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2012年6月29日(金)

部下の反抗、拳でのやりとり、そして敵への報復――ドラマティック戦場アクション『重鉄騎』プレイインプレッション

文:電撃オンライン

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『重鉄騎』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
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 現在、電撃オンラインで展開中の特集“Xbox 360でハマる アクションゲーム生活!”。本日は、このページで特集されている、Xbox 360のKinect専用タイトル『重鉄騎』のファーストインプレッションを、ライターのエマヌエルがお届けします。

 『重鉄騎』は、“鉄騎”と呼ばれる2足歩行兵器を操作して、ミッションを遂行するシューティングゲームです。カプコンのKinect参入タイトル第1弾でもあり、『アーマードコア』シリーズなどを手掛けるフロム・ソフトウェアが開発を担当しています。

 伝説のロボットシミュレータ『鉄騎』の続編、しかも開発がフロム・ソフトウェア……もうこれを聞いただけで、ロボット好きにはたまりませんよね! さて、今回はチュートリアルと実戦の2ステージがプレイできるとのこと。まずは操作対象の認識テストを開始! ……っと、その間にストーリーを簡単に説明していきます。

『重鉄騎』 『重鉄騎』
▲操作対象の認識テスト。『重鉄騎』は椅子に座った状態でのプレイを想定されているため、椅子に座って両手を広げます。次に立った状態で両手を広げればテストは終了です。

■ ストーリー ■

 ある細菌により、世界中のコンピュータがすべての機能を停止。その影響で、コンピュータ制御を必要としない兵器をもった“アジアの大国”が台頭し、第三次世界大戦が勃発する。その後、世界を掌握され、アメリカも本土への侵攻を許してしまう。しかし、メキシコに逃げ延びたアメリカ軍の残党たちを中心とした、“反乱軍”が結成される。主人公は、アメリカ軍鉄騎隊の元エースで一時退役していたが、“アジアの大国”に家族を殺されたことから軍への復帰を決意する……。


 チュートリアルは、“主人公が鉄騎のパイロットとしての再訓練をする”という名目で始まります。ですが、鉄騎は4人で動かす兵器。まずは、同じコクピット内で戦場をともにするメンバーと親睦を深めるため、あいさつをします。

 駐屯地に来た主人公を見かけ、最初に話しかけてきたのはナサニエル(通称:ナッチ)。ナッチは、右手を差し出してきました。……なるほど、こちらも同じような動作をすれば……、Kinectによる直感的な操作で握手が成功! ゲームのNPCと握手するのは初めての体験ですが、なんとなく絆が深まった感じがしますね! こんな調子で他のメンバーともあいさつをしていきましょう。では、ここでメンバーを簡単に紹介します。

●ナッチ:礼儀正しく、低姿勢。このメンバーの中では一番まともそう。
●レイナー:やけに軽口をたたくあたり、反骨心が強そう。口が悪い。
●パーカー:音楽好きのためか、ノリがいい印象。口が悪い、その2。

『重鉄騎』 『重鉄騎』
▲低姿勢で好印象がもてる後輩のナッチ。ふいに差し伸べられた手。交わす握手……。ナッチ、オマエとはうまくやっていけそうだ!▲投げられたリンゴをつかむ動作もKinectで認識。右手を上げてガッチリ、キャッチに成功!

 さて、いよいよ鉄騎に乗り込み、レバーを引いてエンジン始動! 訓練が開始されました。最初の訓練は、目的地までの歩行なのですが、視点は閉鎖されたコクピット内部のままなので、このままではまともに移動もできません。視界確保のため、スリットをのぞき込む必要があります。

『重鉄騎』 『重鉄騎』
▲右手を画面の右に伸ばしてレバーを引けば鉄騎が起動します。ですが、機関士がエンジンをかけてからでないといけません。細かいですネ!▲右手を前に伸ばし、スリットを開けます。続いて、両手を前に伸ばすとスリットからの視点に変更します。

 視界確保したら、いよいよ歩行。移動や旋回は一般的なゲームと同様にコントローラを使用します。さすがにこの辺は楽勝ですね! なお、通常よりも素早く移動したい場合は、コクピットの左手にあるレバーを引くことで、高速移動モードに切り替えられます。

 目的地まで到着すると、次の訓練が。コクピット内部に有毒ガスが大量発生したとのこと。まずは換気に必要なスイッチがあるバンクパネルの操作から。視点がコクピット内部の状態で、右手を前に突き出し、バンクパネルを引き出す動作をします。バンクパネルが手元にくるので、この中にある大きなレバーを引いてベンチレーターを起動します。バンクパネルにはその他に照明スイッチと自爆スイッチがあるようです。……って、じじじじじじ、自爆スイッチ!?

