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2012年9月25日(火)

【電撃PlayStation】EAインタビュー第1弾! 不確定要素でよりリアルになった『FIFA13』の魅力に迫る!!

文:電撃PlayStation

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■ユーザーからの声を重視して進化し続ける『FIFA』

――前作をプレイしたユーザーからの声は、どのようにフィードバックされていますか?
牧田要望が大きかったのは試合の合間ですね。今までは操作の練習ができるだけだったのですが、これに意味を持たせてほしいとの声でした。それでトレーニングしながら遊べる“Skill Games”を追加しました。Skill Gamesでは、正確なパスを出す、ボールをトラップしてからのシュートなど、それぞれ目的が決められているトレーニングを楽しめます。
山下トレーニングメニューは全部で32種類あり、プレイヤーの腕前に合わせたものが自動的に選ばれます。例えば、パスミスが多いプレイヤーはパス中心のメニューになる仕組みです。もちろん、自分でトレーニングメニュー選ぶこともできますよ。
牧田Skill Gamesのトレーニングはポイント制になっていて、ポイントをためると“EA SPORTS FOOTBALL CLUB”内のアイテムをアンロックできます。
――ソーシャルネットワークサービスとして展開されているEA SPORTS FOOTBALL CLUBも進化するようですね。
牧田去年から続いているEA SPORTS FOOTBALL CLUBのプレイヤーレベルは、本作に引き継がれます。プレイヤーレベルに合わせてアンロックできるアイテムが決まるので、前作からのプレイヤーはポイントをためれば最初からいろいろなアイテムを獲得可能です。あとは、ゲームのなかで現実のサッカー界の試合結果やできごとを確認できるように、ライブ性を強化しました。現実で試合が行われるたびにデータベースを更新していく予定です。
――このようなゲーム部分とは異なる要素の評価を教えてください。
牧田サッカーが生活の一部になっているような、ヨーロッパのユーザーからはすごい好まれています。
――“キャリアモード”で代表戦が追加されたのもユーザーからの声ですか?
山下そうですね。選手として代表に呼ばれたとき、監督として代表を率いることになったときなど、それぞれの視点で違った楽しみ方を味わえます。
――日本のユーザーとしては日本代表が出るのか気になります。
牧田残念なことに日本代表は入っていません。日本代表の権利を持っていないので…。
――それは残念です。しかし、各国で活躍する日本人選手は登場しますよね?
牧田それはもちろん! 各国のクラブで活躍する日本人選手が増えて、ゲーム内に登場させられるのがうれしいです。

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▲日本語版のパッケージにはリオネル・メッシ選手に加え、前作に引き続き本田圭佑選手と長谷部誠選手を起用。日本のサッカー界をけん引する2人のゲーム内の能力が気になるところ。

――個人的に大好きなのが、トレーディングカードゲームのように選手や監督などのアイテムを集めたりトレードしたりして楽しめる“ULTIMATE TEAM”なのですが、変更点はありますか?
牧田ゲームを始めたとき、何をすればいいのかがわかりにくかったプレイヤーが多かったので、チュートリアル要素を重視しました。スタート時にリオネル・メッシ選手をはじめとした6人の有名選手のなかから1人選び、そこからほかの選手を集めてチーム作りの基礎を教わることができます。あとはシーズンモード(10ディビジョン制)が採用され、腕前が同じぐらいの人とマッチングするようになりました。ディビジョンを上がるために、どのようにアイテムを使っていくかがポイントです。
――ULTIMATE TEAMのトレードやオークションができるiPhoneアプリが海外で配信されるようですが、日本語版は出ませんか?
牧田申し訳ありませんが日本語版の予定はありません。でも、英語版ならつなげることができます。
――今までの要素はPS3版のことだと思いますが、PS Vita版とPSP版ではどのように遊べますか?
牧田基本部分は同じですが、オンライン要素に関してはデータの更新ぐらいです。
――『FIFA12』のPS Vita版ではタッチ操作ができましたが、本作でもタッチ操作はできますか?
牧田『FIFA12』と同じようにタッチ操作でも遊べます。ほかにも新たな要素を追加するか検討しましたが、PS Vitaのプラットフォームが広がるまでは、新たな要素を増やすよりも基本要素を重視しました。

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▲『FIFA12』のULTIMATE TEAMの画面。ケミストリーの高いチームを作るのが基本だった。オークションは、少しでも安く競り落とすために終了ギリギリまでチェックするのが重要。

■『FIFA』がサッカーゲームとして目指しているもの

――『FIFA13』では、不確定要素を重視してリアルなサッカーを実現することが目標だったのでしょうか?
山下今までの『FIFA』では、攻撃が一定のパターンになりやすくなっていました。そのため、現実に起こり得る不確定要素を加えて、プレイヤーの局面ごとに変化をもたらしたかったわけです。
――サッカーゲームのこれまでの進歩についてと、今後の『FIFA』シリーズの目標を教えてください
山下サッカー自体が進化し続けているスポーツなので、今回も多くのトレンドを取り入れました。それが今のサッカーゲームを築いてきたと思います。そして、まだまだ取り入れたい要素は山のようにあるので、今後も新しい要素を増やしていくことが目標です。
牧田『FIFA13』は、サッカーのシミュレーションだけでなく、ゲームとしてのおもしろさをとことん追求しました。現在配信中の体験版の評判もよく、日本のみなさんにも受けいられてきた実感があります。今後については、オンライン要素やEA SPORTS FOOTBALL CLUBなど、いろいろなものを広げていきたいですね。
――最後に、発売を待ち望んでいるユーザーにひとことお願いします。
山下世界中からサッカー好きとゲーム好きがこだわって作っているサッカーゲームです。日本での知名度はまだまだですが、素晴らしい作品に仕上がっています。さまざまな遊び方ができるので、ぜひとも手にとってみてください。
牧田昨シーズン、イングランドのプレミアリーグ最終節で、マンチェスター・シティがアディショナルタイムで2点を取らないと優勝できない状況。何十年ぶりの優勝がかかったものの、多くの人が負けを確信していた瞬間。しかし、そこからマンチェスター・シティは2点を取って優勝をしました。このように、普通は想像できないほどのサッカーの魅力を『FIFA13』でも感じてほしいです。今まで、サッカーゲームを始めるのにちゅうちょしていた人向けにチュートリアルも充実させました。サッカー好きの期待にこたえた『FIFA13』をよろしくお願いします。

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▲『FIFA13』の体験版は、現在PS Storeで無料配信中。世界中でシリーズ累計1億本以上の売り上げを記録しているサッカーゲームのおもしろさを、発売前にぜひともプレイしてみよう。

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