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2012年9月27日(木)

【G-netプレイレポート】これは女児の成長を見届ける父の気持ち!? のんちゃん先輩ルートが追加されたPSP版『恋と選挙とチョコレート』をレビュー

文:電撃オンライン

 こんにちは! 本日9月27日はTVアニメ『恋と選挙とチョコレート』の最終回がTBSで放送されます! そしてPSP用ソフト『恋と選挙とチョコレート ポータブル(以下、恋チョコ P)』の発売日ですね! どうも、『恋チョコ』三昧でウキウキワクワクのライター・アストです。初回限定版、もうゲットしました? もうね、いろいろすごいですよ! 昇格ヒロインののんちゃん先輩とか、おまけのミニゲームとか、お風呂タペストリーとか! そんなPSP版の新規要素を中心に、ここでじっくりプレイレポートをお届けしたいと思います!

■巨大学園で始まる本気の恋と選挙

 『恋チョコ P』は、6,000人もの生徒が通う超巨大学園・高藤学園を舞台にした恋愛AVGです。

【G-netプレイレポート】
▲この6人のヒロインたちとのほろ苦く甘い、チョコのような口どけのラブストーリーが描かれていきます。

■ストーリー

 現在学園では、学園内の自治権を持った生徒会のトップを選ぶ、生徒会長選挙のまっただ中。

 お菓子を食べてただのんびりするだけ、というダメクラブ・食品研究部(通称・ショッケン)は、選挙の影響で思わぬ危機を迎えていた。次期生徒会長の最有力候補とされる東雲皐月が、財政整理の一環として、名指しでショッケンの廃止を公約に掲げたからである。

 ショッケンに所属する主人公・大島裕樹をはじめ、部員たちは大慌て。この危機を打ち破る逆転案として、“裕樹を立候補者として擁立し、選挙に勝って皐月の案を無効にする”という奇策を考え出すのだった。自分たちにとってのかけがえのない場所を、裕樹たちは守れるのか――!?

 こんなストーリーが、原画担当・春夏冬ゆう氏の淡く繊細なビジュアルとともに描かれていきます。

【G-netプレイレポート】
▲東京ドーム5個分、約20ヘクタールもの敷地面積を持つ超巨大な高藤学園。この学園をはじめ『恋チョコ P』の舞台は、東京都江東区周辺がモデルになっています。

 恋愛AVGですので、恋愛対象となるヒロインたちとの恋愛がしっかりと描かれているのはもちろんのことですが、もう1つの軸となる選挙活動もキチンと描かれているのが本作の1つの魅力。

 選挙でどう注目を集めるか、宣伝の仕方はどうするか、資金はどう調達するか、といった準備の段階からすごくリアルに描かれていて、個人的にとても勉強になりました。選挙教材として使えそうなレベルです。そうして裕樹たちが戦略を練り、当選へ向け努力を重ねていく様子は、なんとも言えない高揚感を味わえます。RPGでモンスターをどんどん狩って育っていく勇者を見ているような、そんな楽しさです。

 さて、その選挙活動の中で、裕樹君の恋愛対象となるのはこの6人の女の子たちです。

【G-netプレイレポート】 【G-netプレイレポート】 【G-netプレイレポート】
▲主人公の幼なじみの住吉千里。勝気でワガママなツンデレタイプです。振り回されたい人に。▲千里と裕樹の関係を応援している、木場美冬。おしとやかなお姉さんタイプ。癒されたい人向け。▲ショッケンに(物理的に)転がり込んできた無口な下級生・森下未散。フシギっ子好き集まれ!
【G-netプレイレポート】 【G-netプレイレポート】 【G-netプレイレポート】
▲貧しい家庭環境を支えて頑張る健気な女の子、青海衣更。笑顔がかわいくてたまらない!▲選挙最大のライバルである東雲皐月。知的でクールな美人さん。あと、おっぱいすごいよおっぱい。▲天真爛漫な天才少女・枝川希美。PSP版で新たにヒロインに昇格した期待の新星であります!

 物語を読み進め、途中に現れる選択肢を選んでいくうちにヒロインたちそれぞれのシナリオへと分岐していきます。なお、最初のプレイだけは千里ルートが展開していきます。高藤学園という巨大で独特な学校の仕組み、選挙の仕組みなど、世界観を知るのにも最適ですので、まずはひと通りプレイして、次のプレイからお気に入りのヒロイン寄りに物語を進めていきましょう!

 では、ここで、それぞれのヒロインルートの見どころを少しだけ紹介しますよ!

【G-netプレイレポート】
▲PC版よりも口調や表現がぐっとやわらかくかわいくなっている千里。PC版を一度プレイした方にもオススメです。

 裕樹を自分の所有物と公言している、幼なじみの千里。専用のルートでは、彼女がチョコレートを嫌う理由や、裕樹にチョコレートを食べさせる儀式など、その意味を明らかにする過去のトラウマや、裕樹への想いが見えていきます。アニメとはひと味違った展開が待っているので、アニメを全話見た人でも楽しめると思います。

【G-netプレイレポート】
▲裕樹君が美冬に覆いかぶさろうとしてるように見えますが、コレ、あくまで健全な作品です。コレ、あくまで健全なシーンです。大事なことなので2回言いました。

 千里と裕樹の親友の美冬。専用のルートでは、選挙期間中に密かに書きとめていた、裕樹と自分の恋愛小説を裕樹に見られてしまい、秘めていた恋心がバレてしまいます。アニメでも少し語られていましたが、もっと濃厚に、美冬、千里、裕樹の三角関係が体感できる、せつなさ乱れうちなシナリオです。

【G-netプレイレポート】
▲いつもは表情すらもほとんど変えない未散ですけど、シナリオを進めて仲よくなれば、こんな大天使クラスの笑顔も見せてくれます。

 ほとんどしゃべらないし、何を考えているのかわからない未散。専用のルートでは、そんな彼女の正体が明らかに! そして、それを知った瞬間、裕樹は学園内にうごめく巨大な陰謀へと巻き込まれていくことに……!

 本当にこれ学園モノか? と疑ってしまうような、他のルートとまったく違ったノリの展開が楽しめます。アニメを見られていた方は未散の正体についてご存知かと思いますが、彼女がそこへ至った描写などが細かく描かれているので、補完の意味でも見応え十分ですね。

【G-netプレイレポート】
▲選挙の合間にはお風呂シーンもなぜかあります! そういう意味でも抜かりはありません! 衣更の場合は、背中合わせの混浴!! こういうギリギリ具合が、男のロマンです。

 衣更のルートでは、経済特待生という学園内での弱者である衣更を救うために、裕樹が奮起。衣更を守りたい気持ちが暴走して、選挙演説まで変わってしまうという事態に……!? 高藤学園において大きな問題になりつつある、経済特待生制度に向き合い戦っていく、他のルートとは少し違った選挙展開が楽しめます。

【G-netプレイレポート】
▲明らかに皐月様のおヒザをペロペロしているようにしか見えませんが、これでもマジメでやる時はやる主人公なんです。ペロリストじゃないんです。

 部の存続をかけ、選挙で絶対に勝たなければいけない相手、東雲皐月。裕樹が皐月の自転車を直したことから知り合いになり、ライバルでありながらも距離を少しずつ縮めていく、という王道な恋愛ストーリーです。皐月の姉であり、ショッケンの顧問でもある東雲葉月との関係についてもしっかり描かれておりますので、葉月スキーな皆様にもぜひ見ていただきたい!

 そして、最後に残った枝川希美。新たにPSP版でヒロインに昇格した彼女こそ、今回のレビューでピックアップしたい女の子なのです!

→年下の先輩・のんちゃん先輩こと枝川希美がそうきゅーと!(2ページ目)

(C)2012 sprite/fairys/ASCII MEDIA WORKS Inc. 制作:fairys
※画面は開発中のもの。

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