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2012年11月23日(金)

【とある魔術と科学の週刊詳報】ゲーム版でも首を突っ込みたがりなビリビリ姫! キャストインタビュー第2弾は御坂美琴を演じる佐藤利奈さん!!

文:電撃オンライン

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■個人的にも上条さんの女の子事情が気になる!?■

――黒子や固法先輩の話があがりましたが、他にゲーム中でどのようなキャラと出会いますか?

 劇場版に登場するアリサちゃんと出会いましたね。アリサは劇場版では超重要人物なので、比較的シリアスなシーンが多かったのですが、ゲーム版では彼女のフランクな一面が見られますよ。びっくりする発言もあったりするので、一見の価値はあると思います(笑)。

『とある魔術と科学の群奏活劇』
▲美琴に対して“割と失礼なこと”を言うらしいアリサ。いったいどんな言葉を言い放ったのだろうか?

――それはファンにとっても楽しみですね。ちなみに、劇場版での美琴の活躍については?

 『禁書目録』の映画なので、あくまでヒロイン的な立ち位置なのかなと思ったら、結構物語にグイグイ食い込んで登場してました。劇場版では当麻が魔術サイド、美琴が科学サイドの立ち位置からアリサという少女とを守ろうとします。

――劇場版で特に注目してほしい部分は?

 バトルシーンはすごくカッコよくなる予感満載ですね! 映画館の大スクリーンで見たら、きっと迫力満点間違いなしです! あとは、三澤紗千香ちゃん(アリサ役)が歌うシーンもステキです。『禁書目録』らしい壮大な世界と物語を、しっかり目に焼き付けていただきたいです。

――話をゲームに戻しまして、収録を通じて気になったシーンはありますか?

 う~ん、まだ物語の核心が謎に包まれたままなので、全編気になるといえば気になりますね。個人的には魔術サイドが何をしているのかまったくわからないので、早く知りたいです。他には、上条さんが今回はどんな女の子とイチャイチャしているのかな~とか(笑)。魔術サイドのシナリオルートで美琴は当麻と出会っているのですが、いつもと変わらない2人のやり取りが描かれていました。

――科学(表)編では、超能力を使ったバトルシーンも期待してしまうのですが、そのあたりはいかがですか?

 それはもう戦いまくっています(笑)。先ほども話した事件の犯人っぽい人物との戦闘があって、かなり振り回され苦戦中です。聞いた話だとその人物は無能力者(レベル0)のようなので、きっと一筋縄ではいかない秘密があるんでしょうね。

 ちなみに、科学(表)編には美琴がゲコ太に目を輝かせるシーンだったり、ファミレスでおしゃべりするシーンだったりもちゃんと盛り込まれています。『とある科学の超電磁砲』ファンの皆さんが楽しめるような日常風景もあるので、ご期待ください。

――ところで、科学編のストーリーには2つのキーワードが存在すると聞きましたが……?

 “学園都市SNS ロンドネット”は物語序盤に出てくるキーワードですね。いつものごとく、ファミレスで佐天さんから耳にするウワサ話の一種です。本当に佐天さんは噂話に目がないな、と(笑)。もう1つのキーワードとして“ミサカネットワーク”があるようなんですけど、まだ私も物語中で目にしていません。おそらく、終盤に絡むかなり重要な単語なのではないでしょうか?

■2人きりの時は黒子にリードされっぱなし!■

――これまで御坂美琴役を長く務めてきた佐藤さんですが、最初のころは演じていてどんなお気持ちでしたか?

 最初は美琴というキャラクター性をつかむのに苦労しました。学園都市に7人しかいないレベル5の超能力者で、とてもしっかりとしているのですが、それでも美琴はまだ中学生の女の子なんですよね。まだ大人ではない“未熟な子どもらしさ”といった部分がとても重要で、それを表現するのが最初のころは大変でした。

 アニメやゲームの出演が長く続いてくると、バトルシーンでの凛々しさだったり、当麻と出会った時の照れ加減だったりというのは感覚でわかるようになってきました。キャラクターと一緒に成長できた感じがして、なんだか感慨深いですね。

――凛々しい一面と女の子らしいカワイイ一面。どちらのほうが演じていて楽しいですか?

 どちらも違った楽しさがありますね。ただ美琴はお姉様でありヒーローでもあるので、この一線は踏み越えられないというラインが存在していて、そこにジレンマを感じます。その点、完全フリーダムの黒子はなんだかズルイ気がします(笑)。

――美琴と絡む中で一番印象に残るキャラを挙げるとすれば?

 やっぱり黒子ですね。例えば、『とある科学の超電磁砲』の中では美琴主体で物語が進んでいくのですが、黒子と接している時の美琴は必ず黒子に引っ張られる形になるんですよ。これは、黒子役の新井里美ちゃんの影響もあると思いますけどね。さとみんは本番までどういう出方をするか分からないので、収録時はいつも身構えています。時には無茶振りもあったりしますが、美琴なりに頑張って応戦しています(笑)。

――黒子に対してはどのようなイメージをお持ちですか?

 公私ともに付き合っているキャラなので、背中を預けられるよきパートナーといったところでしょうか。個人的には、もう黒子=さとみんというイメージが定着しています。さとみんとは公私ともに仲よしなので、役柄ぴったりだなぁ、なんて思ったり。まあ、現実世界に黒子のような女の子がいたら、いろいろな意味で大変ですけど(笑)。

――他に、『とある』シリーズで気になるキャラはいますか?

 当麻も黒子も気になるキャラといえばそうなのですが、ちょっとベクトルが違う気もしますね。ということを踏まえると、個人的には妹達(シスターズ)でしょうか。彼女たちは美琴と切り離せない存在で、物語においても印象に残るキャラクターでしたから。

――『とある科学の超電磁砲』のTVアニメ続編も決定し、今後も美琴を演じることになりますが、個人的に見てみたいシチュエーションなどはありますか?

 そうですね……。『とある科学の超電磁砲』で、美琴が子どもたちと触れ合うシーンがあったと思いますが、あれが私の中では結構新鮮でした。美琴はシリアスな戦闘シーンが多めのキャラクターなので、たまには子どもを相手にしたほのぼのシーンが見たいかな、と思います。

――最後に、本作に期待するファンにメッセージをお願いします。

 私は科学編のストーリーをひと足先に見てしまいますが、魔術編については皆さんと同じく展開がさっぱり読めません。ソフト発売後は、ユーザーの方と同じ目線でこの作品を楽しんでいきますので、ぜひ私と一緒に物語の謎を紐解いていきましょう!


『とある魔術と科学の群奏活劇』

【次回予告】前回に引き続き、今回は佐藤利奈さんに、収録の感想を聞かせていただきました。時折悩みつつも、とても真摯(しんし)に考え、答えてくださいました。

 さて次回は、再びゲームの紹介に戻ります。ちなみに、キャストインタビューはこの後も続けていく予定ですので、楽しみに待っていてくださいね!

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※画面は開発中のもの。

データ

▼『とある魔術と科学の群奏活劇(アンサンブル)』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年2月21日
■希望小売価格:6,280円

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