2012年11月22日(木)
──『ブラックオプスII』のストーリー展開については、どうでしょう?
私だけかもしれませんが、『モダン・ウォーフェア』シリーズのストーリー展開は一度プレイしただけでは少しわかりづらいところがあるのに対して、『ブラックオプス』はしっかりとした説明があってわかりやすいという印象があるんですよね。ところが今回は、シーンが過去と未来を行き来するということもあって、一見では話のつながりを理解するのは難しいかもしれません。
また、『ブラックオプス』に登場していたキャラが過去にも未来にも出てくるので、『ブラックオプスII』を始める前に『ブラックオプス』をちょっとプレイし直して、前作のストーリーを思い出しておくとより楽しめると思います。実は私も、今回のプレイの予習として、昨日『ブラックオプス』を遊んでおきました。おかげで、前作の主人公、メイソンのファーストネームがアレックス(※6)だったことを思い出しました(笑)。
──『ブラックオプス』のじっくりと主軸をたどっていく流れと比べて、今作はかなり急展開な感じがします。
『ブラックオプスII』は、時代は切り替わるし、操作するキャラも入れ替わるし、敵のボス(※7)を操作する場面までありましたよね。今回のキャンペーンは、何度か繰り返しプレイしたほうがよさそうです。それと、ミッションに失敗しても続く場合がありましたが、もしかしてストーリー分岐もあるんですか?
──今回は、ストーリー分岐がありますね。
ああ、やっぱり! 何度かプレイすることで伏線がわかるようになってるのかもしれませんね。シリーズ初のマルチシナリオ、これは楽しみです。新しい試みと言えば、今回はプレイしていないですけど、ゾンビモードにもかなり新要素が増えているんですよね?
──まさかのオープンワールド(※8)ですよ。
オープンワールドのゾンビゲームって、今の流行りなんですかね? 『DayZ』とか『The WarZ』(※9)とか。しかし、アメリカ人はホント、ゾンビ好きですよね。
──アメリカほどじゃないですけど、日本でもゾンビものは好きな人が多いですよね。電撃オンラインでも、記事の見出しやサムネイルにゾンビを持ってくると、わりと食いつきがいいというか。
ライトノベル作家の中にも、ゾンビ好きはけっこういますよ。普段あまりゲームはやらないけど、ゾンビが出るゲームだけはやるとか。日本からも、もっとゾンビゲーが出てくるといいんですけど。『デッドライジング』のゾンビvs.人間といった雰囲気はいいですよね。みんなで協力してゾンビと戦って、最後は裏切って1人だけ生き残るみたいな(笑)。
──新ルールの“グリーフ”が、まさにソレですよ! 2チームに分かれて、4人vs.4人vs.ゾンビという戦いができるとか。
うわっ、それ絶対ハマりますよ! その情報、作家連中に広めよう(笑)。
【インタビュー補足】
※6:『コール オブ デューティ ブラックオプスII』には、前作の主人公“アレックス・メイソン”と、その息子で今作の主人公“デイビッド・メイソン”が登場するため、彼ら親子の話を記事にする際は、書き分けが非常に面倒である。
※7:ラウル・メネンデスのこと。『コール オブ デューティ ブラックオプスII』における敵方の最重要人物で、過去と近未来のミッションのどちらにも登場する。
※8:“ゾンビ”の新ルールの1つ“トランジット”のこと。街を徘徊するゾンビと戦いながら、この世界に隠された謎を解き明かしていく。オンラインで最大4人までの協力プレイが可能。
※9:『DayZ』は、リアル志向のミリタリーFPS『Arma2』のMOD(主にファンが制作したゲームの拡張パックのこと)の1つで、ゾンビがあふれかえる街で他のプレイヤーと協力したり裏切ったりしながらサバイバルを繰り広げるというゲーム内容。『The WarZ』は、その『DayZ』をリスペクトして制作が進められているオープンワールドのサバイバルMMORPG。
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イラスト:八宝備仁
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