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2013年1月10日(木)

【とある魔術と科学の週刊詳報】インタビュー第5弾は主役・上条当麻を演じる阿部敦さん! 岡本さんや佐藤さん、新井さんから阿部さんへの質問も!?

文:電撃オンライン

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■決してスタイリッシュではない上条当麻からあふれる魅力■

――それにしても阿部さんが上条当麻を演じるのはかなり久しぶりといった感じがします。

 そうですね。TVアニメ以降だと、アプリの『嫁コレ』以来でしょうか。アニメからゲーム化、さらに今回の劇場版と、こんなに長く付き合うキャラは初めてですね。上条当麻は、僕が初めてオーディションで受かった役でもあるので、人一倍思い入れがあります。僕ってけっこう演じる役に感情移入するタイプなので、上条に対しては一番の理解者というか、戦友のような気持ちすら抱いていたりします(笑)。

――上条を演じるうえで苦労した部分はありますか?

 今でこそ声の高低の出し方や、“上条節”と呼ばれる場面の演じ方は覚えましたが、最初はキャラ性をつかむのに苦労しました。アニメの最初のほうで、ステイルとの戦闘中に怖くて逃げ出すところとか特に。彼は単純なヒーローキャラではなく、恐怖や怯えも感じる平凡な高校生なんだという芝居は難しかったです。

 アニメ1期の4、5話あたりから上条当麻という役をつかみはじめ、以降はその感覚を崩さないように意識していきましたね。現場ではキャストと監督の間でディスカッションが盛んに行われていて、僕はそれを通じて“絵に任せた演技をしてはいけない”と心掛けるようになりました。

――個人的に、上条当麻の魅力はどんなところだと思いますか?

 やっぱり彼の心がブレないところでしょうか。それも、ただブレないだけの強い人物ではなく、ところどころで平凡な高校生という一面ものぞかせるのが魅力ですね。彼は超人ではなくあくまで一般人なので、親近感もわきやすく、多くの人間の輪ができるのだと思います。

 あと、日常シーンと戦闘シーンのギャップも魅力の1つだと感じてます。普段はダルそうな上条さんが、シリアスな展開になると熱血漢になるのが見ていておもしろいですね。彼は決してスタイリッシュなキャラではなく、戦闘では泥だらけになったり這いつくばったりもします。それでも諦めずに頑張る姿に、僕はジーンときちゃいます。

――上条の理解者である阿部さんから見て、上条と自分で似ている部分はありますか?

 う~ん、単純なところだったり、激しやすいところですかね。自分も上条さんのように、けっこう言いたいことは言っちゃうタイプなので(笑)。

――ちなみに、上条以外でお気に入りのキャラは誰でしょうか?

 ステイルですね。初期のころ、彼がインデックスの記憶を消す時に言う誓いのセリフがすごくカッコイイんです! 上条といがみ合いながらも、なんだかんだで結局は助けてくれるところもかわいらしいですね。他にも、姫神には幸せになってほしいなあと感じています(苦笑)。

――ゲームや劇場版以外に『とある科学の超電磁砲』のアニメ2期もあり、まだまだ上条の活躍が見られそうですね。

 『とある科学の超電磁砲』の2期は妹達(シスターズ)のお話が中心になるとのことなので、まあ上条もきっと出演しますよね(笑)。ストーリーの一部は過去にも触れた内容ですが、美琴の視点から追うことで新たな発見もあると思います。改めてあのストーリーを見ると、学園都市の闇の側面を再認識できるんじゃないでしょうか。

――では、最後にファンに向けてメッセージをお願いします。

 今回のゲーム版は、『とある魔術の禁書目録』シリーズ初の群像劇が楽しめます。それぞれのシナリオの主人公たちが『禁書目録』らしい活躍を見せてくれるので、シリーズファンは発売を楽しみに待っててください!

■特別企画! とあるキャストの個別質問(インタビュー)■

 ここで、阿部敦さんに向けた特別企画をご用意。本特集のインタビューに出演したキャストの方々から、阿部さんへのさまざまな質問をお聞きした。プライベート感あふれる質問の数々に対し、阿部さんの返答やいかに!?

●白井黒子役・新井里美さんの質問……「劇場版のアフレコ終了時に、みんなはヘトヘトだったのになぜか阿部君はピンピンしてましたね。どうしてそんなに若々しいの? 秘訣は!?」

 僕も疲れていましたけど、それ以上に楽しい気持ちが上回っていたんだと思います(笑)。終わり際は疲労もピークでしたが、達成感があってなんだかみんなで合宿しているような気分になりました。何より上条当麻という“劇場版の一番の盛り上げ役”を担っていましたから。

●御坂美琴役・佐藤利奈さんの質問……「阿部さんとはよく一緒に飲みに行きますが、たいてい私のほうが先に酔いつぶれちゃいますよね。なんでそんなに酔わないんですか?」

 僕はあまり酔わない体質みたいなんですよ。しょっちゅうお酒を飲みますが、いまだに記憶を失うくらい酔ったことはありません。佐藤さんは酔っ払うととてもおもしろかったですね~。僕の身体バシバシ叩いたりして(笑)。

●一方通行役・岡本信彦さんの質問……「上条当麻は海外のいろいろな場所に行ってますけど、阿部さんは最近だと海外のどこに行きたいですか? 行くなら僕も連れて行ってください!」

 岡本君だったらいいよ(笑)、行こう! 海外だと最近はポルトガルに行きたいね。大航海時代とかロマンがあるし、街並もキレイだって聞くし。


『とある魔術と科学の群奏活劇(アンサンブル)』

【次回予告】今回は阿部さんにいろいろと答えていただきましたが、いかがでしたでしょうか? 上条さんの演技以外にも、いろいろなことがわかったのではないかと思います。

 これまで5回行ってきたキャストインタビューですが、次の井口裕香さんのインタビューで最後。井口さんのインタビューは、間に合えば来週にも掲載する予定ですので、お楽しみに~。

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(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN
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※画面は開発中のもの。

データ

▼『とある魔術と科学の群奏活劇(アンサンブル)』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年2月21日
■希望小売価格:6,280円

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