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2012年7月26日(木)

新川社長も驚いた!? 今でも領収書の時に聞き返されるユニークな社名に秘められた狙いとは?【電撃日本一】

文:電撃オンライン

 この“新川社長インタビュー”は、日本一ソフトウェアの設立20周年を記念する特設ページ“電撃日本一ソフトウェア”の連載コーナー。2013年の7月までの長期間にわたって、社長である新川宗平氏にさまざまな話をお聞きしていく。

 第2回目となる今回は、自ら“日本一”と名乗るユニークな社名についてクローズアップ。また、“ゲームは作品ではなく商品である”、“Entertainment for All”という経営理念についてもお聞きした。


『電撃日本一ソフトウェア』

日本一ソフトウェア 代表取締役社長 新川宗平

 1996年に日本一ソフトウェアに入社後、営業、広報、開発と、さまざまな分野でゲーム制作に携わる。多くのタイトルのプロデューサーを務めつつ、『魔界戦記ディスガイア』などのシナリオを執筆。2009年7月に同社の代表取締役社長に就任したのちも、『絶対ヒーロー改造計画』のシナリオを執筆、『魔女と百騎兵』のプロデューサーを務めるなど、ゲーム制作の現場に立ち続ける。


■設立したばかりなのに“日本一”! ユニークな社名の由来とは?

――日本一ソフトウェアと、あえて自分から“日本一”を名乗るのは勇気がいると言いますか、かなりユニークな発想だと思うのですが、その由来を教えてください。

新川:ええと、これは北角(北角浩一現代表取締役会長)による命名なんですが、その理由は諸説あります。いろいろな気持ちが込められているので、別の場所で私が知らない理由が明かされていることもあるかもしれません(笑)。

 私が知っている説ですが、1つは織田信長が日本一になることを志した地だからだという説です。我々の会社があるのは、信長とゆかりのある岐阜ですから。

 別の説では、「社員1人1人が何か“日本一”だと誇れる技術や特技を持ってほしい」という願いを込めたという説です。とてもきれいな理由ですね。

 ただ、私がもっとも有力な説だと思っているのが、会社名を覚えてもらうために、あえてユニークな名前にしたという説です。そもそも北角は営業職の出身で、そういう現場で仕事をしてきていました。

 当時は任天堂さんがからむ流通が多く、問屋さんと直接お会いして営業をすることが多かったのですが、問屋さんの中にはお歳を召した方やそもそもゲームのことをよくわからない人も多かったようなんです。そういう方たちに複雑なカタカナや英語の会社名を言っても、なかなか覚えてもらえなかったそうなんですよ。

 だから、日本語としてわかりやすく、それでいて1回聞いたら絶対に忘れない名前をつけようということで“日本一”。そこにゲームソフトの会社だから“ソフトウェア”を足して、日本一ソフトウェアになったようです。まあ、当時のメンバーからは大反対されたらしいですが(笑)。

――今でこそ使い慣れていますし、ゲーム好きのユーザーが日本一ソフトウェアと聞いても違和感はありませんが、かなりインパクトがある社名ですからね。

新川:そうですね。今は皆さんから“日本一さん”と呼んでいただけて、ありがたい限りです。私自身も今は愛着がある名前ですが、入社当時は大変でしたね。名刺を出して社名を見た方からつっこまれることも多かったですし、領収書を切ってもらう時に聞き直されることは多かったですね。まあ、領収書の際には、いまだに聞き直されることがありますけど(笑)。

――ちなみに公式サイトには“ゲームは作品ではなく商品である”という経営理念が提示されていますが、これはどのような考えで決まったのでしょうか? 逆にゲーム雑誌では、商品と呼ぶとビジネス的なイメージが強いので、作品と呼ぶことが多いです。

新川:我々からすると、“作品”と聞くとスタッフの思いが詰まった芸術のようなイメージを受けます。つまり、“スタッフのもの”みたいに聞こえる部分に、違和感があるんですよ。

 でも実際は、ゲームってお客様ありきのものですよね。我々はお客様に喜んでいただいて、その対価としてお金をもらっているわけですから、ゲームというのはどこまでいっても商品だと思うんです。そういう考え方のもと、記事にしていただく際には、“作品”という言葉を“ゲーム”や“タイトル”という言葉に変えていただけないかとご相談させていただくことが多いですね。

 ただ、この経営理念を引き継ぎながらも、去年の4月に“Entertainment for All”という新たな経営理念をかかげました。というのも、我々が提供する内容はコンテンツを作ることであって、それを提供する形をゲームにこだわる必要はないと思い始めたんです。

 今までは一番得意なゲームという形で提供してきましたが、ゲームの前にマンガを作ってもいいですし、小説から入ってもらってもいい。自分が社長として今後を考えていく中で、ゲームに限らない幅広いエンターテインメントを提供していく発想をグループ全体の共通認識にしたかったんですが、経営理念にはっきり“ゲーム”と書かれていたのを思い出しまして(笑)。これをきっかけに、経営理念を変更しました。

 とはいえ、お客様への感謝の気持ちを忘れず、常に新たな可能性に向かって挑戦して、夢や希望を提供するという思いは、今も昔も変わりませんけどね。

“電撃日本一ソフトウェア” “電撃日本一ソフトウェア”
▲“Entertainment for All”という新たな経営理念のもと、『神様と運命革命のパラドクス』をはじめとした設立20周年を記念するバリエーション豊かなプロジェクトを展開するとのこと。新作ゲームの開発はもちろん、さまざまなイベントも行われる。また、20周年のタイミングで会社のロゴも一新された。

【次回のインタビューは8月9日掲載予定】


◆20周年記念メッセージを募集中!◆

 2013年に設立から20周年を迎える日本一ソフトウェアへの記念メッセージを募集中(締切は7月27日23:59)。投稿いただいた方の中から抽選で3名様に、“日本一ソフトウェア関連グッズが詰まった福袋”をプレゼントします。投稿いただいたメッセージは、今後の“電撃日本一ソフトウェア”で紹介する予定なので、ふるってご応募ください!

【記念メッセージを投稿する!】

電撃日本一ソフトウェア

(C)2012 Nippon Ichi Software, Inc.

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