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2012年7月18日(水)

フルCG映画『バイオハザード ダムネーション』の最新映像がコミコン2012にて公開

文:電撃オンライン

 カプコンは、10月27日から新宿ピカデリー他、全国で公開されるフルCG長編アニメーション映画『バイオハザード ダムネーション』の最新情報を公開した。

 本作は、武器やアイテムを駆使して生き延びるサバイバルホラー『バイオハザード』シリーズを原作にした劇場映画。2008年に公開された『バイオハザード ディジェネレーション』に続く、2度目のフルCG映画だ。主人公は、ゲーム最新作『バイオハザード6』でも主人公の1人であるレオン・S・ケネディで、B.O.W.(生物兵器)が実戦投入されているという情報を受け、東欧の小国“東スラブ共和国”に潜入する。

『バイオハザード ダムネーション』

 情報は、7月12日~15日にアメリカ・サンディエゴで開催された“Comic-Con International(コミコン)”にて明らかになった。会場は、レオンやガスマスクの戦闘員のコスプレをしたファンで埋め尽くされたという。パネルディスカッションには、カプコン・小林裕幸プロデューサーと監督の神谷誠氏が登壇した。

『バイオハザード ダムネーション』
▲左が小林プロデューサーで、右が神谷監督。

 世界初公開のトレーラーが最初に上映された。レオンの活躍とともに、シリーズに登場する女性キャラクターのエイダ・ウォンが映し出されると、ファンから大きな歓声が上がる。

『バイオハザード ダムネーション』

 小林プロデューサーから「ゲームの世界観を共有する映画最新作が完成したので楽しんでください」というあいさつが、神谷監督からは「前作よりもパワーアップしてクリーチャーもいっぱい出ています」というコメントが飛び出すと、ファンは沸きに沸きあがった。さらに神谷監督から「レオンに地獄巡りをさせ、思い切り苦しめたかった」という本作のコンセプトが伝えられるとファンからはさらに大きな歓声を上げた。

 続いて作品の冒頭7分が上映される。レオンがアメリカ合衆国の命令を無視して舞台となる東欧の小国へと単独潜入するところから始まり、『バイオハザード』シリーズでおなじみのB.O.W.(有機生体兵器)・リッカーとの戦闘シーンで映像は終了となった。

 映像が終わった後のQ&Aではファンから「リッカーを操っている男が出たが、“お手”とか“伏せ”をさせることはできるのか?」というおもしろい質問が飛び出した。リッカーの説明をする予定はなかった製作陣から神谷監督が、「たぶん能力的にはできるでしょうが、やっていたとしてもオフカメラでやっていることでしょう」とぼやかして答えなければならないほど、ファンから鋭い質問が上がる一幕も。

 他にも、アメリカやフランスのファンが日本語で「ドウモ」、「コバヤシサン」、「カミヤサン」、「アリガト」と日本語を駆使する姿や、ファンが1人でいくつも質問をしようとして強制終了させられるなど、熱狂的なファンがいることを確認できた。

 最後に小林プロデューサーが手掛ける『バイオハザード6』の最新トレーラーが上映され、ファンは『バイオハザード』一色の1時間を堪能した。パネルディスカッションの終了と同時に多くのファンが小林プロデューサーと神谷監督のサインを求めに殺到。ホールでは次の講演が控えていたため、即席サイン会は3分ほどで終了となったが、ファンたちの興奮は冷めやらぬ様子だったという。

 日本では10月27日から、2D&3Dで劇場公開される『バイオハザード ダムネーション』。今後も新情報にも期待しておこう。

■『バイオハザード ダムネーション』
【公開日】2012年10月27日
【配給】ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
【上映館】東京・新宿ピカデリー他
【スタッフ】(敬称略)
 監督:神谷誠
 脚本:菅正太郎
 プロデューサー:小林裕幸
 制作:デジタル・フロンティア
 製作・著作:バイオハザードCG2製作委員会

(C)2012 カプコン/バイオハザード CG2 製作委員会

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