2013年2月9日(土)
電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第67回となる今回は、『ジョシコーセーの成分。 SCHOOL GIRL OVERFLOW』を執筆したハセガワケイスケ先生のインタビューを掲載する。
▲ゆあ先生が描く『ジョシコーセーの成分。 SCHOOL GIRL OVERFLOW』の表紙イラスト。 |
本作は、なんでもない日常を過ごす、なんでもないジョシコーセーたちの、なんでもない物語。たくさんの期待と不安を抱いたジョシコーセーたちの青春が描かれていく。
ハセガワ先生には、本作のセールスポイントや小説を書く時にこだわっているところなどを語っていただいた。また、電撃文庫 新作紹介ページでは、本作の内容を少しだけ立ち読みできるようになっている。まだ読んでいない人はこちらもあわせてご覧あれ。
――この作品を書いたキッカケを教えてください。
なんにも起きなくて平和でたのしい女の子たちの日常が描ければ、と思いました。
――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか?
“なんにも起きないこと。普通なこと。”です。読む方のペースで読めるように! なっていればいいのですががが……!
――作品を書くうえで悩んだところは?
とにかく説明をしないこと。なにげないことをなにげなく書くこと。です。あとはやはりリズム。ことばの置き方や点や丸の打ち方、文章の流れなどなど。読む方のペースで文字を追いページをめくれるようになればいいなと。
――執筆にかかった期間はどれくらいですか?
すごく時間がかかって1カ月くらい寝かせておいたと思うと、ある日、1カ月悩んでいた部分がするっと一時間ほどで終わってしまったり。そんなことをくり返した3カ月間。ネタを練っていた時間をふくめるともうすこし長期間かもです。
――執筆中に起きた印象的な出来事はありますか?
ミスドで書いてたら、斜め前に座ってた就活中の学生さんがチキンカツ食べてました。むしゃむしゃ食べてました。そんなメニューはミスドにありません……。
――主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。
全員が主人公で、モデルがいたりいなかったり、いなかったりいたり。
――小説を書く時に、特にこだわっているところはどこですか?
簡単なことを簡単に書く。むずかしくしない。
――アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?
音楽を聴いたり。書きはじめる前に、ちょっとの時間だけでも本を読んだりします。動画見たり、写真を眺めたり、いろいろやります。あまい飲み物を飲んだりもします。
――高校生くらいのころに影響を受けた人物・作品は?
高校くらいだと作品より友達や先輩たちに影響を受けました。何気ない会話だったり、遊んだことだったり、誰かといっしょにすごした時間の影響が大きくあります。それとは逆に、1人で妄想をふくらますのも大事でした。あとは、演劇作品を多く観ました。
――現在注目している作家・作品は?
逆になにか誰かおすすめがあれば教えてください……!!
――今熱中しているものはなんですか?
フットサル。ゆっくりまったりできるカフェを探したり。 部屋のおそうじ。と、模様替えです。
――ゲームで熱中しているものがあれば教えてください。
『とびだせ どうぶつの森』をやっていましたが、1日セーブをせずに3DSのふたを閉じ、何気なくそこに「ていっ」って放ってしまい、その反動でソフトが飛び出してきて1日分が飛んでしまいました。再開した時にリセットさんにとがめられ、心が折れました。
――それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。
えーっと、手に取ってぺらぺらとめくって見てください。ほら、白いでしょ!?
(C)ハセガワケイスケ/AMW
イラスト:ゆあ
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