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2012年4月16日(月)

もしかしてループもの? Xbox 360『ルートダブル』体験版座談会で電撃の編集&ライターが真相の一部を大予想!?

文:ごえモン

『ルートダブル -Before Crime * After Days-』

 どうも、イエティから2012年春に発売予定のXbox 360用ソフト『ルートダブル -Before Crime * After Days-(以下、ルートダブル)』特集ページ担当編集のごえモンです。

 これまで、特集ページでは4コママンガの連載や開発スタッフのインタビュー企画などを掲載してきました。今回お届けするのは、美少女ゲームに詳しい編集&ライター3人による体験版座談会! 緊迫感と疾走感を重視したシナリオや、登場キャラクターへ共感する気持ちを視覚化した独創的なシステムを体験した3人が、本作がおもしろかったか、選択肢と比べて新システムがのほうが遊びやすかったかどうかなど、率直な意見を語り合います。

 座談会終盤では、本作の犯人や真相について予想していますので、考察の参考になるかは……わからないですが、プレイ済みの人もそうでない人も、ぜひご一読いただければと思います。

『ルートダブル -Before Crime * After Days-』 『ルートダブル -Before Crime * After Days-』 『ルートダブル -Before Crime * After Days-』

【座談会参加メンバー紹介】

ごえモン
ラノベと美少女ゲームが大好きな電撃オンラインのギャルゲー番長。『ルートダブル』と同系統で好きなゲームは『この世の果てで恋を唄う少女YU‐NO』。

カワチ
『電撃PlayStation』のライターで、お笑いと三森すずこさんをこよなく愛する漢。田中ロミオさんの『CROSS†CHANNEL』が好き。

カズ
オンラインゲームを扱う電撃PCゲームの担当編集。元某美少女ゲーム雑誌の編集者で、美少女ゲームの中では『G線上の魔王』が好き……とかいいつつ、実は『対魔忍アサギ』が好み。

■“infinity”シリーズ3作のいいところを集約させたゲーム=『ルートダブル』

ごえモン:さて、美少女ゲーム好きの2人に集まってもらって、『ルートダブル』の体験版について話をしようと思うわけだけど、2人は中澤さんが手掛けた“infinity”シリーズってプレイしたことあるの?

カワチ:2作目の『Ever17-the out of infinity-』はガッツリやりました。あと、“infinity”シリーズではないですが『I/O』もプレイしています。

カズ:すみません。僕はまったくやったことがないんです……。

ごえモン:いや、逆にそれでいいよ。“infinity”シリーズのことを知らないプレイヤーから見て、『ルートダブル』がどうだったかわかるし。いろいろな視点って大事。ところでカワチさんは、『Ever17』のどんなところが好きなの?

カワチ:やっぱり、すべてがラストに向かって収束していくシナリオですね。正直、『Ever17』は中盤で中だるみするんだけど、その中だるみ部分も含めて伏線を回収していって、トゥルーエンディングに収束していったのがよかったです。

ごえモン:後半の展開には衝撃を受けるよね。僕も『Ever17』が一番おもしろかったと思う。でも、初めて体験した“infinity”シリーズということで、『Never7 ~the end of infinity~』への思い入れもかなり強いかな。

カズ:へぇ~、まったく話についていけません(汗)。“シリーズ”ってなっていますけど、“infinity”シリーズって、その2作だけなんですか?

カワチ:中澤さんが手掛けたのは全部で3本で、最後の1本は『Remember11 -the age of infinity-』ですね。

ごえモン:『Never7』と『Ever17』には恋愛要素も結構含まれていたけど、最後の『Remember11』はかなりサスペンス色が強い物語になっているのが特徴かな。緊迫感、シナリオの疾走感という意味で、今回プレイした『ルートダブル』に一番近い作品かもしれないね。

カズ:緊迫感とシナリオの疾走感ですか?

ごえモン:うん。例えば『Never7』って、ある一定期間を繰り返す、いわゆる“ループもの”なんだ。この作品だと、世界がループしていることを主人公が知らず、そのまま1週間が過ぎる。で、週のラストに大事件が起こって1日目に戻り、そこから同じ結末にならないように行動する話なんだよね。

カワチ:物語が本格的に動き出すのが、1週間分のシナリオを読み進めた後、ということですね。

ごえモン:そうそう。他にも、複数のルートをクリアしていくことで、だんだんとエンジンがかかっていく構成になっている。その点『Remember11』は、物語冒頭から謎の連続で、常に頭に“?”が浮いた状態でプレイしていくことになる。なんで? どうして? と常に先が気になって、その過程で頻繁に主人公が殺されたりするんだよ(笑)。

カワチ:『Remember11』はバッドエンドがかなり多いんですよね。そこが緊迫感に繋がっていると。そういえば、『ルートダブル』のバッドエンドは、Aルートだけで20個近くあるんでしたっけ?

ごえモン:うん。そこも、今回の『ルートダブル』と近いところだよね。でも、緊迫感とシナリオの疾走感だけじゃなくて、『Never7』と『Ever17』のいいところもしっかり加えて、『Remember11』をさらに進化させたようなゲームだと思ってもらえれば早いかもしれない。トゥルーエンドまでのプロットを読んだ限りだと、まさに中澤さんの集大成と言える作品に仕上がっていると感じた。

カズ:なるほどなるほど。なんとなく、“infinity”シリーズがおもしろそうだってことと、『ルートダブル』に期待が持てそうなことがわかりました(笑)。

『ルートダブル -Before Crime * After Days-』 『ルートダブル -Before Crime * After Days-』
▲常に危機的状況に身を置く登場キャラクター。バッドエンドや残酷描写も多く、『ルートダブル』はどことなく『Remember11』と似ている。

→体験版を終えた編集&ライターが、シナリオについて語り合う!(2ページ目)

(C)イエティ/Regista

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