News

2012年6月9日(土)

高村和宏さんの新作アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』プロデューサー、アニプレックス・鳥羽洋典さんを直撃!!

文:電撃オンライン

 高村和宏さんが手掛ける新作オリジナルアニメーション『ビビッドレッド・オペレーション』。本作のプロデューサーであるアニプレックス・鳥羽洋典さんに、高村さんと企画を立ち上げたきっかけや、脚本作業などの制作状況について語ってもらった!

アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』
アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』

――高村和宏さんが監督を務める新オリジナルアニメーション『ビビッドレッド・オペレーション』が発表されました。『電撃G’sマガジン』には、監督のインタビューも掲載されていますが、ここではプロデューサーである鳥羽さんに作品について語っていただこうと思います。まず、鳥羽さんと高村さんが知り合ったきっかけを教えていただけますか?

 元々は僕が参加していた『天元突破グレンラガン』の12話の作画監督を、高村さんに担当していただいたのが、仕事上での最初の出会いだったと思います。『まほろまてぃっく』などのキャラクターデザインも担当されていて、すごくかわいい絵を描く方だという認識はありました。で、実際12話がすごくかわいく仕上がっていたので、さすがだな~と思っていたんです。その後、高村さんと個人的にいろいろとお話する機会があり、同時にオリジナルタイトルの企画書を書いた、という話をいただきまして……。あの高村さんが企画したものであれば、ぜひ見てみたい! 見せてください!! と、お願いしました。

アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』
▲高村さんが書いた企画書の一部。

――実際にその企画書を読んで、第一印象はいかがでしたか?

 もちろん、これはイケる。絶対におもしろくなる、と思いましたよ。

――それは企画書のどの部分に惹かれたんでしょうか?

 1つは純粋に高村さんの持っている絵の力です。すでに企画書の段階でとてもかわいいビジュアルが描かれていましたので、かわいいキャラクターができ上がるのは間違いないと。もう1つは、その企画書が“しっかりお客さんのほうを向いていた”ということですね。

――クリエイターの中には、自分の作りたいものを優先して、それがお客さんに求められているのかをあまり重要視しない方もいそうですが、高村さんは、作りたいものと求められているもののバランスがよかったということですね。

 常にお客さんのことを考えていらっしゃいますね。高村さんは自分の価値観、この場合、“自分のかわいいと思うもの”のことですが、それがお客さんの価値観とズレていないか、いつもそのことに悩まれている印象です。個人的な視点で見ても客観的な視点で見ても、そこにズレを感じないので、「大丈夫ですよ」って背中を押してあげるのが僕の基本的な仕事で、その上に何を足していけばよりよくなっていくのか、そのアイデア出しのお手伝いもしています。高村さんは軸がブレない方なので、その背骨にどう肉付けしていくかを手伝っているのが、僕とシリーズ構成としてもう1人入っていただいている、吉野弘幸さんです。今回は企画、キャラクターデザイン、シリーズ構成まで高村さんに入っていただいているので、本作品の根幹となるコンセプトやストーリーラインなどは、すべて高村さんが作っていると言って差し支えないと思います。

――吉野さんはどういった経緯で本作品に参加されたのですか?

 当時、吉野さんとも一緒に新しい企画が何かできないか検討していました。それで、高村さんと「ライターをどうしようか?」という話をしていたころに、僕が高村さんの企画書を吉野さんに見てもらったんです。そうしたら「ぜひ、やりたい」とおっしゃってくださったので、お2人を引き合わせました。その時、お互いにとてもいい印象を持っていただけたので、このコンビで進めることに決めました。高村さんと吉野さんは似ている部分もあれば、得意とする部分がそれぞれ違ったりもしているので、互いにいいところを組み合わせて進めています。僕は、そんな2人の相乗効果にとても期待しています。

――それから、もう4~5年を3人4脚で企画を詰めてきたのですか? 他のスタッフの方が作品に参加されるのはもっと後ですか?

 ずっと後ですね。制作スタジオをどうしようか、という話を始めたころには、もう僕は『アイドルマスター』に取りかかっていました。『アイマス』の監督・キャラクターデザインが錦織敦史さんだったんですが、錦織さんと高村さんは、同じガイナックス出身で、監督とキャラクターデザインを兼任するなど、状況が近いように感じたんです。そこで『アイマス』の現場チームをそのまま『ビビッドレッド・オペレーション』にスライドできれば、高村さんもやりやすいんじゃないかと思いまして……。ガイナックスさんの制作現場は、採算度外視ですごくクオリティの高い作品を作られますからね。そんなガイナックス流の錦織さんの舵取りに応えた現場であれば、きっとみんなが一丸となって頑張れるだろうと。そんな話をA-1 Picturesの清水プロデューサーとしました。制作スケジュールを考慮してもちょうどいいタイミングでしたので、『アイマス』が終わった後にそのチームを引き継ぐことにしました。実は、『アイマス』第5話の作画監督を高村さんにお願いできたのも、このような流れがあったからです。

――本格的に制作が動き出したのはいつごろからですか?

 『ストライクウィッチーズ』の2期が抜けたころだから、去年の夏過ぎくらいですかね。それまでも構成会議みたいなものは、ずっとやっていて、キャラクターのラフだったり、性格設定の話なんかは、ずっと隔週~月1くらいでやっていたんですが、毎週やるようになったのは去年の夏くらいからですね。

→アニメで一番大事なのは、ドラマではなくキャラクター(2ページ目)

(C)vividred project

1 2

データ

▼『電撃G’sマガジン 2012年7月号』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年5月30日
■価格:990円(税込)
 
■『電撃G’sマガジン 2012年7月号』の購入はこちら
Amazon.co.jp

関連サイト

関連記事

注目記事

アイコン別記事一覧

※クリックすると、ソートされた記事一覧に移動します。