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2012年5月2日(水)

Doobic Game Studiosが手掛ける新作FPS『シャドウカンパニー』の最新情報公開! 体験レポートとあわせてお届け

文:電撃オンライン

 ネクソンがサービス開始予定のPC用オンラインFPS『Shadow Company: The Mercenary War(以下、『シャドウカンパニー』)』の開発会社である、韓国のDoobic Game Studios社内で取材を行った。

 『シャドウカンパニー』は、北米やヨーロッパ、韓国などで大ヒットを飛ばしたFPS『COMBAT ARMS』の開発会社・Doobic Game Studios社が手掛け、世界中から注目を浴びている新作FPS。日本ではネクソンが運営を担当し、基本プレイ料金無料のアイテム課金制で2012年内にサービスを開始する。電撃オンラインでは、この本作の最新情報を求め、海を越えてはるばる韓国ソウル市にあるDoobic Game Studiosを直撃! そこで明らかになったゲームシステムや体験レポートを紹介する。

『Shadow Company: The Mercenary War』
▲Doobic Game Studiosの受付。社内は2つのフロアに分かれており、『シャドウカンパニー』の製作が進められていた。

■FPSの制作に特化したディベロッパーが自信を持って放つ最新作

 作品の解説は、Doobic Game Studios・ビジネスチームの李京宰氏とプロデューサーの姜炫式氏が担当。李氏はまず、大ヒットしたFPS『HEAT PROJECT』や『COMBAT ARMS』を手掛けてきたことで、自社がFPSの開発を得意とする点をアピール。その上で『シャドウカンパニー』の3つの大きな特徴を明かした。

『Shadow Company: The Mercenary War』
▲『シャドウカンパニー』の解説を行う李京宰氏(写真左)と姜炫式氏(写真右)。

 本作の大きな特徴は、“Unreal Engine 3の搭載”、“傭兵たちの戦争”、“差別化されたゲーム性”の3つ。1つ目の特徴である“Unreal Engine 3”を搭載したことで、ハイクオリティのグラフィックを実現し、キャラクターの動作や天候、爆発などに至るまで緻密に再現されていること。2つ目の特徴は、軍隊vsテロリストという従来のFPS作品の構図とは違い、傭兵をモチーフにしている点。最後の1つは、24人参加のマルチプレイ対戦や4つのチームが同時に戦う“バトルスクァード”、大金が入ったバッグを巡って激戦を繰り広げる“ブラックマネー”など、多彩なゲームモードでプレイできる点だ。

『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』
▲ゲームモードは、4チームが入り乱れて戦う“バトルスクァード”や、金入りバックを奪い合う“ブラックマネー”など多数用意されている。
『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』
『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』
▲マップは、傭兵というテーマに合いそうなロケーションを用意。また、前作で人気だったマップも改良されて実装されるとのこと。

■スキルやヒーローシステムで楽しさアップ!

 スキルシステムが導入されている点も、『シャドウカンパニー』の大きな特徴。レベルが上がるとスキルポイントを獲得でき、このポイントを使ってスキルを修得できるようになるという。現時点で実装される予定のスキルは50種類以上。窓に飛び込む“タンブリング”や低姿勢で地面を滑る“スライディング”といったものから、攻撃ヘリや爆撃機を呼ぶものまでさまざまなスキルがある。

 これらのスキルを任意に選ぶことで個性的な戦い方ができるようになる。スキルによってゲームのバランスが崩れる恐れもあるが、カウンターになるスキルも用意されているのでご安心を。また、持ち込めるスキルの数が決まっているため、スキルを多く修得している人が有利になることもないという。

『Shadow Company: The Mercenary War』
▲スキルにもレベルの概念があり、レベルが高くなるとその効果が高まっていく。

 ヒーローシステムとは、ヒーローキャラクターで戦うことができるシステム。ヒーローキャラクターは、いわゆる有料キャラクターのことで、固有の外見に加えて、専用の武器やスキルを持っている。ヒーローキャラクターごとに異なるバックストーリーが描かれるため、通常キャラクターよりも物語性の強いプレイを楽しめるだろう。

 また、リアルさを追求するために、“タンブリング”などの激しいアクションも含めて、キャラクターの動きはすべてモーションキャプチャーを使って再現されている。全員が同じ外見のキャラクターを使用する従来のFPSとは違い、ゴーグルやヘルメット、上半身、下半身など、多彩なパーツを組み合わせて自分の分身を作れるという点にも注目してほしい。

『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』
▲女性キャラクターも登場する予定。各国へのカルチャライズも進んでおり、各国のオリジナルキャラクターも実装するようだ。
『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』
▲キャラクターだけでなく、銃器も自由にカスタマイズすることができる。

■傭兵になれた気がする『シャドウカンパニー』体験レポート

 ゲームの面白さは実際にプレイしたほうがわかりやすい、ということで取材班は開発スタッフとの混合チームで対戦プレイをすることに。操作は、キーボードとマウスを使った、いわゆる一般的なFPSと同じ仕様。体験してみてまず驚かされたのが、グラフィックの繊細さだ。キャラクターの体の動きがとにかく自然かつ滑らかで、自分が戦場て戦っているかのような没入感で、激しい銃撃戦を体験できた。

 また、スキルシステムにより、ゲーム性が大きく変わるのも魅力。攻撃ヘリを呼び出すスキルを使ってみると、圧倒的な火力で敵兵を攻撃できて爽快感バツグンだ。攻撃ヘリはオートで攻撃してくれるので、プレイヤースキルに依存されないのもうれしい。ただし、攻撃ヘリも万能でなく、特定のスキルによって撃墜されてしまうことも。

 正式サービスが開始された後は、各種スキルの対策や、対策の対策を考えるといった楽しみ方もできそうだ。FPSファンの方はもちろん、興味のある人は日本でのサービス開始を心待ちにしてほしい。

『Shadow Company: The Mercenary War』
▲ゲームモードは2つのチームに分かれて戦う“チ-ムデスマッチ”をプレイ。
『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』
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 なお、取材日当日は社内の見学も行えた。壁にモデルガンがずらりと飾られていたりするなど非常に興味深いオフィスなので、ぜひチェックして欲しい。

『Shadow Company: The Mercenary War』 『Shadow Company: The Mercenary War』
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データ

▼『Shadow Company: The Mercenary War』
■開発:Doobic Game Studios
■運営:ネクソン
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:2012年予定
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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