2012年11月23日(金)
電撃オンラインで展開しているiOS/Android用アプリ『拡散性ミリオンアーサー』の特集“電撃ミリオンアーサー”。この特集の一企画として、電撃の編集&ライターがリレー形式でプレイ日記をつづる“拡散性ミリオンアーサー 電撃プレイ日記”の5回目“僕はなぜベストを尽くさないのか?”をお届けします。
のんべんだらりと1日30分くらい通勤中にプレイと、マイペースで『拡散性ミリオンアーサー』をプレイしている、そみんです。限界突破が実装されるちょっと前、6月くらいからプレイを始めましたが、あれから約5カ月、我ながらよく怠けずにプレイを続けているものだと思います。ログインボーナスをもらうだけの日もよくありますけどね。
僕はそもそもやり込み派ではなく、ランキングや最強デッキ育成にはあまり興味がありません。まあ、完全にないと言うと語弊がありますけど、勝ち負けよりも“自分なりの楽しさ”を求めて、まったりプレイするほうが好きなものでして。
そんな自分が『拡散性ミリオンアーサー』を遊び続けているモチベーションは、ストーリーのおもしろさとキャラクター性の高さです。物語が心の琴線に触れる部分は人それぞれかと思いますが、あまり気負わずに語らせていただきます。
▲本格的なカードバトルと小説家・鎌池和馬先生によるストーリーが無料で楽しめる『拡散性ミリオンアーサー』。僕は月3,000円くらいの有料ユーザーですが、無料でもストーリーを楽しむ分には支障はないです。 |
男の子なら誰しも避けては通れない“アーサー王物語”と“聖剣エクスカリバー”。36歳のおっさんゲーマーである僕がエクスカリバーと初めて出会ったのは小学生のころ、たしかファミコンの初代『ファイナルファンタジー』だったと思います。余談ですが、カセットテープ付きのファミコンゲーム『聖剣サイコカリバー』をふと思い出しました。そんな世代のおっさんです。
ありきたりではありますが、『ドラゴンクエスト』でRPGの楽しさに目覚め、『ファイナルファンタジー』でファンタジー世界に興味を持ち、『ロードス島戦記』に出会ってテーブルトークRPGの道へ。やがて、小説やマンガで設定マニアの扉を開いてしまった僕&友人たちが、“クトゥルフ神話”や“アーサー王物語”を読みあさることになったのは、今思い返しても、至極当然の流れだったと思います。
ちょっぴり自慢になりますが、中学生時代の僕は天才でした。『スレイヤーズ』や『バスタード』の呪文詠唱を暗唱できるのは当たり前、どんな複雑な格闘ゲームの超必殺技コマンドも即座に記憶する力を持っていました。今では朝ごはんに何を食べたかすら平気で忘れる体たらくですけど。
それはさておき、学生時代から親しんできた“アーサー王物語”への思い入れが強いだけに、“アーサー王”が関連するさまざまな物語に手を出してきました。友人に誘われてアニメ映画の『愛と剣のキャメロット まんが家マリナタイムスリップ事件』を見に行って、そこから藤本ひとみ先生の原作小説シリーズを集めまくったのも、よい思い出です。
おそらく、今の若い世代は『Fate/stay night』あたりが“アーサー王物語”への入り口になっているのではないかと思いつつ、“アーサー王物語”をストレートに題材とした作品(小説やマンガ、ゲーム)って、意外と少ないんですよね。僕の世代だと、ゲームセンターで『ナイツ オブ ザ ラウンド』を3人プレイで遊びまくったものですけど。
とまあ、思い出語りを始めるとキリがないので本題へと進みましょう。『拡散性ミリオンアーサー』のお話です。
“エクスカリバー”は王の器を量る天秤である。
その器に足ると思う者は剣の柄を握るがよい。
王の器の証明とともに、ブリテンの命運はその腕に託されるであろう。
四方を海に囲まれた大地“ブリテン”──。
“外敵”による侵略の魔の手に脅かされ、さらに、国内は“11人の支配者”が争いを繰り広げていた。
人々は待ち望んでいる。外敵を退け、ブリテンを統べる真の王の誕生を。
そして今、約100万本めのエクスカリバーが抜かれようとしている。
聖剣と円卓を手に、『湖』より生み出される『騎士』たちとともに戦うアーサーの物語が動きはじめる──。
ゲームのタイトルにもなっているように、このゲームはミリオン(100万人)のアーサーが戦うというもの。プレイヤーは98万3,067番目にエクスカリバーを抜いたアーサーとなり、ブリテンを統一するために戦うことになります。
なかなかスケールが大きい話と言いますか、プロローグだけを見るとマジメなのかギャグなのか判別しにくいですね。実際にプレイすると、序盤はわりとギャグテイストで進みます。
▲いわゆる1つの萌えと燃えがミックスされた疾走感あるストーリーが展開。いい意味で、ラノベテイストで物語を楽しめます。 |
それに輪をかけて、アプリ内で連載されている4コマ『弱酸性ミリオンアーサー』がまたはっちゃけているので、ゲームを遊び始めたばかりの人は本作をドタバタコメディと勘違いしてしまうかもしれません。でも、それは間違いだと大声で断言したいところです。
……あ、いや、おそらく確信犯でドタバタコメディにしている演出もあるから面倒ですが、とにかくギャグだけの物語ではなく、熱くシリアスな部分もちゃんと備えていると申し上げたい!
▲”ほぼ週刊4コマ漫画”として展開中の『弱酸性ミリオンアーサー』。ちょぼらうにょぽみ先生の暴走がたまらないというか、本当に開発スタッフのチェックが通っているのかと心配になるほどフルスイングできわどいネタを連発しています。まあ、どんな事情があるにせよ、僕は大ファンです。 |
→“裏切る宿命”を持つキャラクターにほれました!(2ページ目へ)
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