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2012年11月22日(木)

『僕と彼女のゲーム戦争』の作者はやっぱり戦争ゲームがうまかった! 師走トオル先生の 『コール オブ デューティ ブラックオプスII』レビュー

文:電撃オンライン

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『僕と彼女のゲーム戦争』
▲師走トオル先生が執筆した『僕と彼女のゲーム戦争』。表紙イラストは八宝備仁先生。

 スクウェア・エニックスより、ついに本日発売となった『コール オブ デューティ ブラックオプスII』。本作の魅力を皆さんにお伝えすべく、腕のいいレビュアーを探していたところ、電撃文庫で活躍中の師走トオル先生が『コール オブ デューティ』シリーズの大ファンだという情報が飛び込んできました。

 師走トオル先生と言えば、実在するゲームを題材にした『僕と彼女のゲーム戦争』を執筆している人気作家です。『僕と彼女のゲーム戦争2』で見せたTPS/FPSに対する造詣の深さは、今回の企画にジャストフィットするのではないでしょうか!

『コール オブ デューティ ブラックオプスII』

 ということで、さっそく師走トオル先生お願いしてみたところ、快く引き受けていただけることになりました! 今回、師走トオル先生には、キャンペーンを3時間ほどぶっ続けでプレイしてもらい、遊んでみた感触や印象に残ったところをいろいろと聞いてみました。

■シリーズをすべてプレイしてきた師走トオル先生による銃の評価は?

『コール オブ デューティ ブラックオプスII』

──後ろからプレイを見させてもらいましたが、師走先生うまいですね!

 いやあ~、プロですから!(笑) ……いや私より上手い人っていくらでもいるんですけど、ゲームを題材にした小説を書いてお金をもらっているわけですから、プロみたいなもんですよ!! 実を言えば、作家同士の集まりがありまして、そこで毎晩のように『コール オブ デューティ』をやっていたからなんですけどね。『コール オブ デューティ』シリーズは毎年のように新作が出るうえに誰でも楽しめるので、もう相当な時間つぎ込んでるはずです。

──ちなみに、師走先生が『コール オブ デューティ』シリーズを始めたのは何作目からですか?

 それもう初代の時から。『World at War』(※1)もプレイしてますよ。

──『World at War』と言えば、『ブラックオプス』シリーズの系譜ですよね。

 そうなんですよ。『World at War』の演出は、シリーズの中でもけっこう好きなんですけどね。あの日本語ボイス(※2)はおいといて(笑)。

──「貴様は強くない」(笑)。それはさておき、シリーズをプレイしてきた師走先生から見て、『ブラックオプスII』を遊んでみての感触はいかがでした?

 まず、順当に進化したという印象ですね。『ブラックオプス』って、ちょうどベトナム戦争の時代だったじゃないですか。ゲーム的によい意味での戦争のドロ臭さが感じられる内容で。それもあって、翌年の『モダン・ウォーフェア3』では、小ギレイな戦争になったような感じがしたんですよね。そして今回の『ブラックオプスII』では、その両方を持ってきたなという印象です。

 それと今回は、過去の時代からゲームが始まって、そこから次はいきなり近未来になるんですよね。その急展開がなかなかおもしろくて。さっきまで使い慣れたFAL(※3)で戦っていたのに、次のミッションでは見たこともない近未来の兵器が出てきて。

『コール オブ デューティ ブラックオプスII』

──確かに、あの展開のギャップはインパクトがありました。

 しかし、近未来の兵器は強かったですね。今回、ファインダーというアタッチメントが付いたアサルトライフルを使ってみたのですが、ファンダーを覗くと敵の位置が赤いマークで表示されるんですよ。敵と味方の判別がつきにくいキャンペーンだと、これがかなり頼りになります。それと、近未来の銃はブルパップ方式(※4)のものが多かったですね。このあたりは現実のトレンドを反映しているようで興味深かったです。

『コール オブ デューティ ブラックオプスII』

──銃自体の使い勝手はどうでした?

 『モダン・ウォーフェア3』では、サブマシンガン無双なところがあったじゃないですか。特にPP-90M1(※5)が強くて好きだったんですけど。今作も、サブマシンガンは発射レートが高くて強そうですね。

──そのあたりのバランスは、開発側も意図的にそうしている感じですかね。

 『コール オブ デューティ』に限った話ではないですが、スナイパーライフルが活躍できそうな地形が減ってきて、なるべく近距離で戦わせようという傾向がありますよね。『モダン・ウォーフェア3』は特に顕著で、古参のプレイヤーからは嫌われがちだとも言われているんですけど、あれはあれで、私はけっこう好きなんですよ。初心者も入りやすいと思いますし。

──確かに、スナイパーが強いゲームバランスだとマルチ(マルチプレイヤー)の間口は狭くなりますね。マルチを始めたばかりの人がスナイパーの的にされまくって、そこで諦めてしまうとか。

 スナイピングができない初心者でも、出会い頭の撃ち合いであれば、そこそこ勝てますからね。そうなると、やはり撃ち合いに強いサブマシンガンが優遇されるバランスになるのかと。ただ、今回はアタッチメントもいろいろとありそうなので、アサルトライフルの復権もあるかもしれません。まあライトマシンガンなども含めて、マルチプレイヤーで使い込んでみないと実際のところはわかりませんが。

 いずれにせよ、キャンペーンを遊んでみた限り、銃の性能に関しては『ブラックオプス』を引き継いだと言うよりも、『モダン・ウォーフェア』のほうに近づいたという印象はありますね。

──ゲームの時代設定も『モダン・ウォーフェア』のほうに近づきましたしね。

 そこは、無視できないところでしょう。

【インタビュー補足】

※1:2008年に発売された『Call of Duty: World at War』のこと。『ブラックオプス』シリーズと同じTreyarchが開発を担当しているが、残念なことに国内未発売。ちなみに、『モダン・ウォーフェア』シリーズの開発はinfinity wardが担当してしいる。
※2:『Call of Duty: World at War』はローカライズされていないが、日本兵の音声はちゃんと日本語で収録されている。戦闘シーンやイベントシーンでは、彼らの(日本人からすると)微妙な日本語を聞くことができる。
※3:ベルギーを代表する銃器メーカー、FN社製のアサルトライフル。『コール オブ デューティ ブラックオプス』にも登場している実銃。
※4:マガジンと機関部をグリップとトリガーより後方に配置した銃の設計方式のこと。マガジンと機関部が前方にある旧来の方式の銃から、銃身の長さを保ったまま全長を詰めることができる。
※5:ロシアのKBP設計局が開発したサブマシンガン。同社の折り畳み式短機関銃PP-90と名称は似ているが、設計コンセプトも内部構造もまったくの別物である。

→前作『ブラックオプス』とはまた違ったストーリー展開(2ページ目)

(C) 2012 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Black Ops is a trademark of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
(C)師走トオル/AMW
イラスト:八宝備仁

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データ

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▼『コール オブ デューティ ブラックオプスII』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT
■発売日:2012年11月22日
■価格:オープンプライス
▼『僕と彼女のゲーム戦争』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年6月10日
■価格:662円(税込)
 
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