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2012年7月2日(月)

ウメハラさん&ときどさんが登場! 公式大会の開催も告知された『ストリートファイター X 鉄拳』のステージレポをお届け

文:電撃オンライン

 カプコンは本日7月1日、東京ビッグサイトでプライベートイベント“CAPCOM SUMMER JAM~カプコンサマージャム”を開催した。ここでは、『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』のステージの模様をお伝えする。

 本作は、カプコンの『ストリートファイター』の世界観に、バンダイナムコゲームスの『鉄拳』のキャラクターが登場する格闘ゲーム。2vs2のタッグバトルを採用し、人気キャラが入り乱れてのバトルが展開する。すでにPS3/Xbox 360版は発売されていて、PS Vita版はハードの特徴を生かした新要素が追加される。

 木下彩さんが司会を務めるこのステージには、綾野智章プロデューサーと 中村真一アシスタントプロデューサーが登場。さらに、『ストリートファイター』のコネをフルに使って招待したという、マッドキャッツに所属するプロゲーマーの、ウメハラさんとときどさんが登場した。

『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』 『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』
▲綾野プロデューサー(左)と、中村アシスタントプロデューサー(右)。▲ウメハラさん(左)と、ときどさん(右)。

 まずは、ウメハラさんとときどさんが、実機を使って実際にPS Vita版『ストリートファイター X 鉄拳』をプレイ。その模様を交えながら、綾野プロデューサーと中村アシスタントプロデューサーが本作を解説した。

『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』

 PS Vita版にも、PS3/Xbox 360で搭載されていたリプレイチャンネルやランクマッチなどの既存の機能はもちろん搭載している。なお、アーケード待受モードは、アドホック待受モードとして実装されているという。また、PS Vitaならではのタッチスクリーンを使用したタッチボタンや、背面パッドを利用したランチアタック、キャラクターチェンジといった機能も紹介された。

『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』 『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』

 ひと通りの紹介が終わった後は、プロゲーマー同士によるガチ対戦を実演。使用キャラクターはPS Vita版で追加された12人の中から選ぶことになり、ウメハラさんはブランカとガイ、ときどさんはブライアンとジャックXを選択した。

 綾野さんから「ウメハラさんがブランカを使ってるのは新鮮だなあ」といったコメントも出る中、一進一退の熱戦のすえに最終的にはウメハラさんのキャラクターチェンジが遅れた隙を突き、ときどさんが勝利を収めた。

『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』 『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』
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▲ウメハラさんは、慣れないPS Vitaの操作に戸惑い気味の様子。これがレバー操作だったら結果は変わっていたかもしれない?

 その次に行われたのは、PS3版での追加キャラクターを使った戦い。PS3版は、PS Vita版と連動させるか、ダウンロードコンテンツを導入することで追加キャラクターを使えるようになる。カプコンチーム対マッドキャッツチームの様相を呈したこの戦いでは、2対2で同時に4人が戦う“ジャンブルモード”が使用された。

 綾野プロデューサーがブライアン、中村アシスタントプロデューサーがエレナを選択。ウメハラさんはリュウ、ときどさんはジュリアを選択した。ウメハラさんとときどさんは、当然とも言える強さで試合を運んだが、綾野さんがブライアンのスーパーアーツ“フェイスクラッシャー”で猛烈な攻めを見せ、最終的にはカプコンチームが勝利をつかんだ。

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▲真空波動拳を飛び越えてのフェイスクラッシャーが決まると、綾野さんは右拳を掲げて会場中に響くほどの雄叫びを上げた。

 本作のプレイを終えて、ウメハラさんは「昔のSFCの『ストリートファイターII』を思い出して、懐かしくておもしろかった」とコメント。ときどさんは、「新しいキャラが個性的な動きをするので、おもしろいことになりそう」とコメントしていた。

『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』

 その他、現在実施中の日清食品とコラボレーションしたキャンペーンや、今回が初公開となるレッドブル主催のゲーム大会“5G”における公式大会の開催が告知された。“5G”は、FTG、FPS、RCG、SPG、フリーの5種目で行われる大規模な大会。オンラインとオフラインで予選が行われ、決勝戦は12月9日に東京都・渋谷のライブハウス“WOMB(ウーム)”で開催されるという。

『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』 『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』
『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』

 また、PS Vita版のパッケージイラストも初公開された。会場の大スクリーンに映しだされた、その画像は……。

!?

『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』
▲……ゴクリ。

 何か手違いがあり、綾野さんが個人的な趣味で発注していたイラストが表示されてしまったらしい。“パターンB”という緊急措置が取られ、次に正真正銘のパッケージイラストが公開された。青が基調となるPS Vitaの販売コーナーで目立つよう、赤を多めに配したデザインとのこと。

『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』
▲こちらが本物。

 最後に、それぞれから観客へのコメントが語られ、本ステージは幕を下ろした。

ウメハラさん:格闘ゲームと言うと真剣にやるというイメージがありますが、ジャンブルモードやタッグモードなど、気軽に対戦格闘ゲームを楽しみたいという人にもオススメのゲームです。

ときどさん:このゲームを真剣にやりこんでいる身として、まだまだ対戦していきたいと思っているので、皆さんも触って遊んでみてください。

中村さん:秋の発売に向け、鋭意開発中です。ウメハラさんも仰っていましたが、気軽に誰でも楽しめるようにPS Vitaの機能を使っているので、ご期待ください。

綾野さん:いよいよ携帯機でPS3のゲームを楽しめるような時代がやってきました。7月、PS Vita版『ストリートファイター X 鉄拳』はさまざまな情報をバンバン出していくので、これからの大きなイベントでの発表にも注目していただきたいと思っています。

 ステージ終了後、綾野プロデューサーと中村アシスタントプロデューサーにインタビューを行ったので、紹介する。

――本日は実機でのプレイも披露されていましたが、ステージの手ごたえはいかがでしたか?

綾野さん(以下、敬称略):カプコンオンリーのイベントですので、カプコンを大好きな方にアピールできました。コアなファンからゲームファン、ゲームファンからより一般の方へと、うまく波及して行ければいいなと思っています。

中村さん(以下、敬称略):今日イベントに来ている方というのは、カプコンの情報を追って来ている方が多いと思います。そういうかなりのカプコンファンを中心に、いい形で情報発信ができました。

――この作品だからこそ味わえる魅力の部分はどこでしょうか?

綾野:本作の魅力はやっぱり、PS3のゲームがPS Vitaで遊べることと、PS3とPS Vitaがクロスプレイという形で対戦できることですね。もう1つ、PS Vita版は手に入れたその日から、55体のキャラクターを全員プレイできるという特徴があります。さらに、PS Vitaの機能を余すところなく使った機能をこれからフォローしていこうと思っていますので、今月からどしどし公開される情報にぜひ注目してほしいです。

中村:先ほど綾野も言ったんですけれど、PS Vita版は、すでに出ているPS3/Xbox 360版の『ストリートファイター X 鉄拳』に、PS Vitaならではの機能をフル活用した要素を加えた、非常に魅力の多い作品です。楽しみにしてください。

――読者へのメッセージをお願いします。

綾野:誌面はもちろんですが、Web媒体には雑誌に勝る速報性があると思うので、これからも色々露出を増やしていって、情報を公開して行きたいと思います。何度も言っているんですけど、7月は本当に『ストリートファイター X 鉄拳』注目の月だと思っているので、ここはぜひ電撃オンラインさんを、F5アタックじゃないですけど、欠かさず更新しまくってほしいなと思っています。記事も期待しています。

中村:この秋の発売に向けて、スタッフ全員が頑張って開発中です。期待に沿えるようなものになると思いますので、クロスプレイやPS Vita版独自の機能を楽しみにしてください。これから情報もどんどん出して行きます。。

――最後に、プロゲーマーに勝利した感想をお聞かせください。

綾野:やっぱり、格闘ゲームっていうのは、キャラ対策っていうのが重要だと思うんですね。まさかウメハラさんも、画面の端から端までスーパーアーツが届くとは考えていなかったと思うので。プロゲーマーに勝ったことは1つの可能性で、PS Vita版が発売されて新キャラクターを使える時が、もう1度『ストリートファイター X 鉄拳』を初められる機会だと思います。敬遠していた人たちもいると思うんですけど、ぜひ参加してもらいたいですね。ここで気合い入れてやってもらえば、プロゲーマーにも勝てるチャンスが待っています。

中村:こればっかりは、偶然だと思います。お2人も手を抜いてくれたところがあると思うので。ただ、なかなかない機会なので、本当に気持ちのいいものではありました。

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