【PW養成講座29】ついに発売される『MTG』最新セット『Magic 2013』の注目カードをあの2人がビシッとチェック！

文：電撃オンライン

■ 『M13』注目カード：緑編 ■

	最後の1色は緑ね。緑にはおもしろくていいカードと強くていいカードと“おもしろくて強い、いいカード”が追加されてるんだけど、どれから紹介しようか？
	え？　じゃ、じゃあ“おもしろくて強い、いいカード”から？
	はーい。じゃあこれをどうぞ。

《スラーグ牙》

	おー。これは確かにおもしろくて強いカードだね。5/3でパワーも十分だし、ライフ回復、さらにトークンまで出せちゃうなんて。
	適当に使ってよし、コンボに組み込んでよしのカードよね。コンボするなら《出産の殻》や《修復の天使》なんかが相棒になるかしら。

	このカードがすごいのは、トークンを出す条件が「墓地に置かれた時」じゃなくて「戦場を離れた時」なところよね。これのおかげで《蒸気の絡みつき》や《忘却の輪》のような、破壊でない除去手段にも耐性があるわ。
	単純に《緑の太陽の頂点》で持ってきてもいいね。
	そうね。じゃあ次はどうしようか？
	強くていいカードで！
	なら、これね。

	昔から『MTG』を遊んでいたプレイヤーさんにとっては《稲妻》と同じくらい衝撃的な再録カードね。
	たった1マナで＋2/＋0とトランプル、さらに墓地に行ったら手札に返ってくるなんて！
	マナ・コストに対する修正値も大きいのに“オーラ”の欠点である「つけたクリーチャーが除去されると一緒に失われてしまう」というところがほとんど解消されている強力なカードよ。
	《ウルフィーの銀心》が適当に“結魂”して攻撃するだけでゲームが決まりそうだね。
	パワーを上げるのが得意な緑に“トランプル”という突破力を与えちゃうんだからね。また、パワーが永続的に上がるので《獰猛さの勝利》なんかとも非常に相性がいいわ。緑絡みのビートダウンデッキでは、今後よく見かけるカードになりそうね。コントロールデッキ好きとしては頭が痛いわ。
	1ターン目に《ラノワールのエルフ》から2ターン目《絡み根の霊》、《怨恨》つけてアタック！
	はあー、ダイスケ君好きそうよね。

さてさて。最後になりました“おもしろくていいカード”。こちらです！

	どれもおもしろそうだね～。
	《地の封印》は墓地のカードを対象に取れなくするもので、スタンダードで大活躍中の《瞬唱の魔道士》や《屈葬の儀式》デッキへの対策カードね。相手が墓地を利用するカードを使っていなくてもカードを1枚引けるので無駄にならないのがポイントね。
	《ムウォンヴーリーの獣記し》は“接死”とか“トランプル”とか、緑っぽい能力を持つクリーチャーをデッキの一番上に持ってこれるんだね。
	そうそう。《原始のタイタン》、《ワームとぐろエンジン》、《鷺群れのシガルダ》……これ以外にも結構いろいろなクリーチャーを探せるわよ。ただ、クリーチャータイプが人間・スカウトなので《末裔の道》とコンボしにくいことだけが残念だわ。

	最後の《クウィリーオンのドライアド》は多色デッキ向けのカードね。“白か青か黒か赤の呪文”を唱えるたびに＋1/＋1カウンターが乗って強くなっていくわ。
	えーと、それは“緑じゃない呪文”っていう文章じゃダメなの？
	それだと“白であり、緑でもあるマルチカラーの呪文”で強化されなくなっちゃうのよね～。だから、ちょっと回りくどいけどこのテキストになってるのよ。
	あー、なるほど。
	特に、軽い呪文が多い青や赤と組み合わせると強いクリーチャーね。今ならライフで払える“ファイレクシア・マナ”の呪文を使うと素早く強化できるでしょうね。

→最後はマルチカラーや土地カードを確認っ！（6ページ目へ）

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データ

関連サイト

• マジック：ザ・ギャザリング日本語公式サイト
• MTG特集ページ“マナの泉”