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2012年6月2日(土)

【Spot the 電撃文庫】折口先生の新作はロボットもの! 体感ゲームで共闘する天才少女と脳筋少年を描いた『デュアル・イレイザー』を語る!

文:電撃オンライン

 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第37回となる今回は、『デュアル・イレイザー』を執筆した折口良乃先生のインタビューを掲載する。

『デュアル・イレイザー』
▲黒銀先生が描く『デュアル・イレイザー』の表紙イラスト。

 本作は、2人乗りのロボットを操る体感型ゲーム『デュアル・イレイザー』で共闘する天才少女と脳筋少年を描いたバトルアクションだ。「パイルバンカーは男のロマン!」と主張する主人公・東城刀雅(とうじょう とうが)は、単純明快な性格の空手バカ。『デュアル・イレイザー』は好きなものの負けてばかりの彼は、ある日、ふとしたキッカケから全国ランク1位で無敗の天才・如月紀沙羅(きさらぎ きさら)のピンチを救い、彼女のパートナーとなるのだった。

 しかし紀沙羅は、刀雅に操作させることなく1人でゲームを勝ち抜いていく。彼女には、とあるカルト教団によって“ゲームで敗北すると死ぬ”という暗示をかけられた過去があったのだ。そんな2人の前に、またしてもカルト教団の影がちらついてきて……。

 折口先生には、本作のセールスポイントや作品を書くうえで悩んだところなどを語っていただいた。また、電撃文庫 新作紹介ページでは本作の内容を少しだけ立ち読みできるようになっている。まだ本作を読んでいない人はこちらもあわせてご覧あれ。

――この作品を書いたキッカケを教えてください。

 2人目の担当さんとして加わってくださった編集Kさんが、「ロボットものやりませんか?」とおっしゃったことですかね。その直後に「売れないジャンルですけど」と付け加えたことももちろん忘れてはいませんよ、Kさん。

――作品の特徴やセールスポイントを教えてください。

 シンプルで熱いところだと思ってます。料理で例えるなら“鉄板肉厚ステーキのレア、味付けはコショウのみ”といったところでしょうか。荒いがゆえに熱くて美味しい作品だと思います。

――作品を書くうえで悩んだところは?

 ロボット同士の戦闘はそれまで書いたことなかったので悩みました。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 プロット作成を省くなら、確か3カ月くらい。自分にしてはのんびりペースです。

――執筆中のエピソードはありますか?

 執筆中というわけではないのですが、大晦日が締め切りになったのはこの作品で3回目くらいです。おかげで毎年12月が修羅場です。

――主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。

 ヒロインと主人公はそれぞれ、“天才”とは何か、“凡才”とは何かを突き詰めて考えた時に生まれたキャラクターです。またこの2人に限らず、『デュアル・イレイザー』のキャラクターはそれぞれペアを組み、好対照で描いています。相反するキャラの化学反応がおもしろいところだと思います。

――特にお気に入りのシーンはどこですか?

 実はまったくロボットと関係ないんですが、主人公たちが買い物に行くシーンです。何度も読み返すくらい好きです。

――今後の予定について簡単に教えてください。

 続巻を鋭意執筆中です。

――小説を書く時に、特にこだわっているところは?

 文章もストーリーもそうですが、“流れ”というか“波”でしょうか。緩急をうまく表現したいなと思っているのですが、なかなかうまいこといきません。

――アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?

 喫茶店で紅茶飲みながら、メモ帳を開き、好きな音楽を聞きつつ、目を閉じ、ひたすらにそのことだけ考えます。思いついたら即メモですね。それ以外だと、まったく小説のことを忘れてる時にふっとアイデアが浮かびます。

――高校生くらいのころに影響を受けた人物・作品は?

 高校生のころはいろいろ読んでいましたが、やっぱり一番好きだったのは奈須きのこさんの『空の境界』でしょうか。もう十何回も読んでますね。

――今現在注目している作家・作品は?

 応援している方はたくさんいらっしゃいますが、もっとも続きを切望しているという意味では、電撃文庫で相生生音さんが書いている『撃路崎真咲の密室プレイ』です。続きが出たらたぶん最優先で買います。

――その他に今熱中しているものはありますか?

 最近ハマりだしたという意味であれば、『スマイルプリキュア!』でしょうか。

――最近熱中しているゲームはありますか?

 ここは『アーマード・コア V』と答えたいところなんですが、嘘はよくないですね。『マージャン★ドリームクラブ』にハマっています。

――それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。

 SF考証とか壮大な科学理論とかは残念ながらありませんが、代わりに熱血と爽快感を提供するロボットものです。ちょっとした悩みや凹みは、イレイザーのパイルバンカーが吹き飛ばしてくれるはずです。ぜひ、1冊お手にとってみてください。

(C)折口良乃/AMW
イラスト:黒銀

データ

▼『デュアル・イレイザー』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年5月10日
■価格:662円(税込)
 
■『デュアル・イレイザー』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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