが、いよいよ始まりました。先ほどPVが上映されましたが、演じている私自身、早く第2期の放送が始まらないかと待ち遠しいくらいです。キービジュアルでも目立っていますが、点蔵さん、スゴイです!! 『境界線上のホライゾン』は、若者が国のために頑張る姿がとても印象的です。彼らの姿を見てエネルギーを受け取ってもらえたらうれしいです!
●福山さん
こんなに大勢の方に集まっていただいて、そして皆さんにこの作品を楽しんでいただけていることが本当にうれしいです。作品を送り出したら終わりという形ではなく、皆さんの反響がものすごいおかげで、相互の関係が成り立ったんじゃないかと思うほどです。それくらい濃密な作品です。情熱や情報などいろいろなモノがつまっています。第2期でも、我々は送り出す側として、皆さんは受け取る側として楽しめるものにできれば何よりです。いつもは期待してくださいというだけですが、この作品に関しては、皆さんの反響に僕も期待しています。BS11での再放送を見つつ、7月まで待っていてください!
■TVアニメ『境界線上のホライゾン』
【放送情報】
BS11……毎週火曜 24:00
■TVアニメ『境界線上のホライゾン II』
【放送情報】
2012年7月より放送開始予定
【スタッフ】(※敬称略)
原作:川上稔(『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン』アスキー・メディアワークス刊)
キャラクターデザイン原案:さとやす(TENKY)
監督:小野学
シリーズ構成:浦畑達彦
キャラクターデザイン・アニメーションディレクター:藤井智之
キャラクターデザイン:西澤真也、愛敬由紀子、鈴木勘太
メカデザイン:大河広行、沙倉拓実、川原智弘
セットデザイン:青木智由紀、森岡賢一、イノセユキエ、宮本崇
プロップデザイン:木村智
助監督:田辺泰裕
特技監督:川原智弘
美術監督:永井一男
CGプロデューサー:松浦裕暁
撮影監督:北岡正
色彩設計:横山さよ子
音響監督:鶴岡陽太
音楽:加藤達也
音楽制作:ランティス
編集:今井大介
アニメーション制作:サンライズ
製作:境界線上のホライゾン製作委員会
【キャラクター&キャスト】(※敬称略)
葵・トーリ:福山潤
ホライゾン・アリアダスト:茅原実里
本多・正純:沢城みゆき
葵・喜美:斎藤千和
浅間・智:小清水亜美
ネイト・ミトツダイラ:井上麻里奈
点蔵・クロスユナイト:小野大輔
シロジロ・ベルトーニ:子安武人
エリザベス:田村ゆかり
フェリペ・セグンド:白鳥哲
フアナ:田中理恵
ディエゴ・ベラスケス:三宅健太
弘中・隆包:安元洋貴
江良・房栄:浅野真澄
ペドロ・バルデス:川原慶久
フローレス・バルデス:三瓶由布子
他
(C)川上稔/アスキー・メディアワークス/境界線上のホライゾン製作委員会
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