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2012年7月7日(土)

【Spot the 電撃文庫】「白鐘直斗のことをもっと知りたくないですか?」――『ペルソナ×探偵NAOTO』を執筆した間宮先生にインタビュー

文:電撃オンライン

 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第45回となる今回は、『ペルソナ×探偵NAOTO』を執筆した間宮夏生先生のインタビューを掲載する。

『ペルソナ×探偵NAOTO』
▲副島成記先生が描く『ペルソナ×探偵NAOTO』の表紙イラスト。本文イラストは、『ペルソナ4』公式コミックの作画を担当する曽我部修司先生が担当。

 本作は、電撃文庫×電撃マオウ×ペルソナチームで贈る、白鐘直斗の活躍を描いた『ペルソナ4』公式ストーリー。『ペルソナ4』で描かれた稲羽(いなば)市の連続誘拐殺人事件の解決から1年。“探偵王子”こと白鐘直斗は、旧知の刑事・蒼井瞳子から、奇怪な失踪事件への捜査協力を依頼され、新たな舞台“八意(やごころ)市”を訪れる。しかし、着任早々コンビを組まされた青年・黒神創世は、なんと──“機械仕掛け”で……!?

 “クール×直情型”“人間×機械”“白×黒”。何もかも正反対の凸凹コンビは、潜入先の八意高校でも何かと騒ぎを起こしてしまう。だが、直斗の新ペルソナ“アマツミカボシ”と創世のペルソナ“ツクヨミ”の活躍により、捜査線上に“マヨナカサイト”と呼ばれる不気味なウェブサイトの存在が浮かび上がり……。

 間宮先生には、本作のセールスポイントやキャラクターについて思うところなどを語っていただいた。また、電撃文庫 新作紹介ページでは、本作の内容を少しだけ立ち読みできるようになっている。まだ読んでいない人はこちらもあわせてチェックしておこう。

――この作品を書いたキッカケを教えてください。

 キッカケは私が作家としてデビューして間もないころに、担当編集と交わした何気ない雑談でした。担当編集から好きなゲームについて尋ねられた際に、いかに『ペルソナ4』をリスペクトしているかということを熱く語ったのです。もちろん、その時の私は想像すらしていませんでした。後に電撃文庫で『ペルソナ4』のノベライズの企画が持ち上がるとは。運命の女神に五体投地です。まさかあこがれの作品にかかわれることになるなんて夢にも思ってませんでしたから「ああ、作家になってよかった」とノベライズのお話をいただいた時は天にも昇る気持ちでした。

――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?

 最大の特徴は本作品が『ペルソナ4』の人気キャラ・白鐘直斗を主人公とした公式のスピンオフ作品である点です。本作品は『ペルソナ』チームの錚々(そうそう)たるメンバー監修のもとに作られたコラボ作品で、『ペルソナ』ファンの皆さんにも楽しんでいただけるような作品を目指しました。

 もちろんスピンオフ作品なので『ペルソナ4』の世界観を踏襲しながらも、本作品では探偵・白鐘直斗を主人公とした新たな舞台で新たな事件が新たな人物たちとともに展開していきますので、『ペルソナ4』を未経験の皆さんにも楽しんでもらえるような内容になっています。

――作品を書くうえで悩んだところは?

 『ペルソナ4』に関係するお仕事をさせてもらえると当初は浮かれていた私でしたが、じょじょに『ペルソナ4』というネームバリューが私にとって重く感じられるようになったのです。私自身が『ペルソナ4』の大ファンだからこそ、ファンの皆さんに恥ずかしくない作品にしなければと、また、このような素晴らしい機会を与えてくださった周囲の期待に応えたいと強いプレッシャーを感じていたのです。

 実際、ペルソナチームの方々と初めての打ち合わせ時は、大袈裟でなく私は指先が小刻みに震えるほど緊張しておりました。それぐらい気負っていたんです。ですが、後に私がいい意味で開き直れたのは『ペルソナ4』のプロデューサーである橋野桂さんからいただいた一言のお陰でした。

