2012年6月25日(月)
前回のレポートでは、「ゲームに限らず小説や映画などのストーリーものが好きで、ちょっとでも気になるなら遊んでみてください」みたいなことを書きましたが、エンディングまで遊んでみて、改めて『ロボティクス・ノーツ』って、『サマーウォーズ』とか『時をかける少女』といった細田守監督作品の、あのカラッとした爽やかさに通ずるものがあるなと思いました。とくに『サマーウォーズ』好きな人は本作もドンピシャだと思います。
ビジュアル的なイメージや、ロボットというテーマ、そして10月から始まるテレビアニメの効果で、よりたくさんの人に遊んでもらえるといいなと思うのです。で、遊んで楽しかったら『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』や『CHAOS;HEAD(カオスヘッド)』もぜひ遊んでほしい!
なんでか宣伝みたいになっちゃってますが、そうやって科学アドベンチャーシリーズや、アドベンチャーゲームのファンが増えて、「もっとおもしろいアドベンチャーゲームがたくさん出て来ちゃえばいい!」と思うのです。
そして、科学アドベンチャーシリーズファンの方に向けては、もうまちがいなしの科学アドベンチャーですよ! と自信を持ってオススメできます。プレイする上で絶対に必要な知識ではないにせよ、やはり過去の2作品を遊んでおくと、いろいろなネタが楽しめるのも確か。
発売前の時点では『シュタインズ・ゲート』から綯が登場することしか明らかになっていませんが、『カオスヘッド』や『シュタインズ・ゲート』をプレイしているからこそ楽しめる要素が、そこかしこに散りばめられています。というか、むしろ、発売前にサクッともう一度両タイトルを遊んでおきたいくらい。実際、私は『ロボティクス・ノーツ』クリア後に、改めて『CHAOS;HEAD NOAH(カオスヘッド ノア)』をプレイ中だったりします。
何が出てくるとか、誰が出てくるとかは言えませんが、ストーリー上の重要な部分での思わぬ繋がりに、シリーズファンはきっと驚くはずです。あー早く言いたい! 誰かと話して盛り上がりたい!!
というわけで、『ロボティクス・ノーツ』の発売まで間もなく。もうすぐたくさんの人がたぎりながら、世界を救うことになるでしょう。
これはプレイしながら考えていたことなのですが、この『ロボティクス・ノーツ』という作品は、インターネットを最大限に活用して遊ぶといいんじゃないかと思います。「ここが分岐のフラグになっているんじゃないか」なんて情報を、まさにゲームに登場する“ツイぽ”のように交換したり集めたり、気になった用語を調べてみたり。
そうすると、情報収集という面だけでなく、海翔と同じ気持ちが味わえ、そして、この作品が持つテーマについても、より深く感じ、考えられると思います。
ではでは最後は『ロボティクス・ノーツ』を象徴する、みさ希のあるセリフで終わることにしましょう。
「正義は必ず勝たなきゃいけないの。それが運命なの。覚えておきなさい。」
(C)MAGES./5pb./Nitroplus
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