『重鉄騎』 『重鉄騎』
▲ベンチレーターの他にも、さまざまな機能があるバンクパネル。その中で、いっそう際立つ赤いボタン……。ま、まさかこれは自爆ボタン!?

 さて、バンクパネルを元の位置に戻して訓練再開。……といきたいところですが、自爆ボタンが気になって他のことに手がつけれません。現実のワタシに被害があるわけではないし、ここはやはり一度起動させてみましょう! すまん、みんな……! しかし、後ろにいたパーカーが決死の静止! その後、マジギレされちゃいました♪ 

『重鉄騎』 『重鉄騎』
▲バンクパネルにある自爆ボタンはカバーで覆われているため、まずはこのカバーを外します……。そして右手でスイッチオン!▲訓練中なので押せませんでした、残念!! ちなみに、実戦であればバッチリ押すことができますので、ぜひ挑戦(?)してみてください!

 次は射撃訓練。射撃はコントローラで行い、主砲はRトリガー、副砲はLトリガーで発射できます。この辺は一般的なゲームと変わりませんね。なお、主砲の砲弾は徹甲弾と榴弾に変えられます。狙いやすい大きな鉄騎なら徹甲弾、小さくて狙いにくい歩兵などには榴弾や副砲で戦うのが、この世界のセオリーのようです。砲弾の変更は、主砲弾種切り替えボタンを押す動作をすることで変更可能です。

 さて、近場の標的の撃破が終わると、続いて遠方の標的撃破へ。しかし、スリット視点のままでは標的が確認できません。こんな時は双眼鏡の出番! まず椅子から立ち上がり、コクピットのハッチを開けて外へ顔をのぞかせます。この状態で左手を目の近くに添えると、双眼鏡が使用できます。

 周囲を見渡して標的を発見しましたが、スリットからの視点では的が小さすぎるので、望遠機能があるペリスコープで標的をねらうことに。ペリスコープはコクピット内視点の状態で片手を真上に上げると起動できるのですが、うっかり両手を上げてしまいスリット視点になってしまうことがしばしば……。正しいジェスチャーをしないと誤動作してしまうので、注意しましょう。さて、なんとか起動して狙撃開始! ペリスコープには照準があるので、遠方の標的の狙撃もラクチンでした。

『重鉄騎』 『重鉄騎』
▲こちらがスリットからの視点。真ん中には照準があるので、これを基準に砲撃を行います。下に光っているのが砲弾変更のためのボタンになります。▲立ち上がった状態で、左手で眼鏡を使うようなポーズをとれば双眼鏡が使用可能。直感的でわかりやすいポーズですよね!

 ターゲットをすべて撃破し、訓練が終了! すると喜ぶナッチが右手を突き出してきた。これは映画でよくあるフィストバンプ(互いの拳と拳をコツンとぶつけること)なのか? ゲーム内のキャラクターと動作つきで喜びを分かつのは初めての経験。この瞬間、訓練を達成した実感が沸きました。いやぁみんな、さっきは自爆なんかしようとしてしまってゴメンね!!

『重鉄騎』 『重鉄騎』
▲フィストバンプももちろんKinect操作で行います。相手が拳を突き出してきたら、同じようなポーズをとって、そのまま前に突き出せばOK。かっこよくキメましょう!

→いよいよ戦地へ! 次のページでは実戦の模様をお届け!!(2ページ目へ)

(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED.

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データ

▼『重鉄騎 LIMITED EDITION』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2012年6月21日
■価格:35,000円(税込)
※イーカプコン専売
▼『重鉄騎 サントラセット』
■メーカー:カプコン
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2012年6月21日
■価格:8,990円(税込)
※イーカプコン専売

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