2012年11月21日(水)
――実際にプレイした感触は?
小西:グラフィックがきれいになってますよね。
鯉沼:60フレームにしたので。グラフィックのクオリティはあまり上げられていないんですが、1画面に同時に出現させられるキャラの数は増やしています。そういう意味で、かなり“無双”感みたいなものはアップしたと思っています。
小西:これだけの数のキャラを表示してもこれだけスムーズに動きますよね。
鯉沼:30フレームと60フレームとでは大きな差が出ますね。
小西:コンボを決めたり、必殺技や秘孔を突いて、一度に大勢の敵が倒れていくのは爽快ですね。
鯉沼:あと、本作はキャラ数が増えたので“幻闘編”のストーリーもかなりボリュームアップしています。そちらにもぜひ期待していてほしいです。
小西:成長のさせ方も今回のはいいですね。
鯉沼:まだ詳しいことは言えないのですが、前作とは成長の仕方が変わっています。そこも楽しんでいただければと思っています。ヒントは、自分なりのプレイヤーキャラに成長させられる、とでもしておきましょう。
――最後に『真・北斗無双』を楽しみにしている読者に向けてメッセージをお願いします。
小西:前作よりも爽快感が増し、さらに操作できるキャラも増えました。僕はやはりケンシロウを使いたいですが、他にも操作してみたいキャラがたくさんいます。セクシーなマミヤさんも見たいですし(笑)。僕だけではなく、ゲーム好きな声優さんがTGSで本作をプレイして、「すごいおもしろかった!」という感想もいただきましたので、期待して大丈夫です。ぜひ手にとって、プレイしていただければうれしいなと思います。
鯉沼:『真・北斗無双』ということで、かなり『無双』シリーズ寄りにアクションを調整していったということと、ストーリー部分では『北斗の拳』をどこまで再現できるかというところを追求しながら開発していきました。読む『北斗の拳』というところと、魅せる『北斗の拳』
というところ、そしてアクションとして楽しめる『無双』というところがうまく融合された作品に仕上がっていると思いますので、楽しみにしていてください。あと“幻闘編”という本作ならではのオリジナルストーリーにも期待してください。原作のストーリーとゲームオリジナルストーリーを楽しみつつ、好きなキャラを育成できるので、ファンの方はもちろん、原作を読んだことがない方も、ぜひ楽しんでいただければうれしいです。
小西:発売日は12月20日ですよね。ということは冬休み、年越しからお正月の休みはずーっと遊べますよね。……ちなみに、本作の総プレイ時間はどれくらいになるんでしょうかね。
鯉沼:かなりのボリュームなので、長くなりそうです。『北斗の拳』の原作は、ものすごく贅沢な作りをしているんですよね。カッコイイキャラを登場させても、1、2ページで負けちゃって、もう出さないとか。原先生も「あのころは本当に贅沢な作り方をしていたよね」っておっしゃってますが、そんなキャラたちもキチンと再現しています。五車星の人たちはもちろん、少年時代のラオウやサウザーも再現したので、そういったところも楽しんでいただけたらうれしいですね。ここだけの話ですが、五車星の1人に炎のシュレンがいるじゃないですか。原先生は彼に強いこだわりを持っていらっしゃるようで、何度もモデルを直されました(笑)。そんな細部にまでこだわった本作、ぜひ楽しみにしていてください。
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