News

2012年11月9日(金)

世はまさに“植民時代”──歴史を知れば『アサシン クリードIII』がより楽しめる! 18世紀の北アメリカ大陸ってどんなトコ?

文:イトヤン

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『アサシン クリードIII』と『アサシン クリードIII レディ リバティ』は、
CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 11月15日にPS3/Xbox 360で、そして12月8日にWii Uで発売される『アサシン クリードIII』は、アメリカ独立戦争の時代を舞台に、イギリス人とインディアンの血を引いた主人公“コナー”の活躍を描く作品です。また、11月15日にPS Vitaで発売される、フランス人とアフリカ人の間に生を受けた女アサシン“アヴリーン”が主人公の『アサシン クリードIII レディ リバティ』も、同じ時代の北アメリカ大陸が舞台となっています。しかし、本作を楽しみにしている日本のゲームファンの皆さんの中には、「アメリカ独立戦争っていつごろのお話だっけ?」という人も多いのではないでしょうか?

『アサシン クリードIII』

 学校で世界史の授業をマジメに聞いていた人なら、「1776年にイギリスから独立して、アメリカ合衆国が誕生した」と答えることができるでしょう。しかし、「では、そこでどんな戦いが起こって、どのような人々が活躍したのか?」と聞かれて、それにスラスラと答えられる日本人は少数だと思います。

 そこで、特集企画『アサシン クリードIII』ワールドガイダンスでは、全5回にわたって、事前に知っていると本作をよりいっそう楽しめるようになるアメリカ独立戦争と、この時代についてのマメ知識を紹介しましょう。加えて、過去の『アサシン クリード』をプレイしていない人でもここまでの展開が理解できる、もう1人の主人公“デズモンド・マイルズ”の物語も含めたシリーズの流れも紹介します。

 それではさっそく、日本の戦国時代や中国の三国志時代と同じぐらいドラマチックなエピソードが満載の、アメリカ独立の歴史に皆さんをご招待しましょう! 

■ヨーロッパの大国が“植民地”として支配していた北アメリカ大陸の情勢

 独立戦争について語るには、当時の北アメリカ大陸がどのようなところで、そこに住んでいた人たちはなぜ、独立しようと思ったのかを説明する必要があるでしょう。第1回となる今回の記事では、“きっかけ”から話していきます。

 1492年に、スペイン王室の援助を受けてアメリカ大陸を“発見”したコロンブスをはじめ、15世紀から17世紀にかけては、新たな航海技術を手に入れたヨーロッパの国々がアジアやアフリカ、そして南北アメリカ大陸へと進出していきました。やがて、これらの地域にやってきたヨーロッパの人々は、その土地を“植民地”として支配するようになります。

『アサシン クリードIII』

 植民地の建設で先んじたのは、ポルトガルとスペインでした。この2国を追いかけて、オランダ、イギリス、フランスも植民地の建設に乗り出します。これらの国々は植民地での開発競争や、時にはヨーロッパ本国での戦争を繰り広げ、その力を競い合いました。そうして17世紀の後半からは、イギリスとフランスの2大国がその勢力を強めていき、世界の覇権を賭けて何かと対立するようになっていきます。

→植民地の争奪戦で各国が得た地域は?(2ページ目)

(C)2012 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.

1 2 3 4

データ

関連サイト