2012年9月19日(水)
WeMade Onlineは、NHN Japan株式会社との業務提携および、日本でのスマートフォン向け新作ゲームの発表記者会見を、9月19日にパレスホテル東京で行った。
WeMade Onlineは、韓国のオンラインゲーム会社であるWeMade Entertainmentの日本国内会社。現在では『新生R.O.H.A.N』や『Seal Online』などのPC用オンラインRPGを運営している。
今回の業務提携では、スマートフォン向けゲームでの日本市場参入にあたり、NHN Japan株式会社が運営するコミュニケーションアプリ『LINE』へそれらのゲームを提供。『LINE』を通じてマーケティングや運営を行う内容が盛り込まれている。
記者会見では、最初にWeMade Online代表取締役であるチェ・ジョング氏の挨拶が行われた。チェ氏は、3年ほど前からWeMade Entertainmentでスマートフォン向けゲームの開発が行われていたことを明かし、これから1年で20タイトルのサービス開始する予定だと発表した。
提供するスマートフォン向けゲームについては、現在のソーシャルゲームの主流であるカードゲームではなく、スマートフォンならではの操作感を重視していることを強調。また、今年話題になったコンプガチャなどの重課金に言及し、同社が提供するタイトルは重課金が行われない仕様になっていると語った。例として、明日から始まる“東京ゲームショウ 2012”(以下、TGS 2012)に出展する6タイトルは、課金ガチャそのものが存在しないとのことだ。
▲課金システムについて驚きの発表を行ったチェ氏。 |
続いて登壇したのは、WeMade Entertainment代表取締役のキム・ナムチョル氏。キム氏は、同社のゲーム製作に関して、日本ユーザーの求めているものを開発するため、いかに心血を注いでいるかを伝えた。その第一歩として、TGS 2012で今回のスマートフォン向けタイトルを発表できることへの喜びを、感謝の気持ちとともにコメントした。
▲おもしろい語り口調で、会場の笑いをとりながら開発への尽力ぶりを語ったキム氏。 |
両者の挨拶が終わると、キム氏とNHN Japan株式会社の代表取締役社長・森川亮氏が壇上に立ち、今回の業務提携に関する調印式を行った。調印後にはチェ氏も加わり、3人で固い握手を交わした。
▲調印式の様子と、無事に終え手を取りあう三者。 |
その後、森川社長による業務提携に関するプレゼンテーションが行われた。最初に、この日発表されたスマートフォン向けのリアルタイムストラテジー『CHAOS&DEFENSE』について、『LINE』でサービスを行うことに合意したことを発表。また、NHN Japan株式会社もスマートフォン向けゲームに注力していること、そしてWeMade Onlineとの連携による『CHAOS&DEFENSE』成功への意欲を力強く語った。
▲『CHAOS&DEFENSE』の成功を誓う森川社長。どのような形で『LINE』との連携がなされるか気になるところだ。 |
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