【電撃乙女部】プレイボーイの総務・御堂十弥は仏教をリスペクト!? 『恋は校則に縛られない！』連載企画第4回

御堂ルート◆シナリオ抜粋

御　堂「早く早く！　もうすぐ花火始まっちまうぞ！」
主人公「うん！　……きゃっ！」
御　堂「大丈夫か？」
主人公「うん、平気。ちょっと人が混んできたから、ぶつかりそうになっちゃった」
御　堂「じゃ、手でもつないで──」
羽々崎「おーい、ふたりともこっちだぞー！」

御　堂「──っ!!」
主人公「羽々崎くん！　あ……先輩たちも」
御　堂「ちぇっ……みんな近くにいたのか」

御　堂「悪い悪い。うろついてたら、こんな時間になっちまってて」
朝　霧「御堂さんが花火を見られないのは、別にいいですけど……先輩が見られないのはかわいそうです」
御　堂「おまえはそーゆーヤツだよな、朝霧」
鳴　神「間に合ったとはいえ、余裕を持った行動をお勧めしますね」
御　堂「へーい」
榊　木「……始まるぞ」

主人公「うわぁ……キレイ！」
御　堂「やっぱ文化祭の締めは、花火だよなー」
主人公「ご近所に住んでる人たちも、この花火を楽しみにしてるらしいよ」
御　堂「だよな。こんな時期外れの花火なんて、めったにお目にかかれるもんじゃねーし」
主人公「秋の花火もいいね……」
御　堂「みんなも、楽しそうに花火見てるな」
主人公「うん。フィナーレまで楽しんでもらえてうれしいな」
御　堂「オレにも、この笑顔を作れっかな……」
主人公「……ねえ、御堂くん。一緒にがんばろうよ」
御　堂「一緒に？」
主人公「そうだよ。署名を集めるのも一緒にやって来たんだもん。これからも、一緒にがんばろう？」
主人公「これまでだって、これからだって、みんながいるんだよ。御堂くんひとりでやらなくちゃいけない訳じゃないんだから」
主人公「私だって、これからもずっと協力するよ！」
御　堂「……ありがとな。ジジイが、いい仲間を持ったって言ってた理由が、今になってわかるよ」
御　堂「よっしゃ！　成功させること考えて、オレ、イベントのこと企画してみるわ」
主人公「がんばってね、御堂くん。何でも協力するから！」
御　堂「おう！」
鳴　神「さて、話もまとまったところで、解散いたしますか」
羽々崎「あ、視聴覚室にスクリーン返しに行かなきゃ！」
朝　霧「おれも片付けがありました……」
榊　木「俺とヒロもだな。ふたりとも、先戻ってていいぞ」
御　堂「あ……はい！」

御　堂「あ、あのさ……。ちょっと止まって」
主人公「どうしたの？」
御　堂「ホント、署名のこと……。いろいろ手伝ってくれて、ありがとうな」
御　堂「……オレのこと、一番近くでずっと見ててくれてうれしかった」
主人公「御堂くん……」
御　堂「ホントにありがとう」
主人公「……！」
主人公（み、御堂くん、おでこに……キス……！）
御　堂「──そんじゃ、戻ろっか。手、つないでいい？」
主人公「う、うん」
主人公（どうしよう、心臓、すごくドキドキしてる……）