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2012年11月22日(木)

『旧ファイナルファンタジーXIV』と『新生ファイナルファンタジーXIV』は似ていても何もかもが違う――αテストを経て吉田プロデューサーが語る

文:電撃オンライン

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■PS3版βはPC版のβテストのフェイズ3から開始

――PS3版の展開について教えてください。

吉田:PC版のβテストのフェイズ3から合流して、PS3版のβテストが始まります。今のαテストでも「αって何?」的な方も多いですが、PS3ではさらに「体験版だよね」と考える方が多いと思うんです。「テスト? 製品版のPRだよね」と。だからまずはPC版のフェーズ1、2で調整してからPS3版は調整します。もちろん、動画はそれ以前に公開しますよ。

――コントローラUIについても、その動画で確認できますか?

吉田:コントローラUIに関しては、PC版のβテストで確認できます。PS3版はそれを最適化した形を落とし込みます。

――そういえばα版で初めてマウス+キーボードで操作をしたのですが、意外といいですね。

吉田:寝そべってのプレイはできませんけど、マウス+キーボードは世界で練り込まれてきたインターフェイスなので、ぜひα版でプレイヤーが増えてくれるとうれしいですね。この操作に慣れれば、ほかのPCゲームにも興味がわくでしょうし。僕なんかは会社来てPCに手を置くと、自然にそのスタイルに手がポジショニングされてしまうぐらいですからね(笑)。

――PS3版ではどれぐらいの人数の表示を目安に考えているのでしょうか?

吉田:周囲にいる人が全員同じ種族、同じ装備、同じカスタムパーツだといっぱい出ます。ただ、そういう状況はまずありえませんから、約40人ぐらいでしょうか。そこにモンスターはMサイズで4体、Lサイズで1体と今、指示を入れているところです。「『新生FFXIV』はこういうゲームにするし、最大で参加できるコンテンツってこれだよ」と決めているんですよ。8人×3パーティの24人がアライアンスレイドの最大人数なので、PS3でも余裕がありますよね。あとはLOD(Level of Detail:詳細化するレベル)を効かせますので、40体しか出てないという印象は受けないと思います。

■その他気になるアレコレについて聞いてみた

――『旧FFXIV』のマクロはそのまま使うことはできるのでしょうか?

吉田:こちらはすみません。マクロはゼロから作り直したので使えません。改めて『新生FFXIV』のゲーム性に合わせたマクロエディターを用意しますので、作り直していただくことになります。

――『旧FFXIV』のクライアントデータは残しておいたいたほうがいいですか?

吉田:こちらはβテスト開始時に「削除してください」というアナウンスを出す予定です。それまで不安な方はそのままでお願いします。ただ、レジストレーションコードは捨てないでください。これがないとどうしようもありませんので。

――25周年ボックスの特典「モグモグイヤリング」の性能が気になりますが?

吉田:こちらは金額も高いですし、さすがにめちゃくちゃな内容のものは付けていませんよ。レベル20ぐらいまでのレベリングが少し早いかな、ぐらいと思っていていただければ。ガッカリするものではないのでご安心ください。ただ、これ以外にもPS3版先行予約特典やコレクターズエディションなども考えていますので、そちらにもぜひご期待ください。

――最後に『新生FFXIV』を待つファンへメッセージをお願いします。

吉田:これからは『新生FFXIV』のリリースに向けて、僕らがどんなものを作っているのかを事前にプレイしていただける場を提供していきます。今の『新生FFXIV』にはいろいろな見方、イメージがあるのは事実です。ですが、触れておもしろいなと感じて、ぜひプレイをして貰えたら最高だと思っています。

 信用できる友達がいて、「新生FFXIVは大丈夫だからと」聞いてから始めていただいてもかまいません。絶対に二度と失敗がないよう完璧な状態でお届けしますので、電撃さんの情報を読みながらお待ちください。よろしくお願いします。

 あとはPS3版も順調に進んでいます。アンケートでもPC版があるけどPS3版が出たらそちらで遊ぶという方も多いです。リビングではPS3で、ガチンコでレイドに挑戦するときはPCでという遊び方もぜひお試しください(笑)。

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