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2012年8月27日(月)

『鉄拳タッグトーナメント2』の物語は、巌竜の夢オチの続きになっていた可能性も!? メディア体験会の模様をお届け

文:電撃オンライン

■ありそうでなかったモードがそこに! オンライン機能の充実さにビックリ

 プレゼンの後は、場所を移して試遊プレイへ。最初は、他のメディア関係者とのランクマッチによるオンライン対戦を体験。ソロ、タッグ、ペアのどれを選んでもマッチングできるようになっていた。

 オンラインロビーでは、ランク制限やボイスチャットの有無などが設定可能で、マッチング検索中は、木人(棒立ちのキャラ)を相手にウォームアップすることができる。そして、オンライン対戦のキモとなる動作の遅延。これについては、まったくといっていいほど感じられなかった。

『鉄拳タッグトーナメント2』 『鉄拳タッグトーナメント2』

 次に、3人部屋を作ってプレイヤーマッチも行ってみた。対戦しないプレイヤーは観戦モードになるわけだが、試合を見ながら観戦者同士でテキストやボイスでチャットのやり取りができるようになっている。知り合い同士でワイワイ楽しむにはもってこいモードだ。

 続いては、3D格闘ゲームでは最先端となる“オンラインプラクティス”を体験。このモードは、2人のプレイヤーが技の性能を試したり、疑似対戦をしたりしてお互いに練習しあえるというものだ。

『鉄拳タッグトーナメント2』 『鉄拳タッグトーナメント2』
▲オンラインプラクティスでは、時間と体力が無制限に。コンボのヒット数や総ダメージなどは画面上で確認できる。▲相手の技をガードした後にどれが反撃技になるかも試すことできる。反撃が確定した場合は、“PUNISH”と表示されるようになっている。

 マッチング検索中のウォームアップ、そして確認ごとや調べごとにうってつけのオンラインプラクティスは、まさしく格闘ゲーム好きな筆者が求めていたものだった。こういった親切設計は、腕を磨くための最適な環境といえるだろう。

 その他にも、オンラインモードにはアーケード版で好評だった“チーム機能”も取り入れるとのこと。対戦中のタイムラグのなさも含め、今作ではこれまで以上に快適なオンラインプレイが楽しめそうだ。

■新モード“ファイトラボ”は、初心者でも上級者でも楽しめる

 オンラインモードを一通り体験した後は、各モードを自由に遊ぶことができた。そこで筆者は、一番気になっていた新モードの“ファイトラボ”を触ってみることに。

 ファイトラボは、物語の流れに沿ってミニゲームを楽しみながら対戦の基礎も学べる、ステージクリア型のモード。ミニゲームで稼いだポイントでコンボット(格闘家の技を学習するロボット)に技を習得させて、自分だけのオリジナルファイターを作ることもできる。

『鉄拳タッグトーナメント2』 『鉄拳タッグトーナメント2』 『鉄拳タッグトーナメント2』
▲コンボットの開発者ヴァイオレットと秘書のコントのようなやり取り、コンボットが繰り出す豪快なフィニッシュブロー、突然水着姿になる敵キャラなど、本編とは違ってかなりはっちゃけた内容に。

 プレゼンで聞いた“オリジナルファイターを作れる”というところに興味をひかれ、早速、コンボットに技を習得させてみる。習得画面では、コマンドごとに各キャラの技が並べられており、好きな技をポイントで購入する仕組みになっていた。さらに、マッチング検索中の時と同様、棒立ちのキャラを相手に習得した技をその場で試すこともできた。

 習得できる技の種類は、ミニゲームでの評価に応じてアンロックされるとのこと。評価のランクは、C<B<A<Sの順に高くなり、カズヤの霧足風神拳やポールの崩拳といった強力な技は、高い評価を得ないとアンロックされないという。オリジナルファイターの作成は、ある意味、上級者のために用意されたやり込み要素といえるだろう。

『鉄拳タッグトーナメント2』

 他のモードもいろいろと体験したかったが、結局、プレイ時間のほとんどがファイトラボに。物語の展開がこの先がどうなるか、コンボットにもっといろんな技を習得させたいなどと夢中になりすぎてしまった。チュートリアル的な側面に関しては、後から「なるほど」と気づかせるほど自然にできており、まさに“楽しみながら学べるモード”ということを実感した。

→プロジェクトリーダー&ディレクターに聞く合同インタビューをお届け(3ページ目)

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