2012年5月2日（水）
格闘ゲームのトッププレイヤー連合が『ソウルキャリバー』業界に殴りこみ！ 『ソウルキャリバーV』大会“STRIKE.1”が開催
■ここにいる10人はもはやキャリバー勢の一員
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他ゲー連合の大将ハメコ。は、この10on10を敗れて「本当にめちゃめちゃ悔しい。でもメンバーが実力を発揮してくれて、こんなにもいいものになるとは思わなかった。今回の対戦を企画させてもらいましたが、これは参加してくれたキャリバー勢、他ゲー連合……いや、ここにいる10人はもはやキャリバー勢だと俺は思っていますが、彼らのおかげだと思っています。今後、海外の大会にも参加してくれる人たちが増えると思いますし、『ソウルキャリバー』がすごく盛り上がるのではないかと思います」とコメントした。
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勝利したプラズマは「めっちゃうれしい！」と喜びをあらわにしたうえで、宇藤さんからの「この展開を予想していたか？」という問いに対して、「予想していなかったですよ、もちろん」とコメント。さらに「他ゲー連合の皆さんが、それぞれのゲームのトッププレイヤーということはもちろん知っていたので、やはり勝負強かったですね。ただ、古参プレイヤーとしての意地は見せられたと思っています。10on10がここまで盛り上がったのは、会場や視聴者など全員のおかげだと思います。ありがとうございました！」と語った。
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| ▲対戦中はつねに冷静だったが、勝利を手にして感情をあらわにして喜ぶキャリバー勢大将のプラズマ。 |
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| ▲初戦で最強ヒルダに善戦し、大会を盛り上げたちゃんぞの（左）と、堅実なコンボで『バーチャ』仕込みの圧倒的な攻撃力を見せた大須（右）が10on10のMVPに輝いた。 | ||
この勝利の瞬間から大将のコメントは、Twitch.tvの配信ページの35分前後から見ることができる。
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記者がこのイベントの話を聞いたのは、4月に行われたラスベガスでの『ソウルキャリバーV』世界大会前日で、出場者のトイレ、SHK両氏からだった。そこでは、自身らが他ゲー連合のメンバーたちと戦ってみたところ、まだまだキャリバー勢には追いついておらず、まともに戦ったら圧勝で終わってしまうので、出場する選手の調整を行うのではないか、という話をしていた。しかし、蓋を開けてみればSC Dream Teamとして結成された選手たちは選抜戦を勝ち抜いた猛者ぞろい。まごうことなきガチの集団だった。
しかし、それでも他ゲー連合のメンバーはやはり、2D、3Dともに名の知れたプレイヤーぞろいだった。おそらくこの1カ月の間にやり込みを重ね、『ソウルキャリバーV』のトッププレイヤーに肉薄できる実力を身に付けたのであろう。また、他ゲー連合の大将を務めたハメコ。は、STRIKEのインタビューでキャリバー勢と他ゲー勢のプレイスタイルの違いについて、「キャリバー勢は守りがすごくうまく、他ゲー勢（特に『バーチャ』）は近距離戦で本領を異常なまでに発揮する」と語っている。
この様子が如実に表れたのが、6試合目のCrna Ruka vs かまルギ晶戦である。ミツルギの主力技である3B（切り上げ）を、序盤からかなり避けられていたかまルギ晶だが、3本目にてアキラ使いならではの根性値を発揮して、序盤に避けられていた切り上げを高い精度で当て続け、なんと2ラウンド先取されてから、3ラウンド連取して勝ってしまった。前へ前へと出続けるその姿は、まさにアキラを見ているかのようだった。
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| ▲Crna Ruka vs かまルギ晶戦。序盤は圧倒的にCrna Rukaが優勢だった。 |
前述のかまルギ晶は、本大会後に「『ソウルキャリバーV』が本当に楽しい。新たな強豪がなかなか出てこれない『バーチャ』と違って、今まで戦ったことがない強者がゴロゴロといて新鮮」と語っていた。
オンラインでの対戦環境が整った現在、対戦格闘ゲームは従来のアーケードとは異なる様相を呈している。有志のメンバーによるオンライン大会（例えば週末大会など）では、ネットでの対戦状況の配信なども行われている。こうした状況に対して、『ソウルキャリバーV』ではメーカー側としても、ユーザーからの盛り上げを演出するために、黙認というかたちではあるが支援する姿勢を見せている。ユーザーとメーカーの距離の近さも『ソウルキャリバーV』の特徴と言える。
ちなみに10on10が終了したのは夜24時近くで、その後、82名の参加者（会場にいたほとんどの人！）によるシングルトーナメントが行われた。トーナメントは朝5時近くまで行われ、決勝戦は10on10でも活躍を見せたちゃんぞの（ヒルダ）vsプラズマ（ジークフリート）の戦いとなった。2-2で迎えた最終ラウンド、中距離からの1AAをきっちりと決めたプラズマがシングルトーナメントでも優勝を決めた。
(C)NBGI
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