2012年11月4日(日)
“RWC2012”は、11チームによるトーナメント形式(3チームがシード)で優勝を争う。7人対7人のチーム戦を行い、3本勝負で先に2本先取したほうがコマを進めることができる。試合の模様は、韓国の会場から生中継され、現地に飛んだ『RO』運営チームの中村聡伸氏と“ラグナロ娘”の乾曜子さんが解説を担当した。
日本代表ギルドの“Greensleeves”は、1回戦でロシアと対戦。ドラゴンブレスの猛攻で早々とロシアから2本先取して勝利し、準決勝へ進出した。ここでは、準決勝からの対戦を振り返る。
▲左から中村聡伸氏、乾曜子さん。 |
1戦目は、マップ端で陣を構えるインドネシアにタイが果敢に攻撃を仕掛ける。しかし、前に出すぎたタイの前衛メンバーが孤立してしまい集中攻撃を浴びて全滅。そのまま後衛を各個撃破したインドネシアが勝利した。
次の2戦目も距離を取って戦おうとするインドネシアに対し、タイがメンバー一丸となって突貫を仕掛ける。押されたインドネシアは体勢を立て直そうとするが、タイの猛攻に1体また1体と倒されていく。そのまま各個撃破したタイが勝利し、前年度覇者の攻撃力を見せつけた。
互いに1勝1敗で迎えた3戦目で、両ギルドは短期決戦を狙って一気に激突。タイがメカニックの“セルフディストラクション”とロイヤルガードの“イクシードブレイク”を立て続けに決めてインドネシアの布陣を崩し、見事タイが決勝戦進出を決めた。
日本代表の試合ということもあり、会場が緊張に包まれるなかスタートした1戦目。まず日本が速攻を仕掛けてフィリピンチームを圧倒する。思わぬ攻撃に陣形を崩されたフィリピンは、反撃する間もなくメンバーを各個撃破され、日本が勝利を収めた。
続く2戦目、日本はウォーロックの“ストームガスト”を岩壁越しにフィリピンの前衛にヒットさせる。相手が凍結したスキを見逃さずに突撃し、フィリピンのメンバーは散り散りに逃げる。そこを各個撃破した日本が鮮やかな勝利をおさめ、決勝へ進出した。
いよいよ『RO』10周年という節目の年の最強チームを決める決勝戦へ。決勝戦は3本先取の5本勝負で行われた。まず1戦目は日本、タイともにマップ端に陣取り、チーム全体を強化し、“ストームガスト”で相手の突撃を牽制するという膠着(こうちゃく)状態になる。3分ほど経過したところで、先制攻撃を仕掛けたのは日本。ルーンナイトが“ドラゴンブレス”を連発するが、なかなか倒れないタイの前衛と、後衛の粘り強い状態異常攻撃の前に、日本チームは次第に劣勢へ。前衛が次々に倒されると、そのまま後衛も撃破されてしまい、1戦目はタイが勝利した。
続く2戦目。日本は最低限の支援をかけた状態で速攻を仕掛ける。メカニックの“セルフディストラクション”でタイのメンバーを一度に3人撃破するという好プレーを見せた。この後、ウォーロックの“ストームガスト”でタイの前衛を足止めし、日本が優勢に。そのまま各個撃破して勝利し、1戦目の雪辱を果たした。
3戦目では、先制攻撃を仕掛けた日本が初手の“セルフディストラクション”でタイのアークビショップとロイヤルガードを落とし、防御と回復の要を失ったタイチームを一気に畳み掛けて、勝利した。
そして2勝1敗で迎えた4戦目。優勝に王手をかけた日本は、会場のスタッフと観客が固唾を飲んで見守るなか、正面からタイチームと激突。乱戦のさなか、これまでタイに大打撃を与えてきたメカニックの“セルフディストラクション”がここでも炸裂し、日本が優位に立つ。
両チームは一度離れて体勢を整えると再び激突! 互いに状態異常スキルを駆使して脅威となるアタッカーの動きを封じ合うという、手に汗を握る戦いを展開。タイのスキを見逃さずに攻め続けた日本は、最後に残った相手を修羅の“阿修羅覇凰拳”で葬って勝利。実に3年ぶりとなる世界一の座を勝ち取った。
▲日本チームの優勝が決定した瞬間、飛び上がってよろこぶガンホースタッフのみなさん。スタッフとサポーターの割れんばかりの歓声がホールに響き渡っていた。 |
イベントの最後は、恒例の“じゃんけんポリン大会”が行われた。会場に集まった100人以上の参加者が、司会の未梨さん、白河優菜さん、飯野平氏とじゃんけんで勝負し、勝った参加者には『RO』10周年記念パッケージや、日本チームのためにデザインされた特製パーカーが贈られ、盛況のうちに幕を閉じた。
約8時間に及んだ今回のイベントを最後まで盛り上げてくれた司会の未梨さん、白河優菜さん、飯野平氏、ガンホーのみなさん、そして韓国から熱い実況を届けてくれた中村聡伸氏と乾曜子さん、本当にお疲れさまでした!
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