サプライズ満載の『モンスターハンター4』スペシャルステージをお届け！ 新たな『MH』は通信事情にも大きな進化が……!?

文：電撃オンライン

　東京ゲームショウ2012のカプコンブースでは、『モンスターハンター4』スペシャルステージを開催。辻本良三プロデューサーと藤岡要ディレクターが会場に集ったハンターたちに“新要素”と“作品の魅力”をアピールした！

　まずステージで公開されたのは、ゲームショウの会場でも流されているプロモーション映像。これまで情報がなかったモンスターも映っているということで、気になったハンターたちも多かったはず。中でもブースに造型が展示されていた新モンスター“ゴア・マガラ”については、改めてステージ上の2人からも紹介が。「まだまだ情報は少ないけれど、覚えておいてほしい！」と辻本プロデューサーが語るなど、『MH4』においても“重要なモンスター”であることを示唆していた。

　さらに辻本氏はオトモアイルーについても紹介。本作では2匹のアイルーを連れていけるだけでなく、気まぐれで合体技“ネコ式火竜車”を出し、ハンターをサポートしてくれるという情報も……。手作りの自走車で砲弾を放つというなんとも脱力感のある映像が公開されていたが、藤岡氏いわく「かわいいけど攻撃力はある」とのこと。

　新たな拠点“バルバレ”については、「いろいろなものが行き交う集落。バザールみたいな感じ」という説明があった。ただ、物語はこの拠点のみで進むわけではなく、クエストをこなしていく内に他の拠点に移動することもある（拠点が増えていく）と語る2人。実際、このあとの実機を使ったプレイでは、マグマが噴いているような次の拠点“ナグリ村”が特別に公開された。実機プレイについてはまさに開発中のROMということで「見せていいところと見せていけないところがあります」と宣言する辻本プロデューサー。それに対して、「ここは大丈夫ですよね？」と念入りに確認しつつプレイを進めていく藤岡ディレクターの姿が印象的だった。

　実機プレイでは、ケチャワチャを狩猟するクエストも披露！　新たなマップ“遺跡平原”を舞台に、新たな武器・操虫棍を使って新たなモンスターに挑むという試みに、ハンターたちの視線もスクリーンに釘付け。基本的な操作方法については辻本氏から懇切丁寧な解説があり、“高低差のある地形が多いが、走るだけでスムーズに段差を移動できる”という本作ならではの特徴が語られた。

　本作から追加されたジャンプ攻撃や、独特の武器・操虫棍によるアクションも紹介される。藤岡ディレクターいわく、「（使役している）虫を当てることでエキスを吸って自身を強化し、軽快なアクションを楽しむ武器」とのことで、自身がプレイを通じてその特徴をケチャワチャを相手に見せることに。

　ケチャワチャとの戦いの中では、モンスターとの“初遭遇演出”も登場。これまではモンスターの生態を具体的に表したムービーが流れていたが、なんと今回からはムービーの中にハンター自身の姿も登場するのだとか（しかも、装備がそのまま反映されるとのこと）。また、これまではツタを使って昇降するだけだった“壁”を上下だけでなく左右に移動したり、ツタにつかまりながら攻撃を繰り出したりとアクティブに使えることも明かされる。

　会場のざわめきに応えるべく、ツタを使ってモンスターを攻撃しようとする藤岡ディレクターだったが、あやまってオトモアイルーを攻撃。この失敗に辻本プロデューサーからは容赦ないツッコミが入っていた（笑）。

　さらに多人数でのプレイの準備をする藤岡ディレクター。「実機は1つしかないのに、誰と通信するの？」と疑問に思うハンターもいる中、画面の中には謎のハンター3人組が先客として陣取っていて……。

　実はこのハンターたちの正体はカプコン大阪開発のスタッフ。なんと、千葉・幕張メッセと大阪との間での“オンライン通信プレイ”が行なわれていたのだ！　「実は裏で繋いでる、とかそういうんじゃないですよ！（笑）」と笑いつつも、これまでのシリーズの常識を覆すサプライズを仕掛けていた壇上のふたり。このうれしいサプライズに会場のハンターたちからは歓喜の声が沸きあがっていた。

　なお、大阪との通信プレイでは、高低差を物ともせずに襲ってくるティガレックス、ジャンプを使ってモンスターに飛び乗ってそのまま気絶させるハンター、さらには大阪のスタッフに生命の粉塵で助けられる藤岡ディレクターの残念な姿（？）が鮮明に映し出されるなど、こちらも見どころ満載。

　イベントの最後には、ALOOKのメガネ、ユニクロのヒートテック、ユニバーサルスタジオジャパンのモンスターハンターリアルにねんどろいど、さらには渋温泉コラボレーション情報も一挙に登場。渋温泉は年間を通じてのコラボレーションするという驚きの情報を発表した。ラストには辻本プロデューサーから「発売日は2013年3月に決定」という待ちに待った情報も明らかになった！

　サプライズ尽くしのステージながら、「まだまだ情報を隠しています」と笑う辻本プロデューサー＆藤岡ディレクター。2人の笑顔に、『モンスターハンター4』への期待を高められてしまう豪華なステージだった。

■東京ゲームショウ2012 開催概要
【開催期間】
　ビジネスデイ……2012年9月20日～21日 各日10：00～17：00
　一般公開日……2012年9月22日～23日 各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売1,000円（税込）
※小学生以下は無料

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データ

関連サイト

• 電撃オンライン・東京ゲームショウ2012特集ページ
• 『モンスターハンター4』公式サイト