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2012年6月4日(月)

『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』キャンペーンモードをプレイレポート! ハイテク装備で敵のヒミツもまる見えに!!

文:イトヤン

■日本語音声だからこそ、戦場の状況を隅々まで把握できる!

 本作のキャンペーンモードは、山道を走る1台のトラックをゴーストチームが強襲するところからスタートします。あっという間に敵を制圧し、トラックの積み荷を確認すると、そこにはミサイルの弾頭が。ところが次の瞬間、トラックに仕掛けられていた爆弾が作動し、ゴーストたちはミサイルもろとも消し飛んでしまう……と、ここまでがプロローグ。プレイヤーは4人1組で行動する新生ゴーストの一員として、アメリカ合衆国に持ち込まれようとしていた武器の密輸ルートを調査することになります。

『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』
▲中米・ニカラグアの山道で、密輸武器を輸送するトラックを待ち伏せするゴーストチーム。この後、自分たちの身に悲劇が襲いかかることを、彼らはまだ知らない……。

 最初のミッションは、自分の身の安全と引き換えに、爆破事件の情報を提供するという麻薬密輸業者の男パエズを確保することが目的です。南米ボリビアの町中でパエズを発見したものの、町の中はすでに敵だらけ。ヘリでの救出も不可能となり、ゴーストチームは1人で逃げ出したパエズを追跡することになります。

 最初のミッションをプレイしてまず気づいたのは、日本語音声のありがたさ。当然ながら英語でプレイするのとは違って、細かなミッションの説明もすんなり頭に入ってきます。特にこのゲームでは、ミッションの途中で他の隊員から「正面に敵を2人発見」といった報告が入ってきたり、本部から新たな目標を指示されたりするので、音声通信に耳を傾けるのは重要です。本作の吹き替え音声はベテラン声優の方々によるもので、個人的には何の不満もないものでしたが、「日本語じゃやっぱり雰囲気が出ない!」という人には、オプションで英語音声&日本語字幕に切り替えることも可能です。こうした作りは、ローカライズには定評のあるユービーアイソフトらしい、安心できるところですね。

『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』 『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』
▲最初のミッションだし、それほど苦労しないのでは……と思っていたら、RPGを撃ってくる敵もいたりして、意外と苦労しました(汗)。センサーグレネードを使って、敵兵士の位置を確認するのを忘れずに。

■仲間と同時に射撃する“シンクショット”が気持ちいい! 

 武器の密輸ルートを追ってアフリカのザンビアへとやってきたゴーストチームは、難民キャンプを支配する武器商人のアジトへと潜入することになります。ここでは身体の表面に周囲の風景を投影することで透明になったかのように見せかける、光学迷彩をフルに活用したステルスミッションにチャレンジします。光学迷彩は強力ですが、かがんでゆっくり歩く程度の移動速度までしか使用できないうえ、敵の真正面を堂々と歩いたりするとさすがにバレちゃいます。パッと見はともかく、じっくり見るとやっぱり不自然ですからね(笑)。

 自分の姿を敵に見つかってはいけないというステルスミッションで実感できるのは、周囲に仲間がいることの心強さです。本作ではステルス状態の際に“シンクショット”という特別な射撃が可能になるんですが、これが便利な上に、気持ちいいんですよ! まず最初に、敵の兵士に照準を向けて、こっそりマークしておきます。そうすると他のメンバーがその敵兵を狙える位置に移動して、いつでも射撃可能な状態をキープしてくれるんです。そして4人の敵をマークすると、自分の合図で同時に射撃して、一斉に敵を倒すことができるので、射殺した瞬間を誰にも目撃されることなく、まとめて排除できるというわけです。ステルス状態で潜入している時に、行く手を妨害する敵が一斉にいなくなるというのは、もうホントにありがたいですよ。

『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』 『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』
▲ミッション2“Subtle Arrow”の前半は、光学迷彩を駆使するステルスミッションです。こちらの姿が見つかる前にシンクショットを使って、目の前の敵を確実に排除していくことが重要になります。

 でも実は、シンクショットにはもう1つ大きな効果があるのです。それは、マークした敵への射撃をすべて自分以外の仲間に任せると、一発必中で絶対に失敗することなく敵を倒してくれる点です。よくやっちゃうんですよねぇ、シンクショットで自分だけうっかり外しちゃって、敵に見つかって大騒ぎになることが(笑)。

 その一方で、プレイヤーがシンクショットに参加した際は、実行した直後の数秒間だけ時間の流れがゆっくりになるので、これを上手く活用すると、マークした敵の隣にいる敵をさらに射撃して、一度に5人以上倒すことも可能になります。射撃が上手な人にもヘタな人にもメリットがあって、しかも特殊部隊のチームワークを見事に再現したシンクショットは、ハイテク装備と同じぐらい、本作を特徴づけるシステムだと言えるでしょう。

『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』 『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』
▲ミッション2の中盤では、砂嵐によって視界がかなりさえぎられてしまうのですが、“マグネティック・ゴーグル”を使用することで、銃を持った敵兵士を砂嵐の中でも判別できるようになります。

侵入不可な場所でも“ドローン”があれば……→(3ページ目)

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