「思ったままの白鐘直斗の物語を存分に書いてください」

 そしてでき上がった『ペルソナ×探偵NAOTO』は、私が書きたかった新たな直斗の魅力を伝えるための物語となりました。『ペルソナ』チームやその他のたくさんの方々の多大なるサポートなくしてこの完成はありえなかった物語だと思います。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 おそらく、これまでの作品の2倍近い時間がかかっているんじゃないでしょうか。理由は本作品を読んでいただければ一目瞭然! 読み応えバッチリの内容になっていると思います!

――主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。

 『ペルソナ4』には幾人もの魅力的な登場人物がいます。それらの人物の中で、なぜあえて主人公として白鐘直斗をピックアップしたのか。1つは登場人物の中でも、白鐘直斗が非常に人気の高いキャラであったこと。もう1つは登場人物の中で、もっともミステリアスなキャラであったことです。

 ゲームで『ペルソナ4』の主人公たちが出会った時には白鐘直斗はすでに“探偵王子”として世に知られた存在でした。おそらく、稲羽市を訪れる以前、あの明晰な頭脳と沈着冷静さでもって数々の難事件を解決してきたことでしょう。では、具体的にどのような事件をどのようにして解決してきたのか? ゲームでは描かれていない直斗の過去に興味を持ったのは私だけではないはずです。そんな願望の一部を具現化したのが『ペルソナ×探偵NAOTO』です。探偵・白鐘直斗の活躍と新たな一面を思う存分堪能していただけたらと思います。

 以上のように私が「直斗が好きで好きでしょうがないからどうしても直斗を主人公でやらせておくれよぉ、お願いだぉ」とかそういった私情は本作品には一切入ってません。客観的に判断した結果です、本当です、本人が断言しているので十中八九確かです!

――特にお気に入りのシーンはどこですか?

 白鐘直斗と相棒の黒神創世とのやり取りはどれも好きなシーンです。黒神創世は本作品のオリジナルキャラでして、沈着冷静な直斗とは真逆の直情的な性格です。さらに人間ではなくロボットであるという点が大きなギャップとなっています。そんな2人の凸凹感は執筆していて、とても楽しかったですね。あとは忘れちゃいけない直斗が活躍するシーンの数々。そして、あんな直斗やこんな直斗のイラストも! 本作品のイラストは、すべて副島さんや曽我部さんの描き下ろしです! しかも、かなりの大ボリュームとなっております! 本当にどれも必見ですので皆さんにもぜひ見ていただきたいです!

――ゲームで熱中しているものがあれば教えてください。

 言わずもがな! 6月は『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』で決まりです! 菜々子かわいいよ菜々子! ちなみに最近まで『ファイアーエムブレム 覚醒』に熱中していました。他には『TOKYO JUNGLE』にも興味がありますし、『マックス アナーキー』も楽しそうですし、もちろん『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』が発売されたら間違いなく遊びますし、早い話がゲームはなんでも好きで熱中する時間があったらどんだけでもしたいです。安西先生ゲームがしたいです。

――それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。

 皆さん、白鐘直斗のことをもっと知りたくないですか? 私は知りたかった。そうした思いを込めて、探偵であり現役の高校生である白鐘直斗を思い切り描きました。等身大の直斗がどのように考え悩み、どのように決断して、どのように行動を起こすのか、そのあたりを読んで感じていただけたらと思います。きっと物語の最後には、これまで以上に白鐘直斗のことを好きになっていると思います。 白鐘直斗の魅力を詰め込んだ『ペルソナ×探偵NAOTO』をどうぞよろしくお願いします。

(C)Index Corporation 1996,2012
(C)間宮夏生/AMW
カバー・口絵イラスト:副島成記、本文イラスト:曽我部修司

データ

▼『ペルソナ×探偵NAOTO』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年6月10日
■価格:704円(税込)
 
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