2013年1月30日（水）

3Dの“ぱふぱふ”は必見!? 圧倒的に遊びやすくなった3DS版『ドラゴンクエストVII』の開発裏話インタビュー【ゲームやろうぜ！】

■遊びやすくなった3DS版は、より多くの人にエンディングを楽しんでほしい！

――ネタバレになるので、あまり詳しくはお聞きしませんが、ストーリー的な注目点について教えてください。

杉村：ストーリーについてはオムニバス形式に近いんですけれど、主人公が主人公である由縁がはっきりと描かれているのが特徴だと思います。いわば、ある家族の物語でもありますので、そこを楽しんでいただければと。

藤本：ショートエピソードの連続で、それぞれが違うお話なんですけど、最終的にそれが1つにまとまっていくという醍醐味があると思います。『ドラゴンクエストVII』は本当にボリュームが多いので、PS版の時にはエンディングまでたどりつけなかった人もいると思うんですよ。でも、3DS版はかなりサクサクと遊べるので、ぜひエンディングの感動を味わってほしいですね。

眞島：ストーリーの部分も楽しいと思いますが、登場人物がユニークな部分にも注目してほしいですね。パーティ内での相談や会話で判明する性格的な部分もそうなんですけど、ツボを1つ割るにしてもアクション面での違いがあります。

――ちなみに、お気に入りのキャラクターは誰になりますか？

眞島：メルビンですね。元々おっさんキャラが好きなんですけど、『ドラゴンクエスト』シリーズでここまで歳を取っている男性も珍しいじゃないですか。それから、3DS版ではガボがオオカミに乗ったことで、かなり僕の中での順位が上がりました（笑）。

杉村：でも、メルビンの“羊飼い”ファッションは、なかなか似合うんですよね。

眞島：全般的にメルビンは、どんな職業のグラフィックもインパクトが強い気がします。よくも悪くも（笑）。

藤本：「おじいさん、頑張ったね！」という印象を受けますね（笑）。

――杉村さんと藤本さんはいかがですか？

杉村：私はやっぱり主人公ですね。自分で操作するということで愛着もありますし。

藤本：僕はキーファかなあ。ストーリー面でもバトル面でも、すごく頼りになる兄貴分であり、みんなを引っ張っていく“お兄ちゃんキャラ”なので！


▲『ドラゴンクエストVII』のストーリーは、たくさんのエピソードを“見守る”、“手助けをしていく”といった形が多い。主人公をはじめとしたメインキャラクターたちが、どんな冒険や事件に出会うことになるのか注目だ。

――それでは最後に、本作の発売を楽しみにしているユーザーにメッセージをお願いします。

藤本：13年ぶりによみがえるということで、見た目からしてガラリと雰囲気が変わっています。ですから、PS版をプレイされた方も新鮮な気持ちでプレイできると思います。

　初めての方には、『ドラゴンクエスト』シリーズらしいストーリーがたくさん詰まっているナンバリングタイトルなので、そのストーリーを堪能してほしいです。そして皆さん、ぜひともエンディングまで、ゆっくりでいいので行ってください！

杉村：いつもリメイクをさせていただく時、一番考えているところは、堀井雄二節の本道を絶対にはずさないというところです。今回もそこを固く守ってやっていますので、ぜひ、じっくりとプレイしていただければと思っています。

眞島：決して、ただイージーにしたのではなく、パスタでいえばアルデンテのような、骨太のRPGの醍醐味を残して、すごく食べやすく作った料理という感じに仕上がっています。ぜひプレイして、その感想を聞かせてください。


▲発売まで、あと1週間！　世界観、ストーリー、バトル、システムと、どれを取っても遊びごたえバツグンの『ドラゴンクエストVII』に期待しよう！


▲おなじみのモンスターのぬいぐるみと一緒に記念撮影。ちなみに今回のインタビューは、水色の壁にスライムの模様があしらわれた『ドラゴンクエスト』らしい部屋で行われました。

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