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2012年11月5日(月)

1人プレイでもめちゃハマる♪ ジョブ育成&コマンドバトルが楽しい『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』プレイレポ

文:そみん

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■ひとまずの結論として、“じっくりと1人プレイ”を楽しみたい人には超オススメ!

 育成とバトルについて紹介をしたところで、とりあえずの結論を出しちゃいましょう。ブラウザゲーム版『ブレイブリーデフォルト』は、1人でじっくり遊びたい人には超オススメです!

 基本的なゲームの流れは、街でクエストを受注→バトルに勝利してクエストをクリア→クエストの報酬で街を発展&キャラクターを強化というもので、シンプルな流れではありますが、着実に強くなっていく感覚がたまりません。3DS版で好評だった街の施設の発展は、特定のアイテムやお金+実時間の経過が必要となる形で、ちょっと3DS版に似ている部分もあります。

『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』
▲本拠地となる街では、冒険の準備をしたり、施設の強化をできたりします。ちなみにこの場所は3DS版にも出てきたカルディスラの街ですが、カタストロフの影響か、地面がずれてしまっているようですね。

 重要なクエストについてはストーリー仕立てになっており、要所には強力なボスが出現します。こういうメリハリも、1人プレイと相性がいいと思います。

『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』 『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』
▲クエストをクリアすると報酬をもらえる他、レベルの上限やキャラクターの保有数の上限などに影響する“プレイヤーランク”も上がっていきます。なお、クエストを受けていない状況でも、フィールドを冒険して経験値稼ぎをできます。

 今さらながら、ちょっとシステム的な説明を加えますと、基本的に敵と戦う際にはEP(画面左上に表示)が必要となります。このEPは時間経過で回復する形なので、基本的には空き時間にちょっとずつプレイすることになります。このへんの感覚は、いわゆるソーシャルゲームに近い感じですね。

 で、ここがちょっとだけ複雑なんですけど、個々のキャラクターにもスタミナ的なものが設定されていて、バトルを1回行うと消費して、これも時間経過で回復していきます。ここまで聞くと、「スタミナの要素なんてなくても、EPの概念だけあればいいじゃん」と思うかもしれませんが、キャラクターのスタミナはクエストのバトルだけでなく、次に紹介する“合戦”でも使う重要な要素となります。

『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』
▲EPなどを使い果たして時間が空いた時は、キャラクターを探索に出して素材を集めるのがオススメ。寝る前とかに探索させるのが基本ですね。

■数百人規模での“合戦”は楽しいけど、対人戦なのでルールを覚えるのが大変かも

 最後に紹介するのは、数十人から数百人規模のプレイヤーが一堂に集まって行われる“合戦”について。クエストなどでじっくりと鍛えた“オレの最強キャラクター”同士がぶつかり合う仕組みとなっており、なかなか熱い展開が楽しめます。個人的に3DS版にも対戦モードが欲しかったぐらいなので、この“合戦”システム自体はウェルカムです!

 ただ、正直なところ、慣れるまではちょっとルールが複雑です。さらにプレイヤー同士の対戦となるので、周りに迷惑をかけるような行動をしてしまわないか心配に思う人もいると思います。まあ、習うより慣れろというヤツで、2~3回遊べばルールやセオリーが見えてくるとは思いますが、ちょっと特殊な部分についてご説明しましょう。

 まずは大前提となる勝敗のルールについて。戦場にはオベリスクと呼ばれる拠点があり、火水風土の4勢力でここを奪い合うことになります。オベリスクには工場というか、鉱山のような機能があり、時間経過に応じて“クリスタルの欠片”が貯蔵されていきます。制限時間を終えた時点で、このクリスタルの欠片をもっともたくさん所持している勢力が勝利となります。

『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』
▲戦場の各所に点在している、塔のような建物がオベリスク。ここを奪い合い、ひいてはクリスタルの欠片を奪い合うことが目的です。

 オベリスクを攻める際、基本的には所属勢力のオベリスクから直線上にあるオベリスクしか攻められません。いきなりはるか遠くにあるオベリスクは攻撃できないため、まずは本拠地の近くにある場所から攻めることになるわけです。

 その際、オベリスクとオベリスクの間に敵の占領地があると攻められないため、その敵の占領地を奪い返す必要があります。このへんの流れは、ちょっとプレイすると慣れてくると思うので説明を省略します。

 むしろ重要となるのが、オベリスクを攻めるオベリスクアタックのルールです。この時、最初に攻撃したパーティはファーストアタッカーとして設定され、その後に続く別プレイヤーは、ファーストアタッカーのメンバーと一緒に戦うことになります。つまり、ファーストアタッカーにレベル99の暗黒騎士がいればウハウハですが、レベル1のすっぴんがいたらガッカリということです。

 そのため、誰がファーストアタッカーになるのかは非常に重要です。基本的にはチャットでのやり取りを経て決めることになるので、まだ初心者のうちはあまり気にしなくても大丈夫ですが、ルールを知らずに弱いキャラクターでファーストアタックをすることだけはやめましょう。そこさえ守れば、他のプレイヤーに迷惑となるような行為はほぼないので、あまり怖がらずに合戦を楽しんじゃいましょう。

 それでもいきなり人と戦うことに抵抗を覚える人は、ひとまず空いている陣地を攻めてみましょう。空き地で戦う相手はコンピュータが操るNPCなので、初心者にとっては気楽に戦える相手だと思います。まあ、そうやって何度か合戦に参加していれば、ルールも理解できると思うので、一石二鳥なのではないかと!

 ちなみに、3DS版『ブレイブリーデフォルト』でおなじみのブレイブとデフォルトのシステムは、ちょっと形を変えて合戦パートに採用されています。戦場でのバトルはBPを消費する形で、これもEP同様、時間経過で回復します。ただ、EPと違ってBPは前借りができる他、“デフォルト”を行うことでDFのポイントをためて、それをEPのかわりに代用できる仕組みになっています。

 まあ、文字で書くとちょっと伝わりにくいかもしれませんが、たとえば寝る前にデフォルトしてDFをためておけば、翌朝にそのDFを使って普段よりたくさん行動できるようになるわけです。逆に、これから長時間出かけるから、その前にできるだけたくさん行動したいと思った時は、ブレイブ感覚でBPを前借りすればいいわけです。

『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』
▲ややルールが複雑ですが、同じ勢力の仲間のプレイを見ているうちに、すぐに慣れると思います。

 とまあ、駆け足でプレイした感想を述べてきましたが、ぶっちゃけのところ、オープンベータテストが実施中なので、実際に遊んでみるのが一番です。3DS版同様、序盤は少し歯ごたえがありますが、ジョブやキャラクターが育ってくると、カスタマイズの部分がぎゅんぎゅん楽しくなってきます! ブラウザゲームということで、気楽に遊べるのもメリットだと思いますよ。ちなみに、3DS版を作った浅野プロデューサーもおしのびでプレイ中とのことなので、もしかすると肩を並べて一緒に戦う機会があるかもしれませんね。

 まだ軽く遊んだだけなのにホメすぎた気がしますが、僕はそもそも3DS版が大好きなので、ちょっとひいき目は入っているかもしれません。ただ、逆に言えば3DS版で味わえたジョブ育成と同じベクトルの楽しさが味わえることは事実なので、気になる方はぜひ一度お試しください!

(C)2012 SQUARE ENIX CO., LTD.All Rights Reserved.
MAIN CHARACTER DESIGN:Akihiko Yoshida.

データ

▼『ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:RPG
■価格:無料(アイテム課金制)

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