2012年11月1日(木)
日本一ソフトウェアの設立20周年を記念する特設ページ“電撃日本一ソフトウェア”の連載コーナーとなる、開発スタッフのコメントつきで名キャラクターを紹介していく“キャラクター辞典”。
第8回目は、前回に引き続いて『ファントム・キングダム』のキャラクターをチェック。PS2版でディレクターを、PSP版でシナリオ原案を担当した池田真一さんのコメントとともに、個性豊かなキャラクターたちを紹介していく。
『ファントム・キングダム』
・発売日:2005年3月17日
・対応機種:PS2
・ジャンル:S・RPG
・希望小売価格:7,140円(税込)
[備考]
・新キャラクターや新シナリオを追加したPSP版が発売中
悪魔将軍ミッキー(CV:玄田哲章)、堕天使オルフェリア(CV:ならはしみき)、凶獣ドライゼン(CV:長嶝高士)の3人が合わさって1つの姿となっている異形の魔王。いかにもな風貌から、あらゆる世界のラスボスとしてお呼びがかかる。
3人はそれぞれに意思を持っているが、最終的な意思の決定権はミッキーに委ねられている。ミッキーは見た目に反して優しい性格の穏健派だが、オルフェリア、ドライゼンは好戦的な性格なため、ゲーム中では2人がミッキーをいじめて楽しんでいるという構図をよく目にすることに。
3人は基本的に仲が悪いため、普段は本来の力を発揮することができないが、3人の精神が統一された時のみ魔力が増幅し、LV1,500という強大な能力を覚醒できる。
▲ゼタの窮地に我先にと駆けつけるミッキー。あまりに温厚すぎるため、逆にゼタから「そんなことでは一流の魔王になれんぞ」と心配されてしまう。 |
RPGによくいそうなラスボス最終形態をイメージしたキャラです。「三体合体してたらカッコイイんじゃない!?」「腕も四本生やして、体はなるべくでかいほうがいいよね!」「ラスボスっぽいコーラス入りの専用BGMも作ろう!」と、思いつきで作っていったら予算がかさんで大変でした。(池田)
元は侍と呼ばれる人間の勇者であったが、冥府魔道に堕ちた後、死者が集う冥界を支配して王として君臨したという異端の魔王。レベルは800と魔王の中では低めだが、高い情報収集能力とレベル以上に優れた身体能力を持っている。
基本的に無気力で、不気味な笑みを浮かべるだけの怠惰な性格だが、時おり狂気が見え隠れすることがあり、ゼタでさえ要注意人物として警戒している。
▲シードルとサロメは何かしらの因縁があるらしく、シードルはサロメの前でだけは普段の無気力な態度からは考えられないほどの狂気を放つ。 |
“最強”がテーマのこのゲームにおいて、“冥王”のような強そうな通り名を付けるようにしました。アホばかりのこのゲームではわりとまっとうな悪人です。そのおかげで少し影が薄くなってしまいました。(池田)
うっかりぶつかるだけで惑星を滅ぼせるほどの巨躯を持つ老齢のドラゴン。全盛期はLV1,400を誇り、最強魔王として宇宙を支配していたほどの強者だが、基本的に物腰が柔らかく温厚な性格。
歳とともに魔力が衰え、今では頭を中心に全身にガタがきている。他の魔王たちはバビロンがとっくに引退したものだと思っていたが、本人が言うには今でもバリバリの現役らしい……。
▲最近視力が落ちてきたらしく、ゼタのもとを訪れるまでに3回も惑星に衝突してしまったとか。当然、衝突した惑星は滅んでしまったのだろう……。 |
「やっぱ最強はドラゴンだよ! ドラゴン!」というイメージで作られた巨大な竜です。過去最強だったようですが今はお爺ちゃんなので、そこそこの最強です。(池田)
→PSP版で登場したキュートなゼタの娘などの設定画を掲載!(2ページ目へ)
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