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2012年9月25日(火)

大きく広がっていく『閃乱カグラ』の世界を高木プロデューサーが語る! 最新作『紅蓮の少女達』からフェチズムまで思いのたけをぶちまける

文:電撃オンライン

 マーベラスAQLから8月30日に発売された、3DS用ソフト『閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-』。そのソフトを手掛けた高木謙一郎プロデューサーにインタビューを行った。

『閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-』

 本作は、2011年9月に発売されたアクションゲーム『閃乱カグラ -少女達の真影-』に続くシリーズ第2弾。今回は蛇女子学園メンバーが主役となり、悪忍として生きる少女たちの熱く切ない物語が描かれる。また、システムを再調整した『少女達の真影』のストーリーも収録している。

 高木プロデューサーは『少女達の真影』の他に、『勇者30』シリーズやゲーム『一騎当千』シリーズなどを開発している。インタビューでは、開発が動き出した敬意やコンセプト、さらにはこだわりのポイントについてお聞きした。TVアニメ化も控え、さらに話題の広がる本作に興味がある人はご覧いただきたい。

『閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-』
▲高木謙一郎プロデューサー

■話題になってほしくなかった!? 前作ヒットの意外な秘密に迫る

――開発はいつごろから動いていたのでしょうか?

 『少女達の真影』が9月22日に出て、10月にはもう資料を作って会社に提出しました。

――前作のインタビューで「『閃乱カグラ』でさまざまな展開をしていきたい」とコメントしていましたが、前作開発時点で続編については構想していたのでしょうか?

 当初は全然なかったですが、やはりどんなタイトルでも毎回作っている途中で「もっとこうしたい、ああしたい、増やしたい」という欲は日々出てくるので自分だけの“妄想ストック”は溜まっていました。

 それに、やはり折角のオリジナルタイトルですので、できれば長く続けたいという思いも日に日に強くなっていたので、『少女達の真影』が好調とわかるや否や“妄想ストック”を開放し、『閃乱カグラ Burst -少女達の真影-』という形にまとめあげました。

――前作は、爆乳ACTを3DSで遊べるという点でユーザーの間で話題となりました。ソフト発売後には、どんな意見がありましたか?

 基本的には、「いいぞ、もっとやれ!」っていうものや「バカじゃねえの、こいつら(笑)」っていうお褒めの言葉をたくさんいただきました(笑)。ゲーム『一騎当千』シリーズの時もコンセプトは近かったのですが、それよりも大きかったです。言ってしまうと似たようなことをやっているのですが、オリジナル作品なので羽目を外せた。そこがユーザーに届いたのだと思いますね。

『閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-』

――3Dでおっぱいを見てみたいというのは、男ならば誰しも考えることだと思いますしね。実際に、前作を購入するためにハードを買ったという意見も多く聞いてします。

 ちょっと見てみたいというのはありますよね(笑)。何よりも僕も見たかったので! ゲームはゲームでちゃんと作りつつ、興味がわくような企画性がよかったのだと思います。

――ヒット後に、さらに大々的なプロモーションをしてさらにプッシュしていくという選択はなかったのでしょうか?

 本作は、メインストリームになってはダメだと思っています。忍んで、アングラな方向にいくのがいいと個人的には思っています。情報を初めて出した時にあまりに話題になってしまい、こちらが戸惑いました。「もうちょっとわかる人だけの作品でもよかったかもなあ」って。

――ただ……このコンセプトなら話題になると思います。

 ……そうですよね。需要と供給がマッチしていた作品だったとは思います。

――逆に、不満や要望で多かったのは?

『閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-』

 たくさんありましたね(苦笑)。ゲームとしてしっかり評価してもらえたようで、だからこそ「ここをもっとこうしたらいいのに」とか「こうするとより遊びやすい」という意見をたくさんいただきました。

 そこを今回はかなり改良しています。作っている段階で、我々も問題は認識しているんですね。ただ、やはりできることとできないことがあるので、取捨選択をして、優先度をつけて直していきます。とはいえ「またやれるなら変えたい」という気持ちは持っていたので、取り組みました。

――前作は話題が先行しているところがあったと思いますが、そこは本作でプレッシャーになりませんでしたか?

 プレッシャーは毎回あります……が、方向性としては鉄板だと思っています。3Dでお色気シーンというのは売りが強烈なので、一発ネタになりかねないというところは、不安に思いましたね。前作は、ユーザーの間で話題となりいい流れができたことや、3DSの値下げなど、いろいろな要因の中で売れたというのは分かっています。ゲームをよくして、シナリオを大幅に追加しているとはいえ、再び売れるのかということは考えましたし、悩みました。

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