2012年9月27日(木)
ステージをクリアしてキャピタルを貯めたので、そろそろ原作キャラクターをスカウトしてみることに。本作は、キャラクターの編成画面からさまざまな原作キャラクターをスカウトできます。能力を確認し、劇場版の刹那やアムロなど、最低1人は強いキャラクターを雇っておくのがポイント。キャピタルさえあればどのキャラクターでも雇えるので(一部のキャラクターのみ、図鑑をある程度埋めたときに手に入るゲスト枠になっていますが)、どんな部隊でも編成できるのが魅力です。
例えば、シャアとゼクスとフル・フロンタルetc.を雇って、部隊の全員がシャアっぽい仮面キャラクター、なんてことも可能なのです。まあ、自分はそんな男くさい部隊ではなく、女性パイロットばっかりスカウトして、シュラク隊のような女性ばかりの部隊を編成(そこ、バカにしない!)してますが。意外と“ニュータイプ”などの特殊能力を持ったキャラクターが多くて、実は攻略的にもアリなんですよ女性限定チーム……。
▲生粋の『Gジェネ』ファンとしては、これまでのシリーズにも登場しているオリジナルキャラクターのスカウトも欠かせない。もちろん女性キャラクター優先で! |
もちろん、そうしたキャラクターたちをしっかり育成することもできます。『ワールド』でも、アビリティを購入したり能力値を上げたりできたのですが、本作では購入できるアビリティの種類が大幅に増え、より育成の幅が広がった印象です。バルガス(※)がヘッポコなのも原作通りだから仕方がないよね……なんて、ひいきのキャラクターの低い能力値に涙することもなく、「原作では弱かったけど俺が育てて最強にしてやる!」という意気込みで、誰でも強くできるのがタマラナイ! バルガスもそうなのですが、原作でパイロットじゃなかったキャラクターも多数スカウトできるので、思わずいろいろ使ってみたくなります。
※……『機動戦士ガンダムAGE』に登場したヒロインの祖父。普通のおじいさん。
▲ステージをクリアして入手する“ACE POINT”を使って、楽しい育成タイム。もともと優秀なキャラクターはより優秀に、そうでないキャラクターも努力しだいで強くなれる良システム! |
シリーズのファンはもちろん、本作は『Gジェネ』初心者の入門用としても最適。各作品のキャラクターと機体の解説を“図鑑”で確認できるので、知らない作品があっても大丈夫ですし、使用すると有利な効果を獲得できる“マスタースキル”や、回復アイテムや機体の強化アイテムなど、さまざまなものを装備できる“オプションパーツ”といった、初心者救済用ともいえる要素が多数用意されており、クリアするだけならそれほど難易度は高くありません。
また、本作では“マイキャラクター作成”で自分だけのオリジナルキャラクターも作れます。これは『ワールド』の時からあった要素ですが、なんと今回は自分の“プロフィール”まで作成できちゃうのです。“アムロの恋人でイノベイター”とか“シャアの息子”とかありえないような設定も作れますし、性別以外はいつでも編集できるので、ゲームの進展に合わせてプロフィールを書き換えていく、といった脳内妄想を補完するような遊び方もできます。もちろん、原作のキャラクターや機体も有名どころから、どこまで掘り下げるの!?」というくらいマニアックなものまで勢ぞろい。どれか1つでもガンダム作品を知っているなら、間違いなく楽しめることでしょう! 筆者のような、生粋のガンダムファンも納得の完成度になっているので、秋の夜長を利用してぜひプレイしてみてください!
▲マイキャラクターが設定できるのも、最近の『Gジェネ』シリーズの魅力の1つ。容姿は男女各20種類、声は各15種類から選ぶことができる。 |
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▼『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド ザ・マスターガイド』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年9月27日
■定価:1,575円(税込)
※判型・ページ数:A5・160P
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