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2012年10月21日(日)

原作最終巻の内容もちょっぴり公開! 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』宣伝会議後の反省会イベントをレポート

文:ごえモン

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『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』宣伝会議後の反省会

 続いてのテーマは、電撃文庫の反省“桐乃プロデュースで、すごい人を連れてきたかっただけだった”。三木副編集長は、今年の“アニメ コンテンツ エキスポ”で千葉市市長がビデオメッセージとして登場したことに触れ、「好きって言われたら、「じゃあ来いよ!」と言っちゃう性格なんです」とコメント。タダだタダだと思って安心していたら、そればかりに夢中になってしまったと反省した。ちなみに、千葉市市長に原作を読んでもらっていると聞いた伏見さんは「(原作のある設定のため)人生最大の恐怖を味わいました」と話し、会場を笑わせていた。

 『俺の妹』は、千葉市市長だけではなく千葉モノレールにもゆかりがあるということで、ここで千葉モノレールの大澤雅章社長が秋の祭典に続いて登場した。三木副編集長は、「また記念切符をやってください! と言ったら、本当にやってくれた。2週間で作らないといけない強行スケジュールだったので、その日にリリースを出しましたからね」と裏話を披露した。

 話題は、7月から営業運転が開始された新型車両“URBAN FLYER”の話題に。アニメ第1期ではオープニング映像で旧車両が走っていたが、第2期ではどうなるのか? という質問に、柏田さんは「第2期では青い車両が走るかもしれません」と来場者の期待感を膨らませる発言も飛び出した。

 また、秋の祭典で話題に上った車両のラッピングについての続報も公開。「ぶっちゃけ、どうですか?」という三木副編集長の質問に、大澤社長は「ぶっちゃけ、私はやったらいいと思っています。でも、取締役が非常に固くて……」と説明した。ただ、本日発売されたコラボ切符やグッズの販売数の結果によっては、可能性があるとのことだ。伏見先生は、「実現したら、絶対に乗りにいきます!」と期待感をあらわにしていた。

 次は、伏見先生の反省“前回のイベントで、『俺の妹』の内容にまったく触れなかった”という話題に。知っている人が多そうだが、念のため登場キャラを1人1人紹介していくことに。しかし、やはり会場のほとんどのファンが知っている様子だったので、早めに切り上げられることとなった。

 そして話題は、気になる原作12巻の内容に移る。伏見先生は、ぎっくり腰になりながらも3章辺りまで書き上げ、担当編集に提出したことを明かした。また12巻について、「これは難しいことですが」と前置きしたうえで、できればネタバレには触れず、発売日に素の状態で楽しんでほしいとコメントしていた。

 ここで、最終巻のネタバレに触れないギリギリの部分、ということで最終巻の1ページだけが公開されることに。公開されたのは、桐乃が京介に向かって“卒業したらもう一度海外に行く”と話しているシーン。それを聞いた京介は何も言うことができず、桐乃に「何か言ってよ」と催促されている。その続きが非常に気になるが、その次の一文は赤ペンで塗りつぶされていた。

 最終巻の内容がほんの少しだけ公開されたところで、イベントは終了の時間に。最後に、“これから『俺の妹』はどうするべきか?”をテーマに、三木副編集長がそれぞれのスタッフにあてた提案が公開された。以下で、その内容をまとめて紹介する。

■アニプレックスの2人はどうすればいいか

 1.BPOに気をつける
 2.イベントで大赤字を出さない
 3.覇権とか迂闊に言わない。とにかく謙虚に
 4.体に気をつけて、最高のアニメをお願いします!

■千葉モノレールはどうすればいいか

 1.頼まれたからって、ノリでコラボをしない
 2.社長自ら嬉々としてイベントに出演しない
 3.これからも、千葉の皆さんの気軽な移動手段として活躍してください
 4.体に気をつけて、ラッピングモノレールをぜひよろしく!

■アスキー・メディアワークスはどうすればいいか

 1.脊髄反射で動かない
 2.決めてから、伏見先生に報告しない
 3.読者の皆さんの声を、真摯に受け止める
 4.体に気をつけて、これからも反省していきたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします!

■伏見先生はどうすればいいか

 ぎっくり腰に気をつけて、最高の最終巻をお願いします!

 最後に「皆さんに元気をもらいました。腰の痛みに負けないで、最高の最終巻を書き上げます。これからも『俺の妹』を盛り上げていきます!」と伏見先生がファンに意気込みを伝え、イベントは終了した。

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