2012年8月10日(金)
『MTG』の対戦は、構築戦・限定戦を問わず、1対1で戦うものがほとんどです。それに対して、2人で1つのチームとして戦うのが、この“双頭巨人戦”になります。双頭巨人戦のポイントは以下のようなものです。
○ライフは、各プレイヤーが20点持つのではなく1チーム30点
ちなみに“双頭巨人戦”と言っていますが、3人以上のチーム戦でも問題ありません。その場合はチームの人数1人につきライフが15点増えます。3人チーム戦なら1チームのライフは45点です。
〇ターンはチーム単位で進行する。
戦闘では2人のプレイヤーが同時に相手チームに攻撃する
ターンはチームごとに進行していきます。戦闘では攻撃側のプレイヤー2人が同時に攻撃クリーチャーを指定します。防御側のプレイヤーも同様です。向かい合っているプレイヤーのクリーチャーしかブロックできない、というような制限はありません。
〇いずれかのプレイヤーのライブラリー(デッキのこと)からカードが引けない場合、
そのチームは敗北する
チームのどちらかのプレイヤーのライブラリーからカードがなくなったらチームの敗北になります。残ったプレイヤーのライブラリーにカードが残っていても敗北します。
〇カードに書かれている“あなた”は、チームメイトを含まない
例えば、あなたが“あなたのコントロールする他のマーフォーク・クリーチャーは+1/+1の修正を受けるとともに島渡りを得る”という能力を持つ《真珠三叉矛の達人》をコントロールしていて、チームメイトがマーフォーク・クリーチャーである《真珠三叉矛の人魚》をコントロールしていても、そのクリーチャーは《真珠三叉矛の達人》の恩恵を受けることができません。
大まかに言うとこんな感じです。こちらも動画を撮影してみましたので、ご覧くださいませ。
いかがでしょうか。《血吸いコウモリ》や《風のドレイク》で積極的に攻めていくチームメイトを、若林さんは《平和な心》や《ニンの杖》でサポートしていきます。相手の“飛行”クリーチャーを除去し、こちらの“飛行”クリーチャーで攻めていける状態を作り上げましたが、相手チームは1人がブロックにまわって時間を稼いでいる間に、もう1人が《境界なき領土》から大型クリーチャーを連発し、とどめに《大鉈暴動》というパワフルなプレイで逆転しました。
▲《境界なき領土》や《夕暮れ谷のワーム》といったマナ・コストの重いカードは、プレイしたターンに無防備になってしまうことも多いのですが、双頭巨人戦であればチームメイトに守ってもらうことで、リスクを減らせます。 |
“双頭巨人戦”では、このように1対1のゲームでは、なかなか活躍できないカードが思いがけない強力カードに変身することもあり、通常の構築戦、限定戦とはまた違った感覚でゲームを楽しむことができます。シールド戦を遊んだシメに、デッキをちょちょいっと調整して双頭巨人戦、というのも非常に楽しいのでオススメですよ。せっかくパックを開けるのですから、長く楽しめたほうがいいでしょう。
今回はさらにもう1つ、ブースターパックを使ったお手軽なゲームを紹介します。それが“パックウォーズ”です。
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