2012年6月7日(木)
ワーナー・ブラザース・インタラクティブ・エンタテインメントブースの一角に『Injustice: Gods Among Us』というゲームのエリアがあり、天井から下がる横断幕にはバットマンやスパイダーマンのイラストが。どうも格闘ゲームのようだが……ということで非公開の試遊スペースに潜入してみた。なお、海外ではPS3/Wii U/Xbox 360で発売される。
これまで海外ゲームサイトで『pinball』という名前で出ていたものなのか? と思いながら部屋に入ると開発者による説明が始まった。
どうもDCコミックが誇る著名キャラクターたちの格闘ゲームのようだ。システムはいわゆる2D格闘と呼ばれるもので、キャラクターの動きや背景を3Dにしたような感じだ。そこにバットマンやスーパーマンなどが拳を突き合わせて戦うといった内容。
ここまでだといたって普通の格闘ゲームだが、このゲームの真骨頂は各キャラクターごとに設定されている超必殺技。その発動シーンがメチャクチャ派手で、非常にいい意味でおバカと言える突き抜け方をしている。
通常では決してあり得ない、スーパーヒーローだからこそ可能なやられ方。例えば、ビルの壁を何枚も抜いて飛んでいくとか、雲の上まで飛ばされてその後叩き落されるとか、説明の途中でも観客は大笑い! 正直「いやいやいやいや」と突っ込みたくなるようなド派手演出となっている。下記のトレーラームービーを見てもらえれば一目瞭然なので、ぜひご覧あれ。
しかし! これだけではただのネタゲームになってしまうが、プレイしてみると柱となる格闘部分もしっかり作り込んでいることがわかる。日本発の格闘ゲームをかなり研究したようにも見受けられる操作感で、日本のプレイヤーもかなり楽しめそうな雰囲気だ。
資料には2013年発売予定としか書いておらず日本で発売されるかも未定。ただ、キャラクター選択画面の空きスロットがたくさんあったところを見ると、他にもたくさんのDCコミックキャラクターが登場することは間違いなさそうだ。