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2012年6月8日(金)

スクウェア・エニックスの新作RPG『Final Fantasy Dimensions』のプロデューサーへ直撃インタビュー!

文:電撃オンライン

『Final Fantasy Dimensions』

 6月5日~7日に米国ロサンゼルスで開催されたE3 2012では、スクウェア・エニックスの新作RPG『Final Fantasy Dimensions』が早くも出展されていた。2012年6月7日現在、日本のユーザーにとってこのタイトルは、ティザー的な公式サイトがオープンしているだけの状況であり、まだいろいろと判明していない。

 そんな状況のなか、2012年夏にiOS用のRPGとして『Final Fantasy Dimensions』が“海外”で配信されることが決定した。

『Final Fantasy Dimensions』

 ここで、2011年9月に開催された東京ゲームショウ2011を振り返ってみよう。このとき発表されたのは、『ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士』(日本のフィーチャーフォン向け『ファイナルファンタジー』シリーズの完全新作として2010年に配信)が、スマートフォン用にリメイク中との情報だ。

 この情報は、実は『Final Fantasy Dimensions』のことを指しており、言い換えると、海外版『ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士』=『Final Fantasy Dimensions』ということになる。

 『ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士』には、シリーズの原点を彷彿させるドット絵で描かれたグラフィックをはじめ、クリスタルをめぐる“光”と“闇”のストーリー、ジョブチェンジとアビリティを組み合わせたキャラクター育成などが盛り込まれている。30代~40代のゲーマーであれば、懐かしさでなんだか胸が熱くなる、2D路線の『ファイナルファンタジー』作品である。

 この『ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士』が、今夏に『Final Fantasy Dimensions』として新生し、海外で遊べるようになるということは、日本での配信が当然気になるところ。そこで今回、E3 2012の会場にて、本作のプロデューサーである時田貴司氏に直撃インタビュー!

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『Final Fantasy Dimensions』

――まずは、『Final Fantasy Dimensions』というタイトルの由来を教えてください。

 『Final Fantasy Dimensions』というタイトルは、実は海外版のタイトル名なんです。本作のオリジナル版は、『ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士』でして、フィーチャーフォン向けに2011年の夏まで、新しい章を配信していました。

――移植される際に、もともとの『ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士』から変更された点はありますか?

 フィーチャーフォン版では、毎月新しい章を配信する連載マンガのようなスタイルでした。今回は全部の章がそろっていますので、ある程度まとめて普通のパッケージRPGのように遊べるよう、現在手を加えているところです。

――iOS向けに配信されるということで、グラフィック面でかなりの変更があると思うのですが、いかがでしょうか?

 iPadで見るとかなり大きいので、基本的にすべてのグラフィックを描き換えて、だいたい倍以上の解像度にしています。また、擬似3Dのマップに見えるように、グラフィックにちょっと傾斜をかけています。グラフィック面以外の変更点としては、フィーチャーフォンではボタン操作でしたが、iOS版ではデジタルアナログパッドに対応しています。

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(C)2010-2012 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.ILLUSTRATION / (C)2010 YOSHITAKA AMANO

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データ

▼『Final Fantasy Dimensions』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:iOS
■ジャンル:RPG
■配信日:2012年夏予定
■価格:未定

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