2012年10月9日(火)
――ここからはゲームシステムに関する質問に戻ります。doonmarutooさん他、多数の方からいただいた質問です。「リングアベルが持っている“Dの手帳”は未来の出来事が書いてあるとのことですが、ストーリー序盤にそれを見たらネタバレになりますか?」
浅野:“Dの手帳”については、見ないで進めることもできるので、知りたい人が見てもらえればいいかなと。開発のほうからは「いいんですか?」と言われましたけど(笑)。
中原:でも、どんな楽しみ方もありだと思うので、ユーザーさんに決めてもらっていいと思います。それと“Dの手帳”に書かれていることには、ちょっとした仕掛けも用意されているので、先に手帳を読んでストーリー展開を予想しながら遊ぶという楽しみ方もあると思います。逆に最後まで読まずに進めて、クリアした後に読んで自分がたどった道を確認してみるという楽しみ方もおもしろいと思います。
浅野:“Dの手帳”を採用した狙いですが、ストーリーをもっと深く知りたい人が情報を集めていって、より深く世界観にひたれる要素として考えました。
アイデア自体は、実は『ひぐらしのなく頃に』からインスピレーションを受けました。『鬼隠し編』で全体のストーリーの一面を提示して、「それってどういうことなの?」ということを別の側面から紐解いていくという構造がおもしろくて、そこから着想を得ています。
▲見るか見ないかはプレイヤーの自由。ネタバレ的な内容もあるが、ある程度はぼかされているので、初めて読んだ時点では気付きにくいものが多い。中原さん的には、先に手帳を読んでから遊ぶのもオススメとのこと。 |
――続いて、らーぐわさん他多数からいただいた質問です。「ラスボス撃破後のやり込み要素はあるんですか?」
浅野:もちろんあります。隠しボスがいて、実は僕もまだ倒したことがない(笑)。
中原:これはツイッターでも言っていて、全然隠してないじゃんという(笑)。
――次は、にゃうさんからの質問です。この質問もたくさんの読者から寄せられました。「ゲームショウの時のような開発スタッフとのすれちがいは、製品版発売後も何かしらの形でできるのでしょうか?」
浅野:どこかで集まってすれちがいをするイベントは、今のところ予定はないですが、発売後の反響次第で考えようと思っています。開発スタッフとのすれちがいは、僕がプレイしたデータをインターネット通信でサーバに置いておく予定ですので、よろしければどうぞ(笑)。
――次はヘソ元さんからの質問です。「開発段階でボツになったジョブがたくさんあったと思いますが、その中でも特におもしろかったもの、ボツになったけど採用したかったものはありましたか?」
中原:ジョブは開発初期にかなり議論を重ねて作り始めたので、一度決めてからはボツになったジョブというのはないですね。
最後の最後にレギュラーから外したのは算術士です。“レベル5デス”のような、敵味方全体に影響するアビリティを使うトリッキーなジョブという感じで考えていましたが、そのあたりの役割は導師とか魔人とかに振り分けました。
――cocoさんの質問ですが、これもたくさんの方が知りたがっていた質問です。「マルチエンディングだと聞いたのですが、それは一度のプレイですべてを見られるものなんでしょうか?」
中原:マルチというほど展開が変わるわけではありませんが、いくつか用意しています。もちろん、セーブデータを消さずに一度のプレイですべて見ることができます。
▲さまざまな質問について、こころよく答えてくださった浅野プロデューサーと中原ディレクター。電撃オンラインの読者の皆さんも、たくさんの質問のご応募ありがとうございました! |
――それでは最後に、本作に期待するファンへメッセージをお願いします。
中原:体験版を遊んでいただいた人はありがとうございます。気に入ってくれた人は、製品版には林さんのシナリオや豪華声優陣のボイスも加わって、絶対損をさせることはないと思うので、ぜひ購入して遊んでいただければうれしいです。
浅野:3DSを持っていて体験版をプレイされていない人は、体験版は本当に楽しめるので、ぜひ遊んでほしいです。『ブレイブリーデフォルト』には通信機能を使った要素を盛り込んでいます。通信機能を使えば、友だちとジョブを手分けして育てたり、フレンド召喚でバトル中に呼び出したりと、とても楽しいと思うので、ぜひ友だちと一緒に遊んでください。
こういった通信要素の一部は、製品版と体験版の間でも行えます。製品版を遊んで楽しいと思ったら、ぜひ知り合いに体験版をオススメして、通信要素を試してみてください。
▲3DS本体で“フレンド”を登録する場合は、下画面のオレンジ色の顔のアイコンをタッチして“フレンドリスト”を選ぼう。なお、『ブレイブリーデフォルト』で“ともだち”登録をする場合は、メニュー画面の“作戦”→“ともだち”を選べばOKだ。 |
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MAIN CHARACTER DESIGN:Akihiko Yoshida.
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