2012年6月20日（水）

【まり探】「どんな判断だ！」で男性キャラクターを一喝するミステリー乙女ゲー!? 『バクダン★ハンダン』プレイレポート

　新作旧作問わず、さまざまなミステリー・ホラー・サスペンス系のアドベンチャーゲームを紹介していく“まり蔵探偵事務所”。今回は、6月14日にオトメイトから発売されたばかりのPSP用AVG『バクダン★ハンダン』のプレイレポートを、所長のまり蔵と常連客（？）のkbjがお届けします。

　『バクダン★ハンダン』は、原画を岩元辰郎さん、プロット・ミステリー監修を我孫子武丸さんが手掛ける女性向けのミステリー恋愛アドベンチャーゲーム。ゲームクリエイターの稲船敬二さんが実名でゲーム中に登場する他、お笑い芸人の楽しんごさんがキーキャラクター“ワルドブー”のボイスを担当していることでも話題になっています。

　まり蔵探偵事務所の所長として、電撃乙女部の部員として、このゲームをプレイしないわけにはいかない！　というわけで、電撃オンラインが誇る雑食ゲーマー・kbjを捕まえて、本作をレポートしていきたいと思います！

●乙女からかけ離れた存在のまり蔵とkbjが乙女ゲーについて語……れるのか？

	高所恐怖症なので遊園地ではほとんどのアトラクションに乗れない、まり蔵探偵事務所・所長のまり蔵です。でも、お化け屋敷は大好きだ！
	遊びに行った遊園地でアイスを食べまくっていたら、トイレを渡り歩くことになった経験を持つkbjです。ああ、懐かしき青春の1ページ……。
	そんなトラウマ体験をここで暴露されても……。
	うるせえよ！　今日はなんのゲームを紹介するんだよ!?
	今日はですね！　オトメイトから6月14日に発売されたPSP用AVG『バクダン★ハンダン』を紹介します！
	「どんな判断だ、金をドブに捨てる気か」の稲船敬二さんが実名で出演する乙女ゲーか。
	ええ、まさかの乙女ゲーです。
	乙女からもっともかけ離れた存在の所長が、乙女ゲーの何を語るっていうんだ？
	『バクダン★ハンダン』はですね、原画を『逆転裁判』や『逆転検事』でおなじみ岩元辰郎さん、プロット・ミステリー監修を推理作家の我孫子武丸さんが手掛けるミステリーゲームでもあるんですよ。
	稲船さん、岩元さん、我孫子さん……って、すごく豪華なクリエイター陣だなぁ。
	でしょ？　しかも舞台が遊園地なんだけど、“ゲーム”をモチーフにしたアトラクションが多数登場するんですよ。これがネタ満載でね、ゲーム好きとしてもたまらんよ。
	でも乙女ゲーなんだろ？　どんな内容なのか、ちょっと想像が付かないんだけど……。
	ま、とりあえずプレイしてみて、ハンダンしてチョーダイ！

■『バクダン★ハンダン』ストーリー ■

　ゲームクリエイター・稲船敬二氏がプロデュースする、日本最大級のテーマパーク“鐘堂ブロッサムランド”。テレビゲームを題材にしたアトラクションがウリのこのテーマパークが、いよいよ開園日を迎える。多くのマスコミや観客が見守る、開園イベントの稲船氏のあいさつ中に“それ”は起こった。

　「カネをドブに捨てる気か!!」

　場内に奇妙なアナウンスが響きわたると同時に全身黒タイツの集団が現れ、稲船氏や園の責任者たちを拘束する。さらに“ワルドブー”と名乗る奇妙な着ぐるみが登場し、テーマパークを爆破すると宣言。爆破を中止してほしければ、7日間の【ゲーム】に参加するよう呼びかける。

　ワルドブーの【ゲーム】には、7つのルールがあった。これらのルールを守りながら1日1つのアトラクションに挑み、内部に仕掛けられた謎を解きながらクリアを目指すのだ。アトラクションをクリアできればその日の爆破は中止となるが、クリアに失敗すると爆破に巻き込まれてアトラクションごと吹き飛ばされてしまう。

　人々が逃げ惑う中、勢いよく手を挙げたのは1人の少女・稲船沙希（いなふねさき）。人質を助け出すために立候補した沙希は、6人の男性たちと一緒に命懸けの【ゲーム】に挑むことに。はたして沙希は、【ゲーム】をクリアすることができるのか？　そして人質を助けることができるのだろうか……？

■ 【ゲーム】の7つのルール ■

その1：タイムリミットは7時間
その2：ワルドブーに手を出してはならない
その3：危険に巻き込まれても自己責任
その4：クリア失敗＝アトラクション爆破
その5：外部との連絡禁止
その6：外部への脱出禁止
その7：ルールを破ったら人質死亡

→次のページでは、ストーリーの魅力に迫る！（2ページ目へ）

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