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2012年10月1日(月)

異なる恐怖が迫る――『バイオハザード6』7人の主人公による4つの物語を紹介

文:電撃オンライン

 カプコンは、10月4日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『バイオハザード6』の新情報を公開した。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
『バイオハザード6』 『バイオハザード6』

 本作は、武器やアイテムを駆使して脱出を試みるサバイバルホラー『バイオハザード』シリーズの最新作。これまでのシリーズに登場したレオンとクリス、エイダに加えて、新たな主人公ジェイクを含めた7人の主人公による4つの異なる物語が描かれる。

 公開されたのは、そんな本作のストーリーの情報だ。それぞれのストーリーは独立しており、単独作品に匹敵するボリュームになっているという。また、それぞれが異なる味わいの“恐怖”をコンセプトに作られている点にも注目だ。

■レオン編

 北米のバイオテロに巻き込まれたエージェント・レオンを主人公とするレオン編は“王道ホラー”とでもいうべきテイストの恐怖を味わえる。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲レオン・S・ケネディ▲ヘレナ・ハーパー

【ストーリー】

『バイオハザード6』

 2013年、アメリカ“トールオークス(Tall Oaks)”。ラクーンシティの事件から十数年後。なおも続くバイオテロに歯止めをかけるべく、合衆国大統領は“ラクーン事件の真相”の公表を決意する。講演当日、会場で大規模なバイオテロが発生。

 大統領の友人として、そしてラクーン事件の証人として講演に参加していた大統領直轄エージェント、レオン・S・ケネディは、変わり果てた姿の大統領と対面する。女性に襲いかかろうと手を伸ばす大統領。レオンの引き金に掛けた指に力がこもる。部屋に響く一発の銃声。横たわる大統領の亡骸を苦悶の表情で見つめるレオン。

 「私が、やったの……」救出した女性の頬には涙が伝う。この事件を引き起こしたと告白した女性、それは、レオンと同じ合衆国エージェント、ヘレナ・ハーパーだった。「そこに、お前の言う真実があるのか」事件の真相を突き止めるべく、レオンは、ヘレナとともに先へ進むことを決意する。

 生けるものを恨むかのように、暗闇からのびる亡者たちの手。レオンとヘレナは大統領暗殺の容疑をかけられながらも、先へ進む。

■クリス編

 中国のバイオテロ鎮圧へ赴くクリスを主人公とするクリス編は、少しずつ仲間を失う恐怖をコンセプトに作られている。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲クリス・レッドフィールド▲ピアーズ・ニヴァンス

【ストーリー】

『バイオハザード6』

 アメリカ大統領講演会場での大規模なバイオテロと時を同じくして、対バイオテロ部隊“BSAA”隊長クリス・レッドフィールドは、捕らわれた国連高官を救出すべく、未曾有のバイオテロにさらされた中国“蘭祥”へ仲間のBSAA隊員たちと降り立つ。

 「俺は何から逃げていた?」心によぎるその思いは、前に進めなくなった自分と向き合うためのものなのか。自問自答をしながらも、混乱を極めた中国の街を進んでいくクリス。撃てども傷が再生、変異していくB.O.W.(生物兵器)が、容しゃなく襲いかかってくる。

 予想をはるかに上回る状況に、1人、また1人と命を落としていく隊員たち。我を失うほど、この事態を引き起こした張本人へ言い切れぬ憤怒を心に抱き、それでもクリスは先へと進んでいく。

■ジェイク編

 東欧で謎のB.O.Wに追われる傭兵・ジェイクを主人公とするジェイク編では、未知なるものに追われる恐怖が描かれる。

『バイオハザード6』 『バイオハザード6』
▲ジェイク・ミューラー▲シェリー・バーキン

【ストーリー】

『バイオハザード6』

 東欧の紛争地域“イドニア共和国:Edonia”。青年・ジェイクは、傭兵として反政府軍に参加していた。過酷な戦場という環境、先の見えない泥沼のような戦況。それらが、傭兵たちの心を静かに蝕(むしば)む。

 それを見透かしたかのように、戦意高揚をうたう栄養剤が配布された。投与後間もなく、彼らの肉体に異常な変化が起こる。体が変形し、暴れ出す傭兵たち。そんな不可解な状況にあって、ジェイクにだけは、なんの変化も起きない。

 襲いかかってくる傭兵を退けたジェイクの前に、1人の女性が現れる。女性の名は、合衆国エージェント、シェリー・バーキン。世界を救うため一緒に来てほしいと告げるシェリー。「始めに前金で20万ドル。残りは終わった後。ちなみにB.O.W.は別料金。一体1,000ドルだ」突然告げられた話にも動じず、飄々(ひょうひょう)と言い放つジェイク。反政府軍とBSAAの激しい戦闘の真っただ中。“C-ウィルス”の投与により変異した反政府軍の傭兵たち。それに立ち向かうBSAA。銃弾が飛び交う戦場を、危険に肌を焼きながら2人は駆け抜けていく。

→4つ目の物語のカギとなるエイダや、さまざまなクリーチャーを紹介(2ページ目へ)

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