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2012年7月17日(火)

【電撃PlayStation】落合博満×福嗣親子がPS Vitaの『パワプロ2012』で激突! インタビューで福嗣氏の意外な親子関係もわかった

文:電撃PlayStation

 電撃PlayStation編集部のヒビキタケルです。落合福嗣氏が父である落合博満氏にPS Vita版の『実況パワフルプロ野球2012』で対決する“親父をこえろ 落合親子のパワプロ対決”。

 公式サイトにある予告編のムービー(※現在は落合福嗣さんによる選手作成の模様や対決の動画もアップされている)を見てニヤニヤしていたら、なんと「落合福嗣さんにインタビューしませんか?」という、うれしすぎる申し出が!

「行きます行きます! マッハで行きます!」というわけで、早速落合福嗣さんにお話を伺ってきた!

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●福嗣さんの『パワプロ』シリーズ歴は約15年以上!

――『パワプロ2012』で親子対決をされるということで、福嗣さんがゲームがお好きというのは有名な話ですが、『パワプロ』シリーズはプレイされたことがあるのでしょうか?

落合福嗣氏(以下、敬称略):ありますよー! 『パワプロ』シリーズはニンテンドー64で出ていたときからプレイしていますね。

――ええっ!? そんな前からプレイしていたんですか。それじゃ今回の対決はもはや“福嗣さんの土俵で戦う”ようなものじゃないですか?

福嗣:だから「対決しましょう」と言えるわけです。あっち(博満氏)はいわば“野球のプロ”じゃないですか。やっぱり“親父を超える!”ってなったら、野球で超えないと……ね。

でも、実際の野球をやろうとしたら9人いるんですよね。だったら、ゲームでいいんじゃないかって思ったんです。ゲームだったら、ちょうどレベルが同じになるかなと。僕、ほら理論とか全然ないから(笑)。

――その代わり、シリーズを通して遊んでいるという経験がありますよね。

福嗣:そうそう!

――シリーズ的にいうと、じつは本作は『パワプロ』シリーズで初めてPS Vitaで発売されるタイトルなんです。今回の対決でもPS Vita版で行われましたが、実際にPS Vitaを触ってみた感想はいかがですか?

福嗣:あのねえ……キレイ! やっぱり画面がキレイですね。今まで僕らがテレビでやっていたものが、そのまんまこの画面に持ち出せているみたいな感覚。

 僕にとっては今までの『パワプロ』は、大きい画面で学校から家に帰ってから遊ぶ……って感じだったけど、今はほら、学校に持っていって、授業の合間に遊んだり、授業中にやったり……。

――授業中はダメですよ(笑)!

福嗣:そういうふうにしながら楽しめるというのが、すごくいいですよね。確かに今までもPSPなどでできたんですけど、「携帯機だとテレビには劣るかなぁ」というのが僕の中であって。テレビと同等……使っているテレビによってはテレビ以上のキレイなのが、すっごい魅力的なんで! 画面だけでなく、しっかりサクサクヌルヌル動くのもいいですよね。

――PS Vitaにはアナログスティックもありますから、PS3と操作感も近いですし。

福嗣:そうですね。


●“サクセス”で育成した落合福嗣の能力は、やはり父親似!?

――対戦では“サクセス”モードでオリジナル選手の“落合福嗣”さんを育成されたとのことですが、どんな選手になったのでしょうか?

福嗣:やっぱり、父親のステータスに似せようかなって。超えるという意味では、同じような土俵で勝負したいんです。それで、父親のステータスってパワーとミートがすごくて、ほかはぜんぜんじゃないですか。

――どの時期の落合博満選手を再現するかにもよると思いますけれど……。

福嗣:『パワプロ』的にいえば、パワーとミートがAで、残りはEくらいな感じですよ。僕も普段のプレイで選手を作ろうとすると、万能な選手だとパワーとミートがどうしてもちょっと低くなってしまうんです。ホームランが量産できる選手……というと、やっぱり守備は捨てないといけないかなと、いうのがあって。もう、毎週(ゲーム中の練習が)筋トレと打撃練習(笑)。

――とにかくパワーとミートを上げるための経験点を稼ぐ練習ですね。

福嗣:そういう選手を一週間かけて対決当日まで作りました。で、ホントに“サクセス”って奥が深いんですよね。納得できる選手ができるまで、一週間じゃ足りない(笑)! あのねえ、僕は今でも「もっといい選手ができるんじゃないか」って思うの(笑)。すごく。

――わかります。私も『パワプロ』の記事を担当していますが、いつもそう思いますよ。

福嗣:永遠のテーマですよね。もっと時間があればなあと思っているんですけど、一週間という限られた時間の中でいえば、まあ及第点の選手になったかな。

――ちなみに“サクセス”の大学野球編はシナリオが3つありますが、どれでプレイされましたか?

福嗣:パワフル大学です。海外選抜にも選ばれましたよ。育成期間中はときどき、スタッフさんに「ちゃんとやってます?」って確認の電話がくるんです。そのときに海外選抜に選ばれた話をしたら「えー、パワフル大学で海外選抜に選ばれるのはなかなかですよ」ってなぜか上から目線で言われましたけど(笑)。

――じゃあ、その選手が“落合福嗣”として登録された選手なのでしょうか?

福嗣:いやいや、そいつじゃないんです。いっぱい育成しましたからね。僕のクローンがいっぱいいるんですよ! オリジナル選手のデータ欄を見ると、みんな“落合福”という登録名だらけで(笑)。基本は一塁手で、ときどき捕手とか外野手とかを育成して試してみるんですけど、やはりそのあたりは守備力がないと……ぽろぽろぽろぽろボールをこぼしちゃう。

それで結局、一塁手にしぼって対決当日ギリギリまで作って……当日も2人作ったんです! 合計18人くらいになったかな。で、その中のうちの1人が「これ(でイケる選手)かなぁ~」と。育成にはね、運がからみますから。たいへんですよ“サクセス”は!

――確かに。選手の能力を底上げするダイジョーブ博士のイベントもありますし。

福嗣:そう、前作は半年間ずっと“サクセス”やっていましたからね。『パワプロ』にはほかにも“ペナント”や“マイライフ”などいろいろとモードがあるんですけど、“サクセス”だけでひたっすら選手を作っていました。それはまあ、いろいろなタイプの選手を作っていたということもありますけど。

あと、前作から選手の顔に個性がつけられるようになったのもいいですよね。顔に特徴をつけたりとか、アクセサリーやメガネをつけられるのがいいです。すんごく楽しかったので、僕の作成した選手は全員顔が違いますもん(笑)。

――ええぇっ、企画的には福嗣さんの顔に似せたほうがいいんじゃないですか?

福嗣:最初はそうなんですけど、作っていくうちに「もうちょっとイケメンにしようかなぁ」とか思い出すんです(笑)。

――なるほど。イケメンになった福嗣さんが対戦に出てくる、というのも場が盛り上がりそうですね。

(社)日本野球機構承認
NPB BIS プロ野球公式記録使用
プロ野球フランチャイズ球場公認
ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2011年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。
(C)Konami Digital Entertainment

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