2012年6月28日(木)
PS Vita用ソフト『シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~(以下、シェルノサージュ)』の土屋暁ディレクターに、電撃オンライン読者からの質問に答えていただいた。
『シェルノサージュ』は、7次元先の世界で生活する少女・イオンとのコミュニケーションを体験できるオンライン専用タイトル。先日、公式サイトで8月末までのロードマップ(開発スケジュール)が公開され、DLC『セカイパック』Vol.02&Vol.03の配信日や、キャンペーンの情報が明らかになった。また、6月29日20:00より土屋ディレクターと音響監督・納谷僚介さんによるニコニコ生放送“シェルノサージュスペシャル~胎動~”の配信も告知された。
電撃オンラインでは、そんな本作について読者から質問を募集。投稿されたものの中から選考した質問について、土屋ディレクターに答えていただいたので掲載する。(※質問者のハンドルネームは、質問の末尾に記載)
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――『シェルノサージュ』が発売されてからさまざまな反響があったことと思われますが、そういった中でもっともうれしかった出来事はなんですか?(部族)
これは毎作言えることですが、皆さんの反応をネット上で拝見させていただきまして、何かのリリース時期であったり、発表であったりといった時に皆さんが本当に喜んでくれたり、思いも寄らないネタで盛り上がっていたりするのを見るのが本当に幸せですね。まさにこの時のために、今まで頑張って作ってきたのだと、頑張った甲斐があったなぁと、思える瞬間です。
あと、特に今回に限って言えば、先日放送させていただきましたニコニコ生放送『GENOMI-LINE発起生放送』での皆さんとの対話は、本当にうれしかったです。正直、今回さまざまなトラブルもあり、皆さんの不満も相当数聞いていた中でしたので、大荒れ覚悟での生放送でした。何が起きても真摯に対応しようと決意して幕を開けました。ですが、皆さんの温かい声に包まれ支えられ、無事、成功を収めることができました。皆様にも楽しかったと言っていただけました。
もちろん、生放送を見ていない方、見ていても発言していない方も大勢いらっしゃったと思いますし、その中にはお怒りの方も大勢いらっしゃったと思います。それでもこれだけの皆様に支えられて、この『シェルノサージュ』は活動して行けていると、支持していただいている皆様のためにも、そして今不満を抱えていらっしゃる皆様のためにも、今後も常に最大限の力で頑張っていかねばと思い、大変なうれしさとやる気をいただいた生放送でした。応援してくださる皆様には、本当に感謝申し上げます。
――『シェルノサージュ』というタイトルは、どういう意味で付けられたのでしょうか。(めっちゃすっきゃねん♪)
日本語として安定するアクセントとしては、“シェルノ / サージュ”という感じになります。ですのでよく“シェルノ”と略したりするのですが、実際は“シェル / ノサージュ”が正しい分割線となります。
では、それぞれの単語がどんな意味かと申しますと、“シェル”に関してはもう再三出ている単語ですので皆様もおわかりいただけていると思いますが、“世界”という意味となります。では“サージュ”は何かと申しますと、(もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが)とある言語で“少女”を意味する音なのです。だいたいどのような意味になるか、あとはご想像できるかと思います。
――加隈亜衣さんをイオン役に起用した経緯を教えてください。また、他の主要キャラクターの声優陣を決めた理由も教えていただければと思います。(よっしー)
イオン、カノン、キャス、ネイの4キャラはすべて、オーディションと面接によって選抜を行い、最終的に現在の4名に決定しています。オーディションを行う作品は多々ありますが、面接は前例がないと言われました。私にとっては、実はこの面接が今回の声優さん起用時の最大の重点ポイントでした。なぜなら、この作品はこれからずっと1年間近く、声優さん含めてスタッフで一丸となって制作と進行をしていくものだからです。特に主役クラスの4キャラは、本当に『シェルノサージュ』という作品を好きでいてくれて、自分自身の作品であるかのように思い入れを持って演じてくれる方でいてほしいという思いが強く、それ故に面接でいろいろお話をし、作品に対する興味の深さや親しみやすさなどを見たのです。
面接前に、分厚い設定資料を候補者に渡しまして、そこに書かれていることについて話をしたり、1年後の夢やビジョンを語ってもらったりしました。その中で加隈さんを起用した理由は、『シェルノサージュ』について本当に興味をもってくれていて、かつ、新人だけど一緒に成長していきたいという気持ちがヒシヒシと感じられたからです。そして素でイオンっぽいところもありましたから。かくして今日まで加隈さんはイオンとして頑張ってきましたが、本当にビジョン通りに、イオンとともに成長しつつ演じてくれています。彼女の作品への思い入れも、皆さんにも伝わっていると思います。
カノン、キャス、ネイに関しても同様の理由で選抜し、そしてみんな本当に『シェルノサージュ』が好きで頑張ってくれています。仕事ではありますが、好きだからこそできること、好きだからこそ表現できるエネルギーというものがあると信じています。ですから、皆さんもぜひ、これからも『シェルノサージュ』4人娘を応援してあげてください!
▲カノン | ▲キャス | ▲ネイ |
――ソフト本体や公式サイト以外にもたくさんのWebページやアプリがありますが、今後更新される予定はありますか?(mizuha)
もちろん、これから皆さんと一緒に成長していくコンテンツです。Webページには現在、“GENOMI-LINE”と“7次元通信”の2つのコンテンツがありますが、こちら両方とも6月中に本稼働が開始されます。またそれ以外にも、季節ごとにさまざまなイベントを計画中です。アプリに関しましては、現在『GenomiLive』がありますが、こちらの解除キーがまだあと1つ残っていますし、それ以外のアプリに関しましても、皆さんとの対話で皆さんが楽しめるものを作っていきたいと考えております。